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里親ボックス

2016-06-28 21:28:07 | Diary
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積み木

2016-06-16 20:27:48 | Diary
隣の娘が積み木を投げる音がする。
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French Press

2016-06-15 20:11:16 | コーヒー
つづき。

私が飲んだのは浅煎りのブレンドであったが、
浅煎りは技術が低いと生焼けになり易いという。
もちろんあからさまな生焼けではなく、
ほんの僅かな生焼けを残し易い。らしい。

らしい。と書くのは私が焙煎をやったことがないからだ。

焙煎に関してはそのうちいつか長々と書くつもりではあるが、
結論を先に書くと、私は焙煎はやるつもりはない。
やろうと思い、いろいろ調べた結果、やらないと決めた。

まず私の味覚が悲しいことに、そこまでのレベルではない。

コーヒーの焙煎をやる前に、コーヒーの味がわからなければ、
焙煎なんかに進めるわけがない。
逆に味がよくわからないままに焙煎に手を出すと、これは悲惨だ。

羅針盤のない航海ということになりかねない。そして、

私が求める味は、どうしても業務レベルでないと実現できない。

業務レベルといっても、何百キロもの焙煎ではなく、
数キロのレベルなのだが、それでも、一度に数キロの焙煎なんて、
私個人が飲むだけなのに、まったく不必要の極みであるわけで、
その数キロの焙煎に関わる全ての経費も、やはり業務レベルである。

もしも私がコーヒー店を開くなら、
高騰が続くコーヒー豆の調達コストにも影響し、
またコーヒーに対しての知識と感覚と経験が日増しに深くなり、
ゆえに、より安価に、より美味しく客に提供出来るわけだから、
焙煎をやることは絶対不可欠であると思われるが、
私はコーヒー店をやるつもりはまったくないのだから、
焙煎をやることもない。だろう。たぶん。メイビー。

話しを元に戻すと、

浅煎りは生焼けを起こし易い。らしい。
私の実体験でも、たしかに浅煎りのコーヒーをどこかの店で飲んだ時に、
異常に酸っぱいということが何度かあった。

もう飲めないほどに酸味が強いのだ。
クエン酸が入っているのではというレベルだ。
あれが生焼けであることは間違いない。

私は途中から酸味を中和するために砂糖を入れた。すると、
酸味が中和されるどころか、もっと強烈になり、むせそうになった。

その時私は、コーヒーの酸味に対して砂糖はその酸味を明瞭にする役目にはなるが、
けっして酸味を消すことにはならない、と初めて知った。

しかし私が今日、期せずしてフレンチ・プレスで浅煎りのブレンドを飲んだわけだが、
そこに酸味はあってもそれは嫌な酸味ではなく、柔らかな微笑みであった。

その優しさはやはり焙煎技術が高いからこそカップに抽出することを可能とし、
なによりも私のフレンチ・プレスへの疑いを13年ぶりに晴らしたわけだ。

とは言っても、
まあたしかに上に書いたようにフレンチ・プレスは面白いとは思う。
もちろん上手に焙煎された豆があってのことではあるが、しかし、
フレンチ・プレスはどうしてもその設計思想が古いということは否めない。

終わり。
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ジャングルテイストグー

2016-06-12 16:30:12 | コーヒー
つづき。

「悪くない」

これは私の中ではかなり上の部類に入る表現である。

私は常日頃、コーヒーに対してどんな味を求めているのかというと、
それはピーンと張りつめた、静寂に音叉を鳴らしたような干渉波のない、
つまりは、研ぎすまされた味である。

ところが今回、出てきたコーヒーはまるで真逆の
ジャングル味というか、コーヒー豆丸ごととは前に書いたが、
全ての味の成分が混沌とカップに存在しているため、そこで
急いで飲まず、ひと呼吸置いて、層を作ってから飲み始めると、
味の違い、変化が楽しめ、しかも豆の個性をどの抽出方法よりも感じ易い。
ということに気がついた。

だからフレンチ・プレスについてよく言われることだが、
「嫌いな人はとにかく嫌い」「好きな人はなにしろ好き」
この言葉はいかにも妥当であろう。なぜなら、
この抽出方法の欠点でもあり利点でもある<濁り>を許容した時に、
磨き抜かれた味を求めたコーヒーにはない深みや広がりが現れるからだ。

わかり易く例えるなら、
日本酒における大吟醸とドブロクとの違いに近いかもしれない。

まずコーヒーというものは「慣れ」が味覚に多分に影響することを
再確認、再認識しておきたい。

普段、浅煎りを軽く仕上げたコーヒーを飲んでいれば、
深煎りフルボディの苦さとコクは苦手以上に異質を感じるかもしれない。

逆に、深煎りを日常で愛飲していれば、
浅煎りの酸味を全面に出した今風のコーヒーをなんだか物足りないと感じるだろう。

その相対性の流れでいえば、
研ぎすまされた味を求めている私に対して、
今日、研ぎすまそうともしない味が出てきたのだが、それを
私は「悪くない」と結論づけた。なぜか。

帰り道、そのことだけを考えていたのだが、
結局のところ、焙煎の技術が高いということだろう。

つづく。
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マディなテイストグー

2016-06-10 19:05:51 | コーヒー
つづき。

ため息をついた後、私は考えた。

「フレンチ・プレスならブレンドなんかを注文するのではなかった」

フレンチ・プレスはその素朴かつ簡易な抽出方法が実は
コーヒーのテイスティング、つまりカッピングの方法に一番近いのである。

まあ私はそんなカッピングの経験はまったくないのだが。

だからどうせならブレンドではなく、
シングルの気になる銘柄を注文すれば、カッピングをしに来たと思えることもあり、
少しは気の重さも晴れるような気がした。

しかし後の祭り。

そんなことを3分ほど考え込んでいたら、店員が近づいてくる気配がした。

私の前にカップが置かれた。

小さなステンレス製のミルクピッチャーのクリームは断った。

やはり濁っている。

やはり油が浮いている。

思った通りの、頭に描いた通りのコーヒーから僅かな湯気が上っている。

香りは、なんというか表現しにくい。

コーヒー豆の丸ごとの香りといえば良いか。

とはいっても、コーヒー豆の袋に直接、鼻を突っ込むと感じるあの香りではなく、
コーヒーをドリップしている時のドリッパーの上に立ち上る香りというか、
くれぐれもカップに落ちたコーヒーの香りではなく、ドリッパーからの香りに近い。

香りはもういいだろう。

茶色いコーヒーの表面にあからさまに浮いた油分を気にしつつ、ひと口を含む。

「おっ」

悪い期待をあっさりと裏切るかのように飲み口はそんなに重くない。

ふた口目。

すぐに感じるのはコクで、同時に明るい酸味が広がり、
酸味が消える頃に甘みも静かにやってくる。
苦みはごくごく僅か。
そして全体的に味が濁っている。

これは濁っていると書くとネガティブな表現ではあるが、
その分、濁っている分だけ味に広がりというか、深みがあるというか、
私の低能力の味覚では感じ得ない多くの成分がその濁りに隠されているのではないか、
という前向きな表現の方が正しいだろう。

そして面白いのは飲んでいるうちにも温度が下がり、
カップ内の熱による対流が収まると、
上澄みと沈殿、その中間、という区分が出来てくるのだ。

そこを混ぜないように飲み進めると、
上澄みは明るい酸味のある軽い味に、
中間層はコクも十二分で、時間の経過による酸味も強く、
もしかするとこの中間層からは砂糖を少し加えるほうが良いかもしれない。

そして最後の沈殿層は、その名の通り、微粉が溜まっているから、
まるでターキッシュコーヒーのように皿にあけて占いをやってもいいが、
私はそこに砂糖を入れて、くっと飲み干した。

「悪くないじゃないか」

これが私の素直な感想である。

つづく。
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フランス式

2016-06-09 20:24:14 | コーヒー
つづき。

目に飛び込んできたものとは。

白いタオルを敷いたステンレスのバットから女性スタッフが取り上げたものは、

フレンチプレス。

「まさかフレンチ・プレスかぁ」

私は心の中で声を上げてしまった。

私ははっきり言ってフレンチ・プレスが苦手である。

以前、私もボダムのプレスを所有していた。しかし、
どうやっても、どんな豆でも、私の好みのコーヒーにはならなかった。

まずあの粉っぽさ。

私のボダムはたしかテトロンか何かの繊維フィルターで、
あれはいくらメッシュが細かいとはいっても紙やネルほどの
濾過能力はないし、またそれがフレンチ・プレスの利点でもあるのだが、
どうしても微粉がフィルターを通り抜けて、カップに入り、
コーヒー自体が濁った感じになり、飲み終わりの頃には底に沈殿してしまう。

そしてあの、ありすぎるコク。

コーヒー豆の微量なオイル分がしかしほとんどカップに入るためか、それとも
フィルターの粗さから、何もかもが遮られることなく抽出されるためか、
いつ、どんな時に飲んでも、やはり飲み口が重たい。

味が研ぎすまされてはいないのだ。

はなから研ぎすます気もないのだ。

私は、私の所有するフレンチ・プレスを何度も試した結果、
これは私の目指す方向にある器具ではない。
という結論をあれはたしか13年ほど前に明確に出していた。

だからどこかで美味しそうな佇まいのコーヒー店を見つけて、ドアを開ける直前に、
「当店はフレンチ・プレス式のコーヒーです」
などと店主の案内を洒落た小さな黒板にもしも見つけた場合は、
「うっ」と小声を発し、
急いでその場を離れることにしている。

そのフレンチ・プレスの器具をあの女性スタッフが使おうとしているのだ。

いや、私のブレンド用ではないかもしれない。

そうだよな。私の頼んだのは軽めのブレンドだから、
あまり抽出方法として合うとは思えない。
あれはきっと深煎りのフレンチコーヒーを注文した客のためのものであって、
私のためではないよな。

私は自分に言い聞かせるように心につぶやいたが、
店内には3組ほどの客しかいない。
しかも私の注文とタイミングがどうにも合っている。

「はぁー。」
誰にも聞こえないように深く溜め息をついた。

つづく。
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コーヒー40年。

2016-06-08 21:12:32 | コーヒー
先日、人と話しをしていた時に名前が上がり、
気になっていたコーヒー店に今日の昼過ぎ、散歩がてら行ってみた。

私鉄沿線の小さな駅の前ではなく、わずかに外れた場所にあるその店は、
すでに40年以上の経営であるらしく、当然ながら自家焙煎のようだ。

知人の話しでは、
古い。昭和っぽい。コーヒーの種類が豊富。落ち着く。
といったイメージであったが、ドアを開けてみると、まったくその通りで、

店内は、間口からの予想よりもけっこう広く、家賃も4.50万はするのでは、
と予想でき、これはただの個人店ではないなというのが第一印象であった。

あとでウェブで調べてみたら、やはり元々は老舗のロースターで、
上島やキーコーヒーなどの規模ではないが、コーヒー業界では知られた存在のようだ。

カウンターに座る。

なかなか座り易い趣味のよい柄の布を張った低いスツールで、
店内もレトロをことさらに意識することなく、
長らく経営をしていたら、いつも間にかレトロになってしまった、という感じで、
入り口付近のマガジンラックに少年ジャンプやスポーツ新聞があり、
あくまで敷居は高くない。

たしかにコーヒーの種類は
カウンターに置かれたり店内に貼られた紹介ポップの多さからも
知人が言っていた通りであった。
いわゆるオークションロットばかりである。

でも初めての店ではブレンド。

最近はブレンドがない店もあるのだが、
ハウスブレンドがある店では、ほとんどの場合、私はブレンドを注文する。

車でいえばカローラみたいなものだろうか。

その店の基本姿勢や思想をはっきりと感じられるし、
一番、安定的に動く豆なので、当たり外れが少ない。

注文を終え、ふーっと一息つきながらカウンターや、その奥の棚、壁、
そんなところに残る長い時間の気配を遠慮がちに探った。

ありきたりに言えば、「時間が止まっている」のだった。

センスは明らかに70年代の後半から80年代のそれだ。

おそらくその当時から変わったことは、
コーヒーの種類がブレンド、モカ、ブラジル、マンデリン、といった紹介から、
スペシャリティの何々。○○農園。ナチュラル、ウォッシュト。
そんなふうになったことぐらいではないだろうか。

意識はあちこちに漂い始め、
それにしても滞った仕事はさすがにもう決着をつけないとなあ。
とはいってもデザインの終結に踏ん切りがつかない。
時間が解決をして、きっと閃きが降ってくると信じていたのだが、
そんなこんなで梅雨になってしまった。

見切り発車で作る方法もあるのだが、
今回はゴールを明確にしておきたいのだ。
自分にとっても今後の道標になるべく象、カタチを残したいのだ。

そんなことを考えながら、なんとなくカウンターの中を見ていたら、

「何、まさか。えっ。」

衝撃が声になって思わず口から飛び出しかねない「ある物」が
女性スタッフの白い手と一緒に私の目に飛び込んできた。

つづく。
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ネコ配慮

2016-06-06 21:26:19 | Diary
野良の母猫は子供を2匹産んだわけだが、
私の前に子猫を見せに連れてくるなどという配慮の欠片もない。

下のページの写真は悲しくも望遠で撮った。
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アイスジャガー

2016-06-05 20:33:45 | コーヒー



最近、新しく見つけた焙煎屋で注文したコーヒーが
かなり美味くて、なんというか、
今まで、どうしても嵌らないピースがやっと決まったジグソーパズルのように
何かひとつ大きなことが解決したような気がして、やっと次に進める気分である。
ただ、あくまでも気分である。

先月までの限定販売だったか、
ドトールで買ったコスタリカの「ジャガー」という豆。
酸味があるミディアムローストのコーヒーだったが、
ホットではあまり好みではなくて、しばらく放置し、そして考えた末、
甘みを少し加えたアイスで飲んでみたら、これが正解で、
今まではアイスコーヒーはイタリアンローストを
濃く淹れることが自分の正解だと思っていたが、
その考えを改めさせられた。

コーヒーを落としてから粗熱を取り、氷を入れて、よくかき混ぜると、
なぜか酸味がよく立ち上がり、
飲むと、コーヒーの香りのするジュースといった感じで、
200g以上残っていたが、4,5日で飲んでしまった。
しかし、かき混ぜないと、酸味が立たないのは不思議だ。
あの甘酸っぱい味は、これからの季節にはすごくよい。

ところがもう販売が終了してしまって、店頭にはメキシコの豆に変わってしまった。

私はその「ジャガー」を2袋しか買わなかったのだが、
しかしミディアムローストのシングル豆は好みによる当たりハズレが大きいので、
それ以上は買えないしなあ。
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イヌ

2016-06-04 20:19:08 | Diary


盲導犬という役目の犬は私の身近にはいないが、
朝に、たまに見かけることがある。

年寄りの女性を連れて、いや女性が連れて歩いているのを見かける。

犬はベージュのラブラドール。
いつも花柄の犬服を着ている。
飼い主も年寄りだが、犬もけっこうな歳に見える。

けっして声を掛けたりはしないが、遠目で見ていると、
ちゃんと歩道の切れ目の段差では少し前に出て知らせ、
雨の日の水溜りは、自分がそこに入っても、飼い主は入らせないのだ。

信号のある横断歩道では、
何か犬のマニュアルがあるのか、ギリギリではけっして渡らない。

そんな姿を私は横断歩道の反対側から見ることが多いのだが、
その信号待ちの間に犬も少しの間、緊張から解放されるのか、
大きなアクビをしたりすることがある。

朝だからまだ眠いのだろう。

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