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夢の羅列<委任状>

2016-04-30 21:21:36 | Dreams
夢の羅列<委任状>


つづき。

右手に握っていたものは……、

あの印を押した数十枚の紙片であった。

無意識に拾い集めてきたのだろうか。

というよりも、そうか、思い出した。

この印は全部、生徒たちの名前だ。

つまり、これは白紙の委任状なのだ。

何の委任状かというと、

去年に法改正されて、とうとう自衛隊が軍隊になるのだが、
徴兵制が施行される前に機運を高める目的で、希望入隊者を政府が募った。

そしてその募集の一部を学校側が代理をしたのが、なかなか希望者は集まらなかった。
それで、この旅行の直前に、どさくさに紛れて白紙に印を押させ、集めたのだった。

これを提出すれば我が組は100パーセントの入隊希望率である。

聞いた話によれば、
この印の紙片は、後々まで大事に残され、
最後、というよりも最期にその本人の遺骨の壺に貼られて戻ってくるらしい。

この押印の紙が貼られた骨壺が帰ってくることを想像したら、
ひどくリアルなイメージに私は包まれ、
古旅館の辛気くさい階段を降りていることも相まって、暗い気持ちになった。

すでに日本海側に、通常火薬の小型ミサイルが1万発配備されたという。

そんなことを考えていたら、1階を通り過ぎ、地下まで降りてしまっていた。

こんな古い木造の旅館に地下なんかがあるのか、と少し驚いていると、

「おーい、こっちこっち」

明らかに私を呼ぶ声がした。

「えっ、なんであいつがここにいるのか」

つづく。

Diary 4/29

2016-04-29 23:10:00 | Diary
ちょっとした素材を大阪のある会社へ注文をし、
発送されたのが26日。

インターネットで追跡をすると、
翌日の27日早朝には「ある運送会社」の世田谷拠点まで、すんなりと到着した。

荷物は70kgほどの大型なので、
私がもし不在であったり、作業中の場合に気がつかなかったりして、
再配達をさせることになると申し訳ないと思い、そういった場合は、
再配ではなく、敷地内に置いておいてくれ、とメモをドアに貼っておいた。

私は大変に気がきく男なのだ。

ところが27日には配達されなかった。

その代わりというわけでもないが、
27日の朝に注文したアマゾンが、27日の昼に届いた。
最近、アマゾンはまた佐川による配達が復活したのだと気がついた。

それから翌日の28日に私は所用で終日不在をしたが、
帰ってきてみると、まだ素材は届いていなかった。

ネットで荷物の追跡をしてみると、
どうやら世田谷の拠点にあるまま動きがないようだ。

昨今の運送事情で、こんな悠長なこともあるのだなあと笑っていたが、
さすがに連休中には素材が欲しいので、
今日29日になって件の世田谷拠点に電話をしてみると、
「あっ、明日に配達の予定になっています」とのこと。

面白い。

要するに、
催促を入れた順に配達をしているのではないか。
もしくは、ブツが重いから、配達員が押しつけあっているのではないか。

ノリが企業ではないね。

もちろん、ヤマトでも佐川でもありません。

もしこれで明日に来なくても、私はまったく驚かない。

最近、世間が急ぎ過ぎのような気がするから、
これくらいでちょうど良いという思いもある。

今日は風が強かった。

夢の羅列<生き布団>

2016-04-24 21:18:05 | Dreams
つづき。

廊下に立つ私を左からすり抜けたのは布団だった。

布団。しかし自身で移動するからには足がある。

足がある布団。生き布団か。

その生き布団が私には構わず、廊下の端の階段の前にいる老婆に襲いかかった。

いや、襲いかかったように見えたが、直前で止まった。そして叫んだ。

「おもちゃの缶詰、ハズレたくせに!!」

ついさっきまでは私を嘲るかのようだった老婆の表情が曇った。

生き布団はさらに詰め寄り罵った。

「おもちゃの缶詰、ハズレたくせに!!」

しわくちゃな老婆の細い目から大粒の涙が溢れてきたのが見えた。

そしてすぐに声を上げて老婆は泣き出した。
よほど、おもちゃの缶詰に思いが詰まっていたのだろう。

下を向き顔を手で覆う小さな老婆は、さらにさらに小さく見えた。

先ほどまでその老婆の首を飛ばすの蹴飛ばすのと私は考えていたくせに、
途端に可哀想になってしまって、後ろから布団の裾を引っ張った。

「おいおい、こら、年寄りをいじめるんじゃないよ」

布団が振り向いた。

あっ、ムンク。

こいつ、オレが何度も踏みつけたあの布団の高校生じゃないか。
ムンクみたいな顔で気絶していたのに、気がついたのか。すると、

「先生っ! お怪我はありませんか」

「怪我なんかしてないよ」

そうか、オレは先生だった。この子たちを引率していたのだった。

思い出した。

高校の修学旅行だったのだが、
本来、予約をしていた新しく大きな旅館に問題があり、
私のクラスだけがそこ泊まれず、こちらの古い旅館に来たのだった。

それで、オマエはたしか、「オオムラだったっけ」

「そうです。大村です」

「美術部の大村だよな」

「やだなぁ先生。先生が顧問じゃないですか」

「そうかそうか。そうだよなぁ。そうだった。そうだった」

私は何かすべてが氷解したような気分で、やたらに頷いたのだった。

「先生、トイレは下の階ですよ。案内しましょうか」

おお、それもそうだった。私はトイレを探していたのだった。
よく知ってるな、大村。

先ほど部屋の中でトイレを探していた時にきっと「トイレ、トイレ」と
独り言を呟いていたのだろう。

そろそろ我慢も限界であるような気がした。そういえば、

婆さん。あっ、婆さんがいない。

ここにいるのは耐えきれずに、泣きながら下へ降りてしまったのか。

うちの生徒がひどく悪いことをしてしまった。
後で謝らなくては。
まったく最近はお年寄りを敬わない輩がいるから困ったものだ。

そんなことを思いながら、私はひとりで階段を降りた。

階段を降りながら、なんとなく右手を見ると、

あっ、

つづく。

夢の羅列<毬と暴力>

2016-04-23 18:12:15 | Dreams
夢の羅列<毬と暴力>


つづき。

私と老婆は薄暗い廊下で対峙している。

私は、私が発した言葉の月並みさに自分自身でがっくりとしている。
しかし、老婆に対してはまだ虚勢を張っている。

120cmの老婆は、私の質問に答えようとせず「フフフ」と嗤っている。

老婆が現れた時にはまったく余裕を感じていた私であったが、
一瞬で劣勢に立たされた。それもこれも、
私の普段の修練の足りなさゆえであり、たとえ夢の中であっても、
浅い底を露呈させてしまうのだった。

しかし、もうどうにもならないなら、
あの老婆を正面から蹴飛ばしてやればいいのではないか。
そして口笛でも吹きながら階下へ降りればいいのではないか。
世の中とは案外そんなものである。

その時代においての、その社会に限っての小賢しい理屈や常識など、
より大きな力によって、それがほんの気まぐれであったとしても、
簡単に吹き飛んでしまうのだ。

いや違うな。

今、理屈や常識に囚われているのは私の方だ。

目の前で忌まわしく嗤う老婆は小さな理屈や常識では登場をしなかった。

反対に私は勝ったの負けたの蹴飛ばすのと、どうにも理屈っぽい。

……いや、やはり違うな。

やっぱりここは爆発的に蹴飛ばしてあの存在を消滅してやるべきだ。

私こそ理屈に囚われている、などと考えている時点でもう普通っぽいな。

理屈を抜きにするなら、考える前に足が出ているはずだ。

あの小さな老婆をなんの躊躇もなく、
まるで毬のごとくに蹴飛ばして、首が飛ぼうが死のうが生きようが、
あとはヘラヘラ笑っているはずだ。

いや、それではただの基地外か。

というより、おしっこしたい。トイレを探していたのだった。

その時、後ろから不吉な風のように私の横をすり抜けたのは……、

つづく。

夢の羅列<夜の缶詰>

2016-04-21 19:39:34 | Dreams
夢の羅列<夜の缶詰>


つづき。

敷居のあたりに散らかった紙片を見ていた私は、
微かな物音に後ろを振り返った。

「うっ」

正直、驚いた。

ひどく小さな老婆が着物姿で薄暗がりに立っていたのだ。

推定120cmほどか。私をじっと見ている。

私も老婆も廊下にいて、4メートルほど離れている。

私はまだしゃがんだままで、首だけを老婆に向けていた。

「まぁだわからぬのか、オマエは」

「はっ?」

相手が老婆だからか油断した。
間抜けな声を出してしまった。

「我慢。がんばり。騙し騙され、すべての怒りは夜に缶詰にされるのじゃ」

「はっ?」

私の意識は混乱した。
老婆が何を言っているのか、全くわからなかった。
しかし同時に立ち上がりながら私は
このまま負けることをよしとはしないつもりであった。

夢の中での禅問答に勝ちも負けもないのだが、
突然に涌いて出てきた老婆に言われっぱなしは癪である。

完全に立ち上がり、私は老婆に対峙した。
得意の仁王立ちである。
強固な自信が全身に戻ってきたような気がした。

ところが言葉が出てこない。

集中に著しく欠ける夢の中という状況に加え、
さっきの老婆の発言の理解もおぼつかないままに何かを言葉にして発することが
とても難しかった。
それでとうとう、

「……あの印鑑の紙は何だ」

言った途端に、つまらないことを訊いたなとひどく後悔した。

言葉が出ないからといって、一番誰もが言いそうなことをここ一番で発してしまった。

これは私としては最悪の一手である。羞恥心が燃えた。

案の定、老婆は答えず「フフフ」と嗤っている。

「この凡人め」と嘲笑っているように見えた。

ああ、恥ずかしい。30秒やり直したい。

つづく。

夢の羅列<紙の名前>

2016-04-19 18:59:35 | Dreams
夢の羅列<紙の名前>


つづき。

敷居と廊下の床との段差にゴミが溜まっている。

旅館業を営んでいるのに、なんだか汚いな、と私は思ったが、
そこは夢の中のこと、怒るような気にもならず、それよりも、
なぜか、ゴミの内容に目がいった。

「なんだ、これは」

ゴミというよりも紙屑といったほうがいいだろう。
白い紙を小さく千切った切れ端に、ひとつずつ印が押してあるのだ。

印はどれも三文判のようで、ざっと見たところ4,5十枚はあるだろうか。
みな違う名前が押してあるようだった。
それが敷居のあたりにゴミのように散らかしてあるのだ。

何のために。

それが素直な疑問であった。

呪いか。

それとも詐欺か何かの準備品か、もしくはすでに使われたものだろうか。

私は薄暗い夢の中の廊下にしゃがんだまま、
目の前に散った紙片の意味に思考を絞ろうと集中した。

その時、背後で微かな物音と人の気配がした。

つづく。

オオムラくん。

2016-04-17 19:16:14 | Dreams
オオムラくん。

オレの夢に出てきて、すぐにバレるウソをつかないでくれ、笑っちゃうから。

とはいっても、オオムラくんが誰だか、まったく知らないのだけど。

夢の羅列<布団の苦悶>

2016-04-14 18:03:17 | Dreams
夢の羅列<布団の苦悶>


つづき。

4階は大広間だった。

電灯は全部ではないが、いくつかが点いていて、暗くはなかった。

広間は畳だけが広がっていて、他には何も見えなかった。

いや、隅の方に掛け布団だけが一枚、乱れて放置されていた。

そんなことよりトイレだ。さてどこだ。

何もない方より、何かがある方へ足が向かうのは人の常で、
私は放置された布団の方へ歩み寄った。

普段はそんな行儀の悪いことはしないのだが、
夢の中の無意識がそうさせたのか、
なんだか布団の乱れ方がどうにも憎たらしく思え、
私はまるでそこに布団があったことに気づかなかったように
ずかずかと布団を踏んづけて歩いた。すると、

「うぅっ」

布団が唸るではないか。

布団のくせに声を出すとは生意気な。
私はそう思い、さらにも増してガツガツと踏みつけた。

これでもかと入念に踏みつけてからよく見ると、とうとう顔が布団から出てきた。

いくらなんでも布団に顔はないだろう。

男子生徒が、まるでムンクの「叫び」のような苦悶の表情で
布団にくるまったまま気絶していたのだった。

まだ足の裏に残る生身の感触を反芻しながら私は、
なぜか笑いが止まらず、その場を離れた。

広間の出口までくると、
畳と廊下の間あたりに、やけにゴミが散乱しているのが見えた。

つづく。

夢の羅列<階段>

2016-04-12 16:52:26 | Dreams
夢の羅列<階段>


つづき。

暗く誰もいない軋む階段をひとり上がった。

古い旅館、それもただ古いだけの旅館の階段とは
どこも同じで、まったく気持ちの良いものではないな。

格調の低い民芸品やら、
何十年前に貼られたのか、案内やら注意書きやら、
埃まみれの人形やら造花やら、

テンションが上がらないこと、この上ない。

まあ、こんな感じが好きな人もいるといえば、いるかもしれない。

私もテンションこそ上がらないが、そんなに嫌いではない。

そんなことを書いているうちに私は4階に着いた。

つづく。

夢の羅列<旅館>

2016-04-11 18:32:23 | Dreams
夢の羅列<旅館>


つづき。

いつの間にか宿は夜になっていた。

宿、と書いたが、話の最初では駐輪場であった。

夢の中で駐輪場であった建物が、
いつの間にか旅館に変わっていたのだ。

前のページにあるように、
私が駐輪場に自転車を駐めていたら、
高校生の修学旅行の一団が入場してきて、
そこに私も混ざって、結果として、
なんとなくではあるが私も高校生のような気がしたのだ。

そして夜になった。

旅館の1階はフロントやら浴場やらがあって、
2階より上に各部屋があった。

私はたぶん2階にいたのではないだろうか。

けっこう遅くになってから、私はトイレに行きたくなった。

尋ねると、トイレは4階にあるというではないか。

つづく。

夢の羅列<ゲート>

2016-04-10 23:35:43 | Dreams
夢の羅列<ゲート>


夢の中の駐輪場で、
自転車を駐めようとしたら、満車状態で、
なかなか場所が見つからなかった。

それで私は何台かの自転車を寄せて駐める場所を作り、
ようやく自分の自転車を入れようと一瞬、背を向けたら、
知らないやつがそこに自転車を駐めていた。

私は、
「怒るべきか。注意すべきか」を自問した。
しかし彼は、私がその場所を作ったことを見ていなかったようだ。

駐輪場に入ってきたらずいぶん混雑していたが、
奥まで来たら、ちょうどうまい具合に一台分のスペースが空いていた。
近くにおっさんが背を向けているが、関係ないだろう。まあ駐めてしまえ。

そんな感じであった。
それなら仕方がない。
タイミングが彼にはよかった。私には悪かった。
そんなこともある。
だいたい駐輪場の「駐め場所」でモメるなんて恥ずかしくて無理だ。

そんなことを考えながら同じように一台分を空けて私は自分の自転車を駐めた。

その時、
駐輪場の入り口の縦3メートルほどの大きく重そうなゲートが突然開き、
外から人が大勢入ってきた。

私が入ってきた時にそのゲートがあったかどうかは憶えていない。

私は人の多さとゲートの重さで、何か事故が起きてはいけないと、
ゲートをいっぱいに開いたところで動かないように保ち、
それを見た反対の扉の近くにいた男も同じようにして、
一団の入場が終わるのを待った。

なんだか高校生の修学旅行のようだ。
高校生ばかりなら、そんなに心配せずともよかったか。
まあ何もなければそれでよし。

つづく

道行のテーマ

2016-04-08 20:50:17 | youtube
この季節になると、
ほとんど必ず聴きたくなる曲が「道行のテーマ」で、

今日、トップページにYoutubeの動画が貼付けてあるが、
渥美清と萩原健一の姿があるように、
もちろん映画「八つ墓村」の劇中曲である。

作曲は、芥川也寸志。

私は個人的に、
桜にはこの曲が最高に合っていると思っている。

ただし、合う条件として、
満開、本当にその時だけの最高に満開の桜が何十本も、
ビルや車、電柱、看板、そんなものが目に入らない場所で満々と、
咲き誇っていなければ私は納得しない。

土から蟲が這い出てきそうな陽気の中で、
風はぬるく、光は夢で見た日のように分散し、
やがて花から新芽の緑に変わるだろう。
噴き上げる若葉が、
春の狂気に終わりを告げるように。


Youtube link 八つ墓村より 道行きのテーマ、芥川也寸志作曲

「パリの4月」ビリーホリデイ

2016-04-04 20:34:24 | youtube
今日現在にインフォメーションに貼った動画は、
ビリーホリデイの「パリの4月」だが、

1956年というと、
ビリーホリデイが亡くなる3年前となり、
41歳くらいの彼女の歌声であろうか。

酒とドラッグによって音域も声量も衰え、なおかつ
絶頂期には聴かせた転がるキャンディーのような甘い声質も
暗く姿を変えてしまっていて、わずかに音程も甘く、
自分の思い通りにならない声に戸惑いながら歌うピリーの
心模様がよくわかる。

おそらくはレッスンもしないまま、
スタジオにかけつけて、一杯飲み、そして録音なのであろうが、
なぜこんなにも深く感じさせるのか。

花が咲き始めたパリの4月の賑わいの中で、
春の素晴らしさにあらためて気がつき、
「私の心が歌うような気持ちになることを知らなかった」
と予感を告白しながらも、
「私は誰のもとへ行けばいいの」
と彷徨うレディーデイ、ビリーホリディの心情は、
サビで繰り返されるneverとともに、
歌詞の本来の意味とは違い、より否定的に、その文字通りに、
「どこへ行けばいいの。私の心に何をしたの」
と声は晴れ渡る空に行く宛もなく、そして美しい。

Billie Holiday April in Paris.

Diary 4/1

2016-04-01 20:59:30 | Diary
それで、
ドトールのイルガチェフェなのだが、
能書きはいいから、味はどうなんだ、と。

ところが、
あんまり味がよくわからないんだよね。

なんというか、
イルガチェフェだけでなく、
コーヒーに対する感受性が下降しているというか、
どのコーヒーを飲んでも美味いと感じない時期にあるような、
もう義務感だけで飲んでいるような気がしている。

たしかに、
いわゆる「モカ」の香りは強い。
これを飲めば「ああこれがモカの香りか」とよくわかる。

しかし、
パッケージにあるように、
そんなに甘さが際立っているかというと、
私は今のところそんなに甘さを感じない。

天日干しだから、
コーヒーチェリーの果実の甘さが豆(本当は種)によく浸透して、
濃厚な甘さと苺のようなアロマが……。

という説明ではあるが、
濃厚な甘さがまだ私の舌に届かない。

私の舌がよくない、ということも、まあ、あるだろう。

とはいっても、
ワイニー(winey)という風味は非常に強く、
コーヒーにおけるワイニーがよくわかる。

ワイニーの風味は文字通りワインのような風味だが、
あれは何なのか。
ポリフェノールの風味なのか。
鉄分のような気もするが。

以前飲んだWashedのイルガチェフェのG1も大変にワイニーだったが、
しかし、あれがWashed、こっちがNaturalと、
私にはおそらく判断がつかない。
同時に淹れて、同時に飲み較べたら、
まあわかるかな。その時だけなら。

全然関係ないが、
ワイニーって、何か卑猥な語感があるな。なぜ。

ところでドトールのイルガチェフェは、
ポーションのドリップパックになった手軽なタイプもあり、
あれは案外と侮れない。

たしかDCFとかいうフィルター素材らしいのだが、
テキトウに淹れても、適当な美味さが出る。
けっして最高ではないが、そんなに悪くはない。

…ネコは今日は昼に裏庭を横切ったが、
それから姿を見せない。

棲んでいるところは知っている。
けっこういいところを見つけて棲みついている。
だからあまり心配はない。

外は花冷え。
猫は腹ボテ。