子どもは、おなかにいる7か月から耳が発達しているということです。
ですから、言語教育といえば、胎児期からできるということになりますね。
よく話しかけてあげることが大事です、とよく言われますよね。
それが大切なことはわかるんだけど、
子どもはすぐに言葉は出せないし、
聞こえてるんだか、わかっているんだか・・・
なんだか独り言みたいと思ったりもしました。
話しかけてはいましたが、
出産祝いでいただいた絵本があるし、
見せてみようと思ったのが、生後3か月。
息子のブックスタートでした。
保育士資格取得のときに、勉強したこと。
追視(動くものを目で追う)が、3か月くらいから、
180度可能となり、遠近調節も可能になる。
赤黄青緑の識別ができるようになってくる。
横になっている息子に、絵本を見せると、
目が絵を追っていて、喜んでいるのがわかりました。
本は読むものと自然に理解していったような気がします。
もちろん、膝に乗せて、読んであげることの方が多かったです。
そのときは、モンテッソーリは知らなくて、
ただ本好きな子になってほしいなーという思いで読んでいました。
対象年齢より少し上の本もよく聞いてくれたので、
どんどん読んであげていました。
その後、モンテッソーリを勉強して知ったこと。
実体験が先にあることが大切だということでした。
先に絵本で、知識を詰め込んでしまうと(そのつもりがなくても)
頭でっかちな子になってしまいます。
息子は、ちょっとその傾向だったと思います。
できないのに「知ってる」ということで、できたような感覚になっていたり、
頭で考えて、できないと思ってしまったり。
そのバランスについて、モンテッソーリ園で教えていただきました。
息子は、絵本や本は、今も、大好きですし、想像力も豊かになったと思うし、
本では、普段使わない言葉も知ることができたりして、大変よいものだと思います。
好きな絵本の紹介もしていきたいと思っています。
でも、大切なのは。
目で見て、手で触って、耳で聞いて、においをかいで、味わって。
五感をフルに使って知ったことと、絵本で知ったこととは大違いです。
小さいときほど、丁寧に大人が言葉を教えてあげることが一番大切だと思います。
その際、正しい言葉をゆっくりと発声してあげるといいです。
もし、猫を見て、「にゃーにゃー」と言ったとき。
「にゃーにゃーだね。」と言ってしまうと、
「にゃーにゃー」と覚えてしまいます。
「ちがうよ。猫だよ。」と言ってしまうと、
にゃーにゃーって聞こえるのに・・・と子どもが否定された気持ちに。
「にゃーにゃーって鳴いてるね。猫がいるね。」などと、
子どもが言ったことを否定しないで、認めてあげてから、
正しい言葉を教えるといいそうですよ。
P.S.昨日の夕食作り、息子(小1)がじゃがいもを短冊切りにしました。
大きくて固めのじゃがいもだったので、スライスは私がしましたが、
細く切るのは息子がやりました。
ちょっと手持ちぶさたそうだなと思って、やる?と声をかけたら、
すぐにやってくれました。声をかけるタイミングも大切ですね。