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夢の羅列<春日部エイリアン-p5・最終話> 20171115

2017-11-26 11:31:31 | Dreams


夢の羅列<春日部エイリアン-p5・最終話> 20171115


つづき。

(異星人による春日部への侵略が密かに進む中、人類の私は春日部での用事も済み、
実は侵略計画を知っていながらも放置したまま帰ろうとした時、知人に呼び止められ、
世間話をしているうちにその詐欺師の知人は銀を編む工程を見たことを語り出したが、
どうにもトンチンカンな話で、すぐに私に看破されてしまった。)


やっぱりダメだったか。詐欺師オジサンはそんな諦め顔で私を見たが、しかし、
すぐに明るい表情に戻り、そこがこの人のいいところなのだが、
今度はまったく違う話を始めた。

「それがさ、いやになっちゃうよ。最近の子は。言葉遣いがひどいね。まったく。」

話を聞くと、どうやら、この町に歩いて入ってくる時に、
(なぜ歩いて町に入ってきたのかはよくわからない)
橋を渡ったところで若い娘たちとすれ違ったという。

すれ違いざまに娘たちが彼を指しながらこう言ったという。

「このおじさん、貝にして食っちゃおか。」

いやー、オレもね。いい加減長く生きてきたけどサー。
貝にして食っちゃおか。なんて言われたのは初めてだヨ。
口が悪いねぇー、今のコは。だいたい貝にするって何なの。
どう思う? 冗談も過ぎるよネ。

私はその時にやっと重要なことを思い出し、
(それって冗談じゃないよ)
そう言いそうになったが、アハハハハとなんとか笑ってごまかした。

アンタさ、貝みたいに煮て食べられちゃうとこだったんだよ。
と思ったその時、男の背後に若い女が赤く光る目でエヘッと笑う顔が見えた

いつの間にか私と男の話を聞く野次馬が周りに増えていて、
私は異星人による背乗り計画を止めようとも考えず、
まあ、誰でもなるようになるさ、くらいの気持ちで、もう帰ろうと思った。

私はおじさんに、貴重な意見に対しての礼と、
久しぶりに会えて懐かしかったこと、そして
これからもお元気で、というようなことをことさらに丁寧に、
深く頭を下げて、周りによく聞こえるように言った。

おじさんは、うんうんと目を細めて、アンタも達者でな、
などとガラスの向こうで応えた。

おわり。

夢の羅列<春日部エイリアン-p4・方法論> 20171115

2017-11-22 20:20:20 | Dreams
夢の羅列<春日部エイリアン-p4・方法論> 20171115


つづき。

(異星人による春日部への侵略が密かに進む中、人類の私は春日部での用事も済み、
実は乗っ取り計画を知っていながらも放置したまま帰ろうとした時、知人に呼び止められ、
なぜだか劇場の切符売り場のガラス越しに世間話をしているうちにそのサギ常習犯の知人は、
銀を編む工程を見たことを語り出した。)


……話をもとに戻すと、

久しぶりの知人のおじさんは世間話から今度は私の興味を引きそうな話題を振ってきた。

でもね。技術的なことで人を騙そうというのはかなり無理があるだろう。

端くれの技術者であっても技術的な齟齬は見逃さないし、
だいたい技術者ではない人間の話はすぐに底が割れてしまうからだ。

マニュアルには、1,2,3.4.5……、と書いてあるかもしれないが、
大事なことは、その間にある無数の小数点なのだから。

などと考えながら彼の話を聞いていたら、案の定トンチンカンなことを言い出した。

少し意地悪な私の面が出てきて、

「どうしてそうなるの。いやそうはならないよ。それは編むとは言わない。」

彼に質問や否定を連発したら、彼は次第にモゴモゴしてきて、
結局のところ彼の言う「編んだ銀」とはどんな物かというと、

ワックスで編んだように造形した原型を型取りして鋳造したものであった。

(方法論でいえばそれは銀を編むとは言わねーんだよ。銀を鋳造するっていうんだよ。)

と心の中ではツッコミを入れたが、
まあ久しぶりにおじさん同士でじゃれ合ったと思えば面白かっただけが残るというもので、
私はそれ以上、彼に講釈を垂れようとは思わなかった。

それに銀を編むことは簡単ではないが、銀の鋳造ももちろん簡単ではないから、
これはどちらの技法が高尚かという話ではなく、例えば料理で、
焼くというから聞いていたが、それは煮るということじゃないですか、
という話であった。

つづく。

夢の羅列<春日部エイリアン-p3・編みと組み> 20171115

2017-11-20 21:42:52 | Dreams


夢の羅列<春日部エイリアン-p3・編みと組み> 20171115


つづき。

(異星人による春日部への侵略が密かに進む中、人類の私は春日部での用事も済み、
実は乗っ取り計画を知っていながらも放置したまま帰ろうとした時、知人に呼び止められ、
なぜだか劇場の切符売り場のガラス越しに世間話をしているうちにそのサギ常習犯の知人は、
銀を編む工程を見たことを語り出した。)

私の経験で言えば、
銀を編む事は多少出来ても、とても売り物レベルにはならなかった。

1ミリ以下の細い銀線なら、なんとか形になる気がするが、
以前、少しだけトライしてみて、すぐにやめた記憶がある。

やはり紐を編むことと較べると、
かなり高いテンションを一定に保持したまま編まなければならないことが難しく、
革紐などの場合の摩擦でテンションがある程度保てるのとはだいぶ違った。

それに、925などの銀は、ああだこうだ動かしているとすぐに硬くなってしまうので
迷わずにビシッビシッと編み込んでいかなければならない。

だから本気で制作をするなら工場のような大掛かりの機械とまではいかなくても、
線の端を咥えたまま自在に動かせる「編み機」を作ればなんとか出来そうな気がした。

似た方法で、銀の細かなパーツを延々と組み上げていくと編んだように見えるが、
あれはあくまでも「組み」であって「編み」とは違う。

しかし「編み」が「組み」よりエライということではなく、
あくまでも手法の違いということで、「組み」はそれこそ大変な作業で、
私には出来てもできない。つまり完走できない。

繰り返しの細かい作業なので、超絶な根気が必要である。

そんな経験もあり私も制作者の一人として、
目の前の詐欺師のおじさんにの言うことに興味がないではなかった。

とくに「手法・方法・技法・コツ・入門編」などという言葉にどうしても弱い。

私は人に教えを乞うということがほとんど出来ないダメな性格だから、
誰かに、キミが「方法」を知りたいなら教えてあげるよ。と言われても、
「教えて」とはまず答えないが、相手が勝手にしゃべるなら、まあいいだろう。

いや、もちろん道に迷ったら素直に人に教えてもらいますよ。道路ね。人生ではなく。

自分の根幹に関わらないことは案外と気安く質問できる。

つづく。

夢の羅列<春日部エイリアン-p2・銀を編む> 20171115

2017-11-18 19:01:13 | Dreams


夢の羅列<春日部エイリアン-p2・銀を編む> 20171115


つづき。

(……春日部(のような町)に進攻した異星人が密かに住民と入れ替わる計画の進む中、
人間の私は用事も済み、侵略を知っていながら放置し、もう帰ろうかという間際、
呼び止められ、振り向くと劇場の切符売り場のような中で知人が笑顔で手を振っていた。)

なぜ彼が古めかしい切符売り場(のような場所)にいるのか、
夢の中のことなのでこれはまったく説明がつかないが、
きっと彼の特技でもある人の心にすっと入ってしまう能力で、
やあやあやあと中に入り込み、ものの5分で旧知のごとくすっかり打ち解けて、
年増の受付嬢をからかいながら茶でも出してもらい温々としていたのだろう。

そのうち隙を見て従業員のカバンなどから2,3千円をくすねるか、それとも
売上をちょっとばかりかっぱらうかしてから愛想をよく退散する気だろう。

その彼が今ガラスの向こうで笑っている。

サッシではなく古びた木枠に嵌ったガラス越しに向き合って、
切符売り場によくあるように手だけが入りそうな隙間から私は声を掛けた。

「おじさん久しぶり。どうしたの、こんなとこで」

いやー、なんとかのかんとかで、そんなこんなで、どうのこうの……、

(相変わらずだな、このおっさんは)

まあ元気そうで何よりだ、などと思いながら、私は遮ることもなく話を聞いた。

どうせ彼の話に中身はないので聞くといっても右から左だが、そのうち、
ちょっと頼みがあるんだよ、などと言い出すかなぁ、と考えていた。

しかし私が自分の嫌なことや気が進まないことはバッサリきっぱりと
断る性格だと憶えているらしく、そんなことは話題に入ってこなかった。ところが、

私が彫金をやることは憶えていいたらしく、
「こないだネ。銀を編む技法っていうのを見せてもらったんだよ。うまいもんだねー。」
などと言い出した。

銀を編むか。
ほうら来たゾ。
変なとこから攻めてきたな。

この男はとにかく人を騙すことと生きることが同意義なので、
きっと私に関して憶えている全てと、自分の中にある知識の全てを
今話している最中に頭の中で猛烈に照らし合わせて、
何か少しでも騙りに繋がる可能性を見つけた途端、銀を編むなどと言い出したのか。

ニコニコしながらも、過去に餌食になっていない私に闘志を燃やしているかもしれない。

もちろん銀を、銀の線を編むという手法はある。

銀はある条件下では柔らかいから、編み込むことは出来るし、
そうして出来たチェーン様の物もある。

とはいっても私は出来ない。
細い線を編む事は多少出来ても、とても売り物レベルにはならない。

つづく。

夢の羅列<春日部エイリアン-part1・背乗り> 20171115

2017-11-16 18:15:43 | Dreams


夢の羅列<春日部エイリアン-part1・背乗り> 20171115


場所は東京近郊の町。たとえば埼玉の春日部のような印象。

その町をターゲットに、ある惑星の異星人が背乗り、つまり
秘密裏に住民と入れ替わることを目的として静かに進攻してきていた。

私は何かの用事でその町を訪れていて、もちろん私は人間側であったが、なぜか
異星人グループのことも知っていて、しかしそれに対抗する気もなく、
自分の用事だけを済ませ、とっとと帰ろうとしていた。

その帰り間際に突然、名前を呼ばれ振り向いた。

映画館か劇場のチケット売り場のような、というより
もっと古さを感じさせる木戸銭でもそこで払いそうな木造の切符売り場の
ガラスの中に知り合いが笑顔で手を振っていた。

ずいぶんと懐かしい知り合いで、齢は70歳ほどだろうか、雰囲気は落語家の三代目猫八。
三代目はたしかもう鬼籍だった気がするが、話し方と笑った顔がそんな感じで、
笑顔が物語るように彼は人当たりはすこぶる良いのだが、しかし
油断するとすぐにパクリや寸借サギまがいのことを身内でも構わずにやるので、
私も笑顔を返したが、20年ぶりの春日部での邂逅に少し身構えたのは言うまでもない。

とはいうものの、知り合いといっても夢の中でだけのことで、
目覚めた今思えば、まったく心当たりのない猫八似の男であった。

しかし夢というのは面白いもので、夢の中でなら私は彼をよく知っていた。

大きな悪事は出来ないが、真面目に働くこともせず、
言う事は大きいことばかりで、話をうんうんと聞いているとそのうち、
首相までもが旧知の仲だと言い出しそうな勢いで、
私は彼がハリボテなのをよく知っていたから、
話をいつもフィクションとして拝聴していたが、
疑うことを知らない人は講談料としてなのか、少しばかりを騙されたりもした。

それでも仲間内で彼の話が出たとしても、その騙りの額の少なさや、
彼の表向きは明るい性格から悪くは言っても憎むまでは誰も思わず、
またどこどこでいくら騙したらしいよ。いい齢してよくやるよなぁ。
くらいの話題を時々提供する季節風のような存在であった。

その彼が今ガラスの向こうでニッコニッコ笑っている。

つづく。

夢の羅列<サニー千葉> 20171015

2017-11-14 21:39:36 | Dreams


夢の羅列<サニー千葉> 20171015


私は千葉真一である。

夢の中で私は千葉真一になっていて、今日はオーディションだ。

全身真っ白ピチピチのジャンプスーツの私はスタッフに山に連れていかれ、
アクションシーンのテストテイクを撮ることになった。

私はカバンから布を出し、
テストの前に準備運動とストレッチをやらせてくれと頼んだ。

まるで木のない山の中腹の緩い斜面に、
白のピチピチジャンプスーツ姿で、
なんだかインドの模様のような布を広げた。

もう一度言う。私は千葉真一である。

おわり。

夢の羅列<インテグラの家-p4 最終話> 20171015

2017-11-12 23:32:22 | Dreams


夢の羅列<インテグラの家-p4 最終話> 20171015


つづき。

状況を打開すべく本棚に話題を振った私に家主の男は一冊を取り出し寄越した。

開いてみるとそれは画集で、見たことのない作品であった。

少し乱暴だがわかり易く説明すると、
シャガールを白黒だけの水彩で描いたような絵で、私は素直に悪くないなと感じた。

「けっこういいねぇ」

私の本心から出た言葉だったから、男にも通じたらしく、

「夜画っていうんだよ」そう私に応えた。

やが。

夜画というスタイルなのか。初めて聞いた。

シャガールと書いたが、
言葉からのイメージなら「銀河鉄道の夜」や、
中原中也の「ひとつのメルヘン」などを想わせた。

夜画と呼ばれた絵を見ているうちにふと私は現況において覚めた。

夢の中ではっきりと自分は“ここにいる”という感覚を持ったのだ。

今、私は知らない男の部屋にいる。
部屋の中にはなぜか車があり、私は立ったまま画集を開き、
白と黒と灰で描かれた絵を見ている。

本の重さ。紙の手触り。しっかりと自分の手にそれはあった。

そして思い出したように私は男に言った。

「現住所はあるんだよ」

それは、私に家がないということではないんだよ、という意味を伝えたかったのだ。

でもなぁ。オレの家はどこだったか。

どうやってこの家に来たのか思い出せない。

そんなに遠くはないはずなのだが。

しかし外に出ればきっと星だけの暗い夜道が続いているだけなのだ。

当てどもない。

おわり。

夢の羅列<インテグラの家-p3> 20171015

2017-11-10 22:32:00 | Dreams
夢の羅列<インテグラの家-p3> 20171015

つづき。


車に轢かれてはたまらないので、
私はまるで昨夜から泊まっていた友人であるかのようにごく自然に布団から出て移動した。

すると男が運転席から降りてきた。

表情はまったく打ち溶けていない感じ。

トモダチ作戦はさすがに無理があったようだった。

とはいっても、謝ってどうにかなる、という段階はとうに過ぎていたため、
私は布団の角々を几帳面に合わせて畳みながら、敵意はないんですよ。
これでけっこうキレイ好きなんですよ。布団汚してませんよ。
という雰囲気を醸し出しつつ、
どうすればこの危機を脱することが出来るか私は考えていた。

このまま逮捕されれば、まあ不法侵入と窃盗で執行猶予が2,3年というところか。

無理に手を出して逃げたら、それこそ強盗傷害で実刑3年だろう。

だいたい力づくで逃げられるとも限らない。
あいつが見た目に反して格闘技マニアだったりしたらどうする。
最近はそんな奴がけっこういるから十分に注意をしなければ大怪我の元だ。

その時、本棚に目がいって、大判の写真集か画集かのような本が何冊かあるのを見つけた。

「少し見せてもらったけど、なかなかいい趣味だね。何冊かオレも欲しくなったよ」

私は男にそう話かけながら、なにしろ夢の中のこと、罪の意識がまるで希薄で、
どっちかというと私は空腹を覚え何か食べたかった。

男は本棚に近づき、一冊を取り出し、私にぐっと寄越した。

開いてみるとそれは画集で、見たことのない作品であった。

つづく。

夢の羅列<インテグラの家-p2> 20171015

2017-11-08 18:46:32 | Dreams
夢の羅列<インテグラの家-p2> 20171015


つづき。

どうやら家主の男が帰ってきたらしい。

私はここで飛び起きたりしたら騒動になりそうだと考え、
そのまま寝たふりをして、男の様子を窺うことにした。

気配からすると40歳くらいの男は私に気づいていないのか、驚いた様子もなく、
室内を歩き、机にカバンを置いたりして、普通に過ごしている。

薄目で見ていると、ヨシヨシ、おとなしそうな感じである。
なんとかなるかも。

地味なシャツに地味なスラックス。メガネ。
仕事はエンジニア系のような雰囲気。

まあごく普通の会社員という感じである。

その男が突然つぶやいた。

「案外ヌケてるんだな」

……オレのことか。

しかしそうはいっても動くに動けず、私はまだ寝たふりを続けた。

そりゃそうだよな。ボンネットを閉めたといってもケーブルが出ているし、
車に鍵は差したままだし、だいたい車のそばに布団を敷いて寝ているわけだし。

男は私を放置したまま運転席に乗り込んだ。これからどこかへ行くようだった。

ところが、いつの間にか私が布団ごと車の直前に移動しているではないか。

おいおい、そのまま発進するんじゃないだろうな。轢かれちゃうよ。

車を勝手に乗ったくらいで轢かれてはたまらないから、
私はごく自然に起き上がり、なんとなくトモダチ感覚を演出しながら

「ごめんごめん、すぐにどくから」

そう言って、布団の端を引っ張って、車の進路から移動した。

つづく。

夢の羅列<インテグラの家-p1> 20171015

2017-11-06 18:22:20 | Dreams
夢の羅列<インテグラの家-p1> 20171015

まったく知らない家に置いてある車を私は時々勝手に使っていた。

車はホンダの昔のインテグラのような2ドアの車種で、
鍵は家主の男の机に立てかけられたファイルケースに鍵束ごと入っているのを見つけ、
車の鍵だけをそこから外し、いつも車庫から乗り出していた。

さすがに長い時間、例えば一泊などはしなかった。
だいたい数時間の使用で元に戻していた。

ところがある日、家主の不在を見計らっていつものように侵入し、鍵を出し、
車に乗り込んだらエンジンがまったくかからなかった。
セルも回らない。
点検したら、やはりバッテリーが原因のようだった。

仕方がないからバッテリーに充電器からのケーブルをセットし、
しかしボンネットを開けたままではひと目で怪しまれるので、軽く閉めた。

それから、まあフル充電まで5時間ほどかかるだろうし、他にすることもないからと
布団を出してきて、車のすぐ横に敷き、私は寝た。

これが現実であれば、私は他人の男が常用している布団で寝るなどということは、
相当に追いつめられた状況でなければ出来ないのだが、夢なのですぐに寝入った。

静かな部屋というか車庫というか、それら二つが一体化しているのか、
夢の中の家なので構造は単純かつ複雑ではあるが、小さな物音がして私は目を覚ました。

どうやら家主の男が帰ってきたらしい。

つづく。

夢の羅列<オーケストラ・チューブ-p8・最終回> 20170930

2017-11-03 14:14:38 | Dreams


夢の羅列<オーケストラ・チューブ-p8・最終回> 20170930


つづき。

10人ほどの男女がやってきて、和気あいあいの雰囲気で
落ちている封筒に各々自分の名前を見つけ拾った。

皆が私と同年代の様子だがまったく顔を知らない。
しかしどうも私の夢の中での知り合いたちのようあった。

一同でお参りに行ってきたという。

私に、早く行ってきなさいよ。お店で待ってるから、とダッフルコートの女がしっかり者の口調で言った。

これから皆で飲みに行くらしい。

私は出遅れたということか。

訊くと、寺だか神社だか知らないが、どうやらこの先3キロほど歩いたところにあるらしい。

往復6キロじゃないか。

やめてくれよ。9万ならともかく、9千円じゃあ行く気がしないよ。

それにすっかり喉が渇いたし。

すでに歩き始めた一団の後に私も続いた。

なんとなく背中に神様だか仏様だかの怒りを感じたが、
まあいいだろう。そんなに気にしない。

お参りに行かないからといって封筒を地面に置いていく気にもならず、
そのままポケットに入れた。

ぞろぞろと砂利道を歩いていると野良猫が一匹ちょこんと座っていて、
近寄ると「ニーニー」と鳴きながら私の足にまとわりついた。

しゃがみ込んで撫でているうちに皆はずいぶんと先に行ってしまった。

悪いけど、もう行かなきゃ。

泣いている猫をそこに置いて、私はまた歩き出した。

おわり。

夢の羅列<オーケストラ・チューブ-p7・封筒> 20170930

2017-11-01 19:02:35 | Dreams


夢の羅列<オーケストラ・チューブ-p7・封筒> 20170930


つづき。

魚たちの秘密を見てしまった私は暗い通路からやっと外に出た。

垣根を分けて明るい場所へ出ると、そこは砂利の一本道だった。

少し歩くと15段ほどの階段があり上った。

階段の上でもやはり一本道は続くのだったが、左側が少しだけ広くなっていて、
なぜか滑り台があった。

そしてやっぱりなぜかその周りに透明フィルムにパックされた封筒のような、
つまりダイレクトメールのようなものが何枚も落ちていた。

重ねて書くと、誰もいない砂利の一本道にある滑り台の横に
透明パックの封筒がたくさん落ちているという図であった。

なんだこれ。

立ったままその一つをよく見てみると、誰かの名前が書いてあり、
その下に「9万円」とあった。

「???」

その近くの封筒にも名前が書いてあり、それには「7万円」とあった。

数枚を確認すると、「おっ、オレのだ。オレにもあった」

それには私の名前ではなく、私にしかわからない、
そして私ならすぐにそれが私のであるとわかる4桁の数字が書いてあり、
その下に「9千円」とあった。

……おいおい。なんだよ。少ねーじゃねーか。

つい口から汚い言葉が出たが、その他にも「7千円」というのもあり、
まあいいか、と自分のを拾った。

そこへ10人ほどの男女が私が進もうとしている方向からやってきた。

それぞれの封筒を見つけて、女性は小さな歓呼を上げたりして、皆が拾った。

なんだか楽しそうである。

和気あいあいである。

つづく。