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夢の羅列<シェルパ>20170319

2017-03-25 23:33:47 | Dreams
夢の羅列<シェルパ>20170319


夢の中で、
私は誰かと待ち合わせをしていた。

彼がバイクで来ると言うので、わかり易い場所を指定し、私は待った。

しばらくするとバイクの軽い排気音が聞こえてきて、彼は到着した。

グリーンのカワサキ、スーパーシェルパであった。
カラーはいかにもカワサキという感じのビビッドな緑に黒の組み合わせである。
空冷250ccで本体は小型にして軽量。少し前のものだから馬力もある。

私は緩い坂に沿ったこの建物の駐車スペースに駐めるように指示をした。
そこに私の車も駐まっているのだ。

その後、私は何かの原因で服が濡れてしまったので、
車の暖房で乾かそうと車内に入りエンジンをかけた。

エアコンのスイッチを入れ、温度を最高にし、風が服に当たるようにした。

すると何かの拍子に車がゆっくりと動き出してしまい、
駐車スペースの前に中国人のような夫婦が露店を出していたのだが、
その並んだワゴンも商品も倒し踏みつぶしながら車は道路に出てしまった。

悪いことをしてしまったと思ったが、そんなに酷いことにはなっていない様子で、
まあ後でなんとかしよう。まずは車を元に戻さなければ。

道路に停止して少し考えた。
しかしこれでバックをしたらまた露店の被害は拡大するしなあ。
そうか、一周して、スペースの逆から車を入れよう。

私はそのまま車を前に走らせ、30メートル先を右折した。
そこから10メートルくらい上り坂で、
ゆっくりと坂を上りきったところで、おっと、年寄りが倒れているではないか。

どうやら自転車の年寄りと歩きの年寄りがぶつかったようだ。

その女性二人はまだ道路に倒れたままで起き上がれない。

見たところたいしたことはなさそうで、
しかしまあ面倒だが、車を降りて手を貸すか。

私は車を降りて、後ろ手でドアをバタンと閉めた。

おわり。





夢の羅列<殺しのティーブレイク>201703

2017-03-23 20:24:35 | Dreams
夢の羅列<殺しのティーブレイク>201703


夢の中で私たちは人を殺した。

どこかの部屋の中に私たちはいる。
マンションの一室のような雰囲気である。
私と、他に男女合わせて3人くらい。

何かトラブルがあって、
かつては仲間だった誰か一人をここで殺した。らしい。
らしい、というのは、手を下した具体的な記憶も実感もないのだが、
夢の中では明らかにそのような結果と共通認識が余韻として残っているということ。

捜査官がやってくるという連絡が入り、私たちは緊張した。
なにしろ遺体はまだ部屋にあるのだ。

皆で遺体を一応隠した。
しかし人間のカラダなどという大きさを隠しきれるものではない。
探す側が「探す気」になっていれば、すぐに発見されるだろう。

要は「探す気」にさせないことである。

緊張感はすぐに人に伝わるから、それをまず完全に消す。そして、
ナチュラルでリラックスした雰囲気を作る。

「いやいやご苦労様です。何かあったんですか」
そんなまるで人ごとのような演技、いや演技を超えて
本当に自分たちがそう思っている気分が必要だ。

よし紅茶でも淹れようか。

紅茶の華やかな香りが部屋に満ち、寛いだ雰囲気が出来てきた。
自然と皆に微笑みがこぼれてきて、まるで何事もなかったかのようだ。

大事なことは第一印象である。
これから捜査官がこの部屋へ入ってきた時に、理屈ではなく
「ああこれは違うな。事件などないな」という印象を与えなければならない。

例えば殺人事件が起こった現場に幼児がいたとして、
「こいつが犯人かもしれない」などとは誰も決して思わないだろう。
それと同じくらいの「違うな」という印象をこの場に作り出すことが重要なのだ。

しかしそれについてはほぼ成功したといってもいいだろう。
今のこの柔らかな雰囲気は本物だ。
誰もが事件のことなど忘れてしまったように談笑しているのを見てほしい。
ふふふ。そうだよ。あの時、面白かったよね。
○○さんが猫を抱いた時にあの猫が突然……、あっはっはっはっは。

隣の部屋のベッドの下に死体なんかもうないだろう。
きっと私たちが揃って夢でも見たか、もしくは勘違いをしていたのだ。
殺人なんてここで起こるわけがないではないか。
捜査官も来ないだろう。
来るという連絡も誰かが思い違いをしていたのだ。ふふふ。

その時、ガチャッと音がして、チャイムも鳴らさずに人が入ってきた。
二人の女性は捜査官だという。
しかも二人とも白人である。
青い目に燃える真剣な炎。

私たちは見事同時に「ごくっ」と音をたてて生唾を飲んだ。
微笑みは消えた。
寛ぎも今や去った
何か言わなければ。何か言わなければ。
後ろで誰かがカップと皿を凍えたかのようにカチャカチャいわしている。
仲間の一人の目が泳いでいたかと思ったら、隣の部屋へ続く方をチラチラと見始めた。
捜査官はもう何も言わない。
ただ部屋の中の状況をすべて完全に冷静に観察し分析している。
私も吐き気がしてきた。

おわり。






夢の羅列<カンニング>20170313

2017-03-21 20:22:52 | Dreams
夢の羅列<カンニング>20170313


夢の中の教室にいる。
これから試験が行われるのだ。
私は私のすぐ後ろの女子生徒二人に答えを教えようとその方法を考えている。
もちろん現実であれば人に答えを教えるほどの知能はないわけだが。

紙に答えを書いてこっそりと後ろに回すか。それとも、
答案を見直すフリをして後ろに見えるように手に持つか。

しかしメモは危険だ。失敗した時に言い訳が一切出来ない。
答案を見せるのは言い逃れ易いが、後ろから判別出来るだろうか。

そうなるともっとも有効なのはサインか。

首を左右に捻るとか、耳を触るとか、腕を掻くとか、
各種微妙な仕草を組み合わせたサインを決めておき、
それを予め入念に打ち合わせておけば、もし咎められたとしてもリスクは少なく
リターンは確実ではないだろうか。

しかし、
そんな複雑なサインを二人が覚えられるだろうか。
オレだってまず完璧に覚えなければならない。
本番で求められるのは、一切が迷いのない発信なのだから。

こういったサインは、ボタン掛け違いのように、
どこかが一つ間違ったら、後は総崩れということになる。

やはり、
サインを考えたり、教えたり、覚えるくらいなら
最初から学習をしっかりやった方が賢くないだろうか。
でもサインを考えて、それを「ミッション・任務」と考えることは面白いんだよな。

おわり。

夢の羅列<新宿、雑踏にて>20170319

2017-03-19 21:20:26 | Dreams
夢の羅列<新宿、雑踏にて>20170319


夢の中で私は、
知人を見かけ、懐かしかったので声をかけた。

知人は男二人連れで、これから食事に行くとのこと。

それならオレも行こうかな。

知人はぜひにとは言わなかったが、拒否もしなかった。

行く前にネコを家に置いてこなければ、
と知人はすぐ目の前の木造の平屋の戸を開け、抱えていたネコを部屋に降ろした。

殺風景な部屋だった。

小さなヘルメットを冠り、リュックを背負ったネコはとてもおとなしい子で、
二足で立って「連れてって」とでも言うようにニャアニャア鳴いた。

私はネコを撫でながら、すぐに戻ってくるから心配するな、と声をかけた。

「ここはネコのために借りた部屋なんだよ。家は通りの向かいにある」

私が尋ねたわけではないが、知人はそう説明した。

3人で歩いているうちに駅が近いのか混雑してきた。

道がアスファルトではなく、白っぽいタイル張りに変わった。

おそらくもう駅構内だろう。

知人とその連れは足が速いのか10メートルほど前に離れてしまった。
それにしても私は足が異常に重い。いやこれは痺れているのだろうか。
とにかくちっとも足が進まず、前の二人とはどんどん差が開くばかりだった。

石畳の大きなスロープを歩き私は地下から地上に出ようとしている。

人がすごく多い。

これは新宿の東口だな。こんなスロープはなかったはずだが。

茶色のウールのオーバーを着た年配の女性が前を歩いている。

しかし足が痺れて前にちっとも進まない。
今日は座ってばかりいたからだろうか。
そのうち治って歩けるだろうか。

二人ももう見えなくなってしまった。

おわり。

夢の羅列<暴徒カレー>20170307

2017-03-17 19:43:39 | Dreams
夢の羅列<暴徒カレー>20170307


前回の夢で私は、
レトルトカレーの店頭販売を手伝ったわけだが、
あの調子の悪いバイクは結局どうしたのだろうか。憶えていない。
400ccくらいのシングルで、
吹かしても吹かしても10km/hほどしか出なかったあのバイク。
……まあ考えても仕方がないか。

さて今度の夢の中で私は、
友人たち数人━━とはいっても誰なのか明確ではない━━と
あるレストランで乱痴気狂乱を繰り広げていた。

料理を投げ、ビールをぶち撒け、
こんな店はつぶしてしまえ、と誰かが言えば「そうだそうだ」と、
その勢いは収まることを知らないかのようであった。が…、

そこに年配の顔の怖いシェフが厨房からすっと現れた。
我々の狼藉ぶりに少しも動じる様子はなく、
右手に刃渡り30センチほどの牛包丁を鈍く光らせながら、
「さあ、どいつから肉にされたいんだ」とひと言静かに発した。

その目の色に冗談でしたは通じそうもないことはすぐに理解でき、
私たちの酔いはいっぺんに醒めて、我れ先にとドアから一目散に逃げ出した。

我々は溜まり場のような部屋にようやく着き、
「なんでぇアイツ、包丁なんか出しやがって」
などと一人が小物感丸出しに言い出せば、
一同はまた「そうだそうだ」とマヌケに賛同した。

ひとしきりシェフの悪口を言い募った後、誰かが、
「そんならヨー。正式に客として行ってヨー、ケチョンケチョンにしてやろーゼ」
と提案すると、烏合の衆はまた勢いを盛り返し、
「そうだそうだ」と決行の意気に燃えるのだった。

私は、あれだけの非道を行っておいて
今さら「正式に」などと言い出した男の論理構造が面白かった。
そして「そんならヨー」という言葉使いのチンピラ具合との対比が可笑しかった。
仮にも「そんならヨー」という愚鈍な言葉を使うのであれば、
「正式に」という選択肢は彼において皆無でなければ彼の存在は成立しないのでは。
そんなどうでもいい細かいことを反芻するがごとく考えていたが、
夢の中だからか皆に反対もせず、
私も暴徒の一員としてあらためてあの店を訪れたのだった。

どうせ包丁シェフが登場すれば皆また逃げ出すのだが、
それでも虚勢を張って、椅子にふんぞり返ったりしてメニューを眺めた。

ほとんどのメニューは読めなかった。
何を頼んでいいかわからなかったが、カレーという文字は読めて、
皆が同じカレーを注文した。

「フン。何でもいいんだよ。どうせまた暴れるんだから」
誰かが強がると、一同「そうだそうだ」の繰り返し。
「何がきたって皿ごとぶん投げてやろーゼ」
「そうだそうだ」
などと言いながらも、またあのシェフが現れないかチラチラと皆気にしている。

そこにカレーがやってきた。
一同の前にそれぞれ皿が置かれた。
いい匂いである。
一斉に食べ始めた。
「……うっ…。」
あまりの美味さに脳内が連続フラッシュするような気がした。
そして感動のあまり私は涙を流すことしか出来なかった。
見ると皆も泣いていた。
そんならヨーの男もぐちゃぐちゃに泣いていた。
私たちは嗚咽しながらその最高のカレーを食べ続けた。

おわり。

夢の羅列<祭りの夜のバイクカレー>20170305

2017-03-10 19:16:02 | Dreams
夢の羅列<祭りの夜のバイクカレー>20170305


前回の夢の中で私は病院の同僚たちと結局飲みに行ったのか行かなかったのか、
そこについては記憶がなく、わからないのだが、
今度は夢の中で、私はバイクに乗り何かを運んでいるようだった。

夢の中であっても私は引っ越しやら付き合いやら運搬やらとけっこう忙しくて、
本人はベッドで眠っているわけだが、なかなか休んでいるわけにもいかないらしい。

しかも忙しいのに今夜は大渋滞である。
何か祭りかイベントか、人の混雑と車の交通規制による迂回などによって、
そんなに広くもない道路は大変なことになっていた。

車は動かず、人の流れも道路のキャパシティを超えていて、
止まった車の間を好き勝手に移動していた。
赤い提灯と車のライト、テールランプ、人の波。
幻の国に続く悪夢の国道であるかのようだったが、
私もこれではすり抜けることすら出来ず、車の後ろについて停車していた。

乗っているバイクはどうやら単機筒のようで、吹かし加減では400ccというところか。
そうするとヤマハかなあ。トルクもまあまああるようだし。

お、少し動いた。前が進んだので私も軽いアクセルで前に出た。

一番混雑していた橋の手前の合流地点をやっとのことで過ぎると
前の車がもう止まることなく走り始めた。
すぐに私も続くべくアクセルをぐっと開けたわけだが、どうにもおかしい。
アクセルを吹かしても力がまったく路面に伝わらないという感じなのだ。
どうだろう。エンジンからの伝導率5パーセントといったところだろうか。

後ろの車がイライラしているのを背中に感じた。
仕方がなく急遽私は右折して細い路地に入った。
ところがこれが上り坂で、ロー全開でやっと上るといった感じ。
エンジンはバババババと唸っているが時速3キロくらい。

アクセル操作だけなのに汗をかいてやっとのことで坂を上りきると商店街に出た。
また右折して並ぶ店の灯りが続く道を「バババババ」しかしノロノロと走っていくと、
精肉店の前にワゴンが出ていて、レトルトのカレーを販売していた。
新商品なのかキャンペーンなのか、何にしてもどうにも場末感みなぎる感じである。

そこで気がついたが、私の目的地はここであった。
何かを運んでいた気がしたが、私はここに来ることが目的であったのだ。

なんだか高校生くらいのアルバイトの子が独りで店番をしているのだが、
客はまったくいなかった。
私がサクラで客を装い積まれたカレーの箱を手にしたりしていると
何人かの客がつき始めて、私は徐々に後ろに下がり、今度は店番側に回った。

途端に混雑してきた。
中年の女が箱を3箱持ってどうしようか考えている。
その女が他の客の後ろに少し下がり箱を持つ手が一瞬隠れた。
次にその手が見えた時には2箱になっていた。
「あ、やったな」と私は思ったが、まだそのまま放っておくと今度は
また同じような動きをしてから、最後には箱が手になくなっていた。
アルバイトの彼を見るとニコニコして他の客の相手をしていた。

まあカレー3箱くらいのことで騒ぐこともないので
私は何も買わず去っていく女の背中に見切りをつけた。

前を向くと若い男がカレーをくれと私に言った。
その隣の男も何箱かを買うと言い、金を出した。

私は彼らに釣り銭を返すのだが、いくら返したらいいのか計算が出来ない。
しまいに50円玉がビーズのような形をしているのに気がつき、
これでブレスレットを作ったら、などと考えたり、
高校生はあいかわらずニココニしているし、
そういえばバイクをどこに置いたっけ。
そんな商店街はまだ宵の口。
どこかなここは。
練馬の北町という感じ。
旧川越街道だったか。
ホントはベッドの上なんだよ。ふふふ。

おわり。

夢の羅列<引っ越しホスピタル>20170304

2017-03-07 20:38:54 | Dreams
夢の羅列<引っ越しホスピタル>20170304


猫のいる古い家から引っ越しをしたばかりだというのに、
私は夢の中でまた引っ越しを繰り返しているのだった。

どこからどこへとこれから説明するが、面白い事は何もなく、
くどくどダラダラと書くだけなのだが、先にコーヒーでも飲もうかな。

私は今回はどうやら病院内に住んでいるのだった。

病院に住むとはいっても入院ではなく、そこで働いているのか、何か関係者であった。

病院はメインの中央棟と北棟、南棟の三つに分かれていて、
私は最近まで中央棟にある部屋に住んでいたのだが、
北棟に移ってくれとのことで、了解した。

北棟の部屋はさすがに北というだけあって寒々しく、
この季節ではまだ窓を開ける気にならない感じであった。

私が引っ越しを済ませた後に、隣室にまだ若い女の子が入居するようで、
その家族もやってきてバタバタとしていた。

私が簡単に挨拶をすると、どうやら警戒をしているようで、
あんまりいい気はしなかったが、まあ仕方がないだろう。

部屋は私も彼女も2階だから、階段は狭いし、
誰も引っ越しに慣れていない様子だったから、なんだったら手伝ってあげるか
と思っていたが、これはヘタに手を出さない方が懸命だなと思った。

私は普段はナマケモノ科であるが、引っ越しになると俄然ドーパミンだか
アドレナリンだかがドバドバ出てきて、ものすごく働く男に変身するのだ。

それで私は駅前に用事があったことを思い出し、カバンを持って外に出た。

ジリジリと陽射しの強い風のない日で、私は駅までの一本道を歩いていたが、
地面に映った自分のシルエットに違和感を覚え、頭に手をやった。

マヌケなテンガロンハットを冠っていたのだった。しかも
その下にもうひとつ紳士用みたいな昔のおじさんが冠っていたような
帽子も冠っていたのだった。

テンガロンハットはつまりカウボーイハットであるが、帽子自体は悪くない。
しかしそれを普通の住宅街で普通の中年男がどうでもいい服装で
頭だけウエスタンにしてみてもこれはもうマヌケどころか危険ですらある。
しかもテンガロンを脱いでもまだ帽子を被っているのだ。
私は急いで帽子を二つとも脱ぎ、カバンに押し込んだ。

さて駅前で用事があったのかなかったのか、憶えていないが、
私が病院に戻ると、今度は南棟に移れとのこと。

まあ家財というほどのこともなく、カバンと衣類くらいのものだから、
ああそうですか、と素直に南に移った。

南棟は病院というより、木造の古いアパートのような建物で、
いかにも猫があちこちに出没しそうな雰囲気であったが、
猫の姿は今のところ見当たらず、しかし北の殺伐とした感じよりずっとよかった。

職員、関係者は中央のロビーに集まってください。とアナウンスが突然にあり、
私は中央に向かった。
ところがスリッパも何も履いてなく、これでは恥ずかしいので、
来賓用のでも履くかと下駄箱を探すと、
白い薄紙にうやうやしく包まれたスリッパが目についたので、
私はそれを履くことにした。

なかなか立派で神社の御札でも入っていそうな包みを開けると、
普通のスリッパではなく、底は厚く生地が薄く踵までがあり、
履くと足によくフィットするようなものであった。

それとなぜか二本の白木、まるでドラムスティックのような棒が一緒に
包まれていて、?と思ったが、まあこんなこともあるだろうと、
いつもの受け止め方で軽く流し、私はスリッパを履いた。

そしてあらためて包み紙を畳みながらよく見ると、
私の名前と「私が回収してきたものです」と大きく書いてあった。

憶えていないし、よく事情がわからなかったが、
私がどこからか回収してきて、自分用に下駄箱に置いておいたのだろうか。
どうりで足にピッタリなわけだ。

でもあれか。
白足袋に草履みたいなもので、あんまし縁起は良くねぇか。

私がそんなことを考えていると、知り合いがやってきて、
やけに深刻そうな表情で
「皆がこれから軽く飲みに行くらしいんだけど」と私に尋ねた。

そんなに暗い顔をするほどのことではないので、
私は「ふーん」と応えたが、まあ行くか、と思った。

おわり。

夢の羅列<迂闊でいやな話>20170304

2017-03-05 11:52:22 | Dreams
夢の羅列<迂闊でいやな話>20170304


私は夢の中でまた引っ越しをした。
一軒家から一軒家である。

もう家財はすべて運び終えたのだが、
引っ越しの数日後に以前住んでいた家の辺りへなんとなく寄ってみた。

家の前に誰かいるなと思ったら、大家のお爺さんがゆらっと立っていた。
脇に白い何かを抱えていた。
彼はすぐ近くに息子家族と同居をしているのだ。
それでこの古い家を私に貸していたのだが、私が今度他に引っ越したので、
点検だか戸締まりだか何か用事があったのだろう。
とにかく影のように立っていた。

お爺さんは無表情というか、それだけに余計深刻というか、
やけに目の色が暗かった。
私は彼が脇に抱えた何かに目をやった。それは猫だった。

お爺さんは猫を2匹この古い家で飼っていたが、
しかし新しく建てた家には息子夫婦の反対で連れてはいけなかったようで、
まあほんの近所ではあるし、彼は毎日エサを与えに通っていたのだった。

そこに私が入居して、契約外の納戸に猫がいるのを知り、
私は猫好きだからそのうち私がエサを与えるようになっていた。

真っ黒なのが一匹。白に明るい茶のが一匹。
黒はもう目が見えなかったがしかし凶暴。逆に白茶はおとなしかった。

それで話を戻すと、お爺さんは立っていて、猫を脇に抱えていた。
白茶の方だった。
頭だけに白い布をすっぽりと被せてあり、布は真っ赤に濡れて染まっていた。

私はその光景にすべてを一瞬で理解し、
自分の迂闊さにそれが夢の中であったにしても悔やんだ。

大家のお爺さんはエサ係の私が退居したことにより
以前のように毎日エサを与えに通うことになったわけだが、
体力も年々なくなってきていて、つまり世を儚んだというわけだろう。

自分がいつ突然死んでしまうかもしれず、
そうすると残った猫たちの面倒を誰がみるのか。
そんなことを考え、彼は狭窄し、それならいっそ、ということになったのだろう。

彼がまだそれほどの齢ではなかったら解決策を考えられたはずなのだが、
年寄りになるとやはり脳が萎縮でもするのか血流の問題なのか、
短絡的により悲観的になる例も多く、今回の件も誰かに相談をするなど、
そういった対策をまだ身体の動くうちにすることも出来たはずなのだが。

私が猫たちを連れていけばよかった。それだけを後悔しつつ目覚めた。
なぜ連れていかなかったのかは、夢の中のことなのでわからない。
おわり。