北アルプス縦走: 蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳~西岳~槍ヶ岳【テント泊】
2008年7月27日(日)~8月1日(金)
《往路》
7月27日(日)
新宿西口23:00(夜行バス・さわやか信州号・車中泊)
⇒上高地バスターミナル・7月28日(月)06:00着
_____________________________
《帰路》
8月1日(金)
新穂高温泉バスターミナル14:30(毎日アルペン号)⇒
新宿西口20:00
______________________________
テント泊デビュー、この年齢で!
リュックの荷物を思いっきり減らす。GPSも置いていく。
テントの重量分だけ、我が体重を減量して臨む。
テント・シュラフ・マット・ガスコンロ・コッヘル・水・食料一日分など等でリュック込み重量10キロ。
それでも重く感じる。
初日、長塀尾根の急坂をクリアーできるかな。
食料不足分は山小屋で仕入れることにする。
7月28日(月)
上高地バスターミナル06:00(朝食)6:30スタート~明神~
徳沢~【長塀尾根】蝶ヶ岳14:31~蝶ヶ岳ヒュッテ・テント場14:50(泊)
=行動時間8時間20分
リーダーと徳沢で合流する。
一日中、雨が降り続く。
コースの殆どが樹林帯で、まだ良かった。
時々、土砂降りや雷鳴も混じる。
長塀尾根は2~3年前の正月に、新雪ラッセルで苦しみ、敗退したコースである。
今、通ってみると、広い尾根が広がっている。積雪時にはコースが分りにくい訳だ。
山上の妖精の池は、2~3ヶある池のどれだか、分らず仕舞い。
テント場でリーダーに教わりながら、テント設営をする。
隣のテントは子供2人連れの外人さんだ。
夜は満天の星と天の川、大町市街の町明かりも見える。
テント場は宵闇の訪れとほぼ同時に静粛になる。
たっぷり、眠れて快適だ。
心配した腰痛も、忘れて眠る。
【河童橋スタート】この時は、雨は降っていない
【蝶ヶ岳ヒュッテ到着】雨が止んで、テント設営しやすい
7月29日(火)
蝶ヶ岳ヒュッテ・テント場6:34~常念岳~常念小屋
~大天荘・テント場16:51(泊)=行動時間10時間17分
常念岳の百名山たる所以を思い知る。
蝶ヶ岳方面から登るとよく分るが、堂々たる重量感、行けども行けどもそこに見えている頂上に到達しない。
ひょっとして、富士山以上だ。
背負っている荷物が重いからか、マイッタ、参った。
常念小屋前のテーブルで昼食がてら、大休憩。
横通岳と東天井岳は巻いてしまう。
リーダーは今回目的の一山・横通岳にわざわざ登ってくる。
私は常念岳で精も根も使い果たし、パスする。
東天井岳への登路は廃道通行止となっている。
公序良俗を守るリーダーはあえて登ることをせず、従う。
ハァー、大天荘テント場だーい。着いた、着いた。
ふと、隣のテントを見やると、2人子供連れた外人さんだ。
思わず、昨日、蝶のテント場でも一緒でしたねと声を掛ける。
僕じゃないです、僕の友人です、ここで落ち合うことになっているのだが、携帯が通じなくて~~、でも生きて無事なのがわかって良かった。
明日はゆとりの日程を組んである。
すべてを明日にまわして、キャンプ場が静かになると同時に、就寝する。
【マイテントデビュー】
【蝶ケ岳から大天井岳への道はるか】
【左から前穂・奥穂・涸沢・北穂】手前に屏風岩
【常念岳へ向かう】蝶ヶ岳から
【横通岳から大天井岳へ続く道】常念岳から
【大天荘テント場】後ろに槍ヶ岳
【燕岳】大天荘から
7月30日(水)
大天荘・テント場10:13~大天井ヒュッテ
~ヒュッテ西岳・テント場14:22(泊)=行動時間4時間09分
外人さんが富士山が見えるよと教えてくれる。
富士山が見えたから、お祝いにご飯は赤飯だ、と親子3人で分け合って食べている。
山という漢字は知っている、ふじという漢字を子供に教えてという。
地面に石で書くと、子供はすぐ覚える。
大天井岳へはわずか10分で着く。
大天井岳から360度の大展望を楽しむ。
リーダーは赤沢山の位置を地図と首っ引きで確認している。
外人さんが子供と一緒に昨日、東天井岳に登ったと聞いてリーダーは、それなら俺も登ってくると、やにわに支度を始める。
私は留守番する。大天井岳からの眺望を心ゆくまで、楽しもう。
韋駄天リーダーはあっという間に戻ってくる。
西岳ヒュッテに向けて出発する。
里山となんら変わらぬ道中の暑さに、参る。
西岳ヒュッテでテントを設営したら、やる気満々のリーダーはすぐ赤沢山へ向かう。
私も行く気になる。
ながーい虎ロープを頼りに、沢まで降りる。
これが、いけなかった、ようだ。
尾根への取り付きが見つからない。
私は単独でここから引き返す。
テント場からリーダーが尾根を登り、山頂に到達したのを確認する。
若いカップルもギャラリーになって見守ってくれる。
疲れを知らぬリーダーは戻るなり、すぐ西岳頂上を目指す。
私もハァハァ、付いて行く。
夕食は、ヒュッテ自慢のカレーにする。
赤沢山登頂の祝杯をあげる。
なかなか手強い山だったそう、オメデトウ!
ここのテント場では、選ぶ場所を間違った。
少しの傾斜でも安眠できないのがよく分った。
【槍ヶ岳から奥穂まで見える】大天井岳から
【野口五郎岳】大天井岳から
【水晶岳】大天井岳から
【鷲羽岳】大天井岳から
【槍ヶ岳・北鎌尾根】大天井岳から
【左から前穂・奥穂・北穂・南岳】手前はこれから辿る東鎌尾根、大天井岳から
【大天井岳山頂】後ろに槍ヶ岳
【大天荘テント場のマイテント】後ろ奥穂
【大天荘から西岳へ出発】
【槍ヶ岳の好展望ポイント】
【西岳ヒュッテ到着】
【赤沢山の尾根を登るリーダー】西岳ヒュッテ・テント場から
【赤沢山頂上のリーダー】西岳ヒュッテ・テント場から
7月31日(木)
ヒュッテ西岳・テント場4:45~【東鎌尾根】水俣乗越
~ヒュッテ大槍~槍ヶ岳山荘テント場9:19(泊)=行動時間4時間34分
猫も杓子も槍ヶ岳、我らも今夜は槍ヶ岳山荘テント場泊まりである。
30張しかないテント場確保を目指し、未だ明けやらぬうちに朝御飯をいただいて出発。
梯子・やせ尾根の連続する東鎌尾根をこれ以上ゆっくり歩けない歩調で歩く。
Tシャツ1枚でも寒くない槍ヶ岳山頂でゆったり時間つぶし。
最後の晩餐は槍ヶ岳山荘カフェでいただく。
【朝日に輝く槍ヶ岳】
【槍をバックに一休み】
【前穂五峰が行儀よく並ぶ】
【槍の左に槍ヶ岳山荘が見える】
【槍と小槍】槍ヶ岳山荘に到着
【槍ヶ岳頂上】ガスって展望なし
8月1日(金)
槍ヶ岳山荘・テント場5:32~飛騨乗越分岐~槍平小屋~
滝谷出合~白出沢出合~バスターミナル・新穂高温泉12:36=
行動時間7時間04分
未明、強風に我がテントがパタパタあおられる。張綱がピンと張ってなく、しかも地面から少し浮いていた。
お花畑を観賞しながら下り、山旅は幕となる。
【若いカップル】3泊とも同じテント場だった
【飛騨乗越から下る】一面お花畑の中を通る
北アルプス:蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳~西岳~槍ヶ岳の花
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2008年7月27日(日)~8月1日(金)
《往路》
7月27日(日)
新宿西口23:00(夜行バス・さわやか信州号・車中泊)
⇒上高地バスターミナル・7月28日(月)06:00着
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《帰路》
8月1日(金)
新穂高温泉バスターミナル14:30(毎日アルペン号)⇒
新宿西口20:00
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テント泊デビュー、この年齢で!
リュックの荷物を思いっきり減らす。GPSも置いていく。
テントの重量分だけ、我が体重を減量して臨む。
テント・シュラフ・マット・ガスコンロ・コッヘル・水・食料一日分など等でリュック込み重量10キロ。
それでも重く感じる。
初日、長塀尾根の急坂をクリアーできるかな。
食料不足分は山小屋で仕入れることにする。
7月28日(月)
上高地バスターミナル06:00(朝食)6:30スタート~明神~
徳沢~【長塀尾根】蝶ヶ岳14:31~蝶ヶ岳ヒュッテ・テント場14:50(泊)
=行動時間8時間20分
リーダーと徳沢で合流する。
一日中、雨が降り続く。
コースの殆どが樹林帯で、まだ良かった。
時々、土砂降りや雷鳴も混じる。
長塀尾根は2~3年前の正月に、新雪ラッセルで苦しみ、敗退したコースである。
今、通ってみると、広い尾根が広がっている。積雪時にはコースが分りにくい訳だ。
山上の妖精の池は、2~3ヶある池のどれだか、分らず仕舞い。
テント場でリーダーに教わりながら、テント設営をする。
隣のテントは子供2人連れの外人さんだ。
夜は満天の星と天の川、大町市街の町明かりも見える。
テント場は宵闇の訪れとほぼ同時に静粛になる。
たっぷり、眠れて快適だ。
心配した腰痛も、忘れて眠る。
【河童橋スタート】この時は、雨は降っていない
【蝶ヶ岳ヒュッテ到着】雨が止んで、テント設営しやすい
7月29日(火)
蝶ヶ岳ヒュッテ・テント場6:34~常念岳~常念小屋
~大天荘・テント場16:51(泊)=行動時間10時間17分
常念岳の百名山たる所以を思い知る。
蝶ヶ岳方面から登るとよく分るが、堂々たる重量感、行けども行けどもそこに見えている頂上に到達しない。
ひょっとして、富士山以上だ。
背負っている荷物が重いからか、マイッタ、参った。
常念小屋前のテーブルで昼食がてら、大休憩。
横通岳と東天井岳は巻いてしまう。
リーダーは今回目的の一山・横通岳にわざわざ登ってくる。
私は常念岳で精も根も使い果たし、パスする。
東天井岳への登路は廃道通行止となっている。
公序良俗を守るリーダーはあえて登ることをせず、従う。
ハァー、大天荘テント場だーい。着いた、着いた。
ふと、隣のテントを見やると、2人子供連れた外人さんだ。
思わず、昨日、蝶のテント場でも一緒でしたねと声を掛ける。
僕じゃないです、僕の友人です、ここで落ち合うことになっているのだが、携帯が通じなくて~~、でも生きて無事なのがわかって良かった。
明日はゆとりの日程を組んである。
すべてを明日にまわして、キャンプ場が静かになると同時に、就寝する。
【マイテントデビュー】
【蝶ケ岳から大天井岳への道はるか】
【左から前穂・奥穂・涸沢・北穂】手前に屏風岩
【常念岳へ向かう】蝶ヶ岳から
【横通岳から大天井岳へ続く道】常念岳から
【大天荘テント場】後ろに槍ヶ岳
【燕岳】大天荘から
7月30日(水)
大天荘・テント場10:13~大天井ヒュッテ
~ヒュッテ西岳・テント場14:22(泊)=行動時間4時間09分
外人さんが富士山が見えるよと教えてくれる。
富士山が見えたから、お祝いにご飯は赤飯だ、と親子3人で分け合って食べている。
山という漢字は知っている、ふじという漢字を子供に教えてという。
地面に石で書くと、子供はすぐ覚える。
大天井岳へはわずか10分で着く。
大天井岳から360度の大展望を楽しむ。
リーダーは赤沢山の位置を地図と首っ引きで確認している。
外人さんが子供と一緒に昨日、東天井岳に登ったと聞いてリーダーは、それなら俺も登ってくると、やにわに支度を始める。
私は留守番する。大天井岳からの眺望を心ゆくまで、楽しもう。
韋駄天リーダーはあっという間に戻ってくる。
西岳ヒュッテに向けて出発する。
里山となんら変わらぬ道中の暑さに、参る。
西岳ヒュッテでテントを設営したら、やる気満々のリーダーはすぐ赤沢山へ向かう。
私も行く気になる。
ながーい虎ロープを頼りに、沢まで降りる。
これが、いけなかった、ようだ。
尾根への取り付きが見つからない。
私は単独でここから引き返す。
テント場からリーダーが尾根を登り、山頂に到達したのを確認する。
若いカップルもギャラリーになって見守ってくれる。
疲れを知らぬリーダーは戻るなり、すぐ西岳頂上を目指す。
私もハァハァ、付いて行く。
夕食は、ヒュッテ自慢のカレーにする。
赤沢山登頂の祝杯をあげる。
なかなか手強い山だったそう、オメデトウ!
ここのテント場では、選ぶ場所を間違った。
少しの傾斜でも安眠できないのがよく分った。
【槍ヶ岳から奥穂まで見える】大天井岳から
【野口五郎岳】大天井岳から
【水晶岳】大天井岳から
【鷲羽岳】大天井岳から
【槍ヶ岳・北鎌尾根】大天井岳から
【左から前穂・奥穂・北穂・南岳】手前はこれから辿る東鎌尾根、大天井岳から
【大天井岳山頂】後ろに槍ヶ岳
【大天荘テント場のマイテント】後ろ奥穂
【大天荘から西岳へ出発】
【槍ヶ岳の好展望ポイント】
【西岳ヒュッテ到着】
【赤沢山の尾根を登るリーダー】西岳ヒュッテ・テント場から
【赤沢山頂上のリーダー】西岳ヒュッテ・テント場から
7月31日(木)
ヒュッテ西岳・テント場4:45~【東鎌尾根】水俣乗越
~ヒュッテ大槍~槍ヶ岳山荘テント場9:19(泊)=行動時間4時間34分
猫も杓子も槍ヶ岳、我らも今夜は槍ヶ岳山荘テント場泊まりである。
30張しかないテント場確保を目指し、未だ明けやらぬうちに朝御飯をいただいて出発。
梯子・やせ尾根の連続する東鎌尾根をこれ以上ゆっくり歩けない歩調で歩く。
Tシャツ1枚でも寒くない槍ヶ岳山頂でゆったり時間つぶし。
最後の晩餐は槍ヶ岳山荘カフェでいただく。
【朝日に輝く槍ヶ岳】
【槍をバックに一休み】
【前穂五峰が行儀よく並ぶ】
【槍の左に槍ヶ岳山荘が見える】
【槍と小槍】槍ヶ岳山荘に到着
【槍ヶ岳頂上】ガスって展望なし
8月1日(金)
槍ヶ岳山荘・テント場5:32~飛騨乗越分岐~槍平小屋~
滝谷出合~白出沢出合~バスターミナル・新穂高温泉12:36=
行動時間7時間04分
未明、強風に我がテントがパタパタあおられる。張綱がピンと張ってなく、しかも地面から少し浮いていた。
お花畑を観賞しながら下り、山旅は幕となる。
【若いカップル】3泊とも同じテント場だった
【飛騨乗越から下る】一面お花畑の中を通る
北アルプス:蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳~西岳~槍ヶ岳の花
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