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20240708 まったく何もございません。

2024-07-08 17:54:01 | 社会
KATICA ILLÉNYI - Once Upon a Time in the West - Theremin

強烈な暑さの中、
今年を折り返したところではあるが、
その半年間に私が一番感動した演奏の動画を紹介したい。

セルジオ・レオーネ監督の映画「ウエスタン」のテーマ曲を
ハンガリー人イレーニ・コティツァが、
 テルミンで演奏している。

テルミンは言わずと知れたロシアのテルミン博士によって
発明(1920年)された電子楽器で、
その初期にはクララ・ロックモアの演奏が有名である。
数奇な運命を辿ったテルミン博士の伝記映画を私は観たことがあるが、
詳細は省くとして、テルミン博士がこの電子楽器の音について、
常に工夫を考え、ただの電子の音から
有機的な音を生み出そうとしていたことをよく憶えている。
それを具体的に書くと、基盤のある個所に抵抗を入れる、とか、
銅線を巻く、とかだったと思う。

テルミン博士は若い時にテルミンの普及のためアメリカに渡ったが、
KGBによって誘拐されロシアに連れ戻された。
そしてシベリアなどでの強制労働も経験し、
ペレストロイカ後の1991年に再渡米した。
この時すでに100歳近かったが、その様子が映画になっていて、
アメリカの町を感慨深げに歩くテルミン博士の姿を私は忘れられない。
BGMはたしかマーラーの5番だったような記憶がある。

上に貼った動画の演奏者イレーニ・コティツァを
私はこれまで知らなかったが、
彼女はもともとヴァイオリニストであるらしく、なるほど、
だからオーケストラで演奏しているのか、と納得した。

この哀しくも美しいメロディの作曲者は
セルジオ・レオーネの盟友エンニオ・モリコーネである。
それをイレーニ・コティツァが繊細かつ壮大に演奏している。
私はクララ・ロックモアのCDを持っていて、以前はよく聴いたが、
クララの演奏当時より今では楽器もかなり進化していて、
クララの独特な少し不安を覚える音色に比べ、イレーニのそれは、
まるで天空を揺蕩う天使のソプラノのように聞こえる。
テルミンは音程を保つことが難しい楽器だが、
さすがヴァイオリニスト、完璧に操っているではないか。

今日は安倍元首相が暗殺された日である。
犯人とされる山上の犯行ではないことはもう明白に近いと思う。
あんな手製の散弾銃で、
周囲にケガをさせず安倍さんだけに
弾を当てることなど出来るはずもなく、
つまり狙撃者が上から狙ったということだろう。
私にはそれを誰が、どの勢力がやったのかまではわからない。
アメリカなのかチャイナなのか、面倒くさい隣国なのか。
早期に真実が明らかになることを私は切望している。

まあ、なにはともあれ、真実がどうであれ、
今日は安倍さんの冥福を祈るばかりである。
中川昭一さんと安倍さん。
この二人を失った我が国は舵もオールもなくなり、
暗い海を途方もなく流されていくようです。


E V O L U C I O



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