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ゲイシャのレベル

2018-11-06 18:13:08 | コーヒー
今日はなんでこんなに本格的に雨が降っているんだろう。
たしかに朝から湿度の高さを感じてはいたが。

少し湿っぽくて寒くはない日には、少し酸味の立ったコーヒーが飲みたい。
逆に寒くて乾いた日は極深の焙煎の豆を低温でじっくり抽出した濃厚なのが欲しい。

それで今日は酸味を希望していたのだが、
朝に何を飲んだか忘れてしまって、
昼すぎにコロンビア、夕方つい先ほどニカラグア、を飲んだことはなんとか憶えている。

今日の出来はコロンビアが突出して美味かった。
さすがにパナマでなくてもゲイシャの名に恥じない高みを感じさせてくれた。

あ、思い出した。朝はマンデリンだ。

マンデリンはドトールのミディアムローストのあの独特な味がけっこう好きなのだが、
今朝のはそれとは違って、フルシティローストによるしっかりとしたコクの一杯だった。
2杯分を淹れて、最初はそのコクを味わい、2杯目は湯を足してまた違った味を楽しんだ。

それでゲイシャはというと、ドリップが上手く出来て、
口の中で酸味がピカピカ輝くというか、弾けるというか、
酸味の質の良さではティピカに次ぐレベルかもしれないと思えた。

ニカラグア(javanica)は、そんなゲイシャの後に飲んだからか、
可もなく不可もなくという感じだったが、
甘みは強く、それもすぐに消えない甘みで、舌に優しさがしばらく残った。
おわり。

首を締めるCoffee

2018-10-30 18:32:20 | コーヒー
今、ニカラグアのジャバニカ種(javanica)を淹れて飲んだのだが、これが美味い。
シティローストだが、焙煎の熱にも柑橘系の酸味を失わず、しかし
コクは増して、甘みが口に残り、後味もクリーンである。

焙煎日は一ヶ月以上前だが、真空パックで、今日封切りした。やはり、
良い焙煎だと2ヶ月は美味しく飲めるというものだ。

もちろん私が焙煎したわけではなく買ったものだが、
他にその時に一緒に買ったゲイシャ種もあり、それも楽しみだ。

2パック買ったゲイシャは値段の高いパナマではなく、コロンビアなのだが、
最初のパックを飲んだ感想からすると、時間の経った味の変化にも期待ができる。

とはいうものの、コーヒーは本当に難しい。
飲む度に痛感している。
飲めば飲むほど、その難しさが新しい壁となって立ち塞がるのだ。

私はそれほど味覚に才能がなかったらしく、
コーヒーにしても結局のところ「美味いか不味いか」で判断しているにすぎないが、
それでも長年けっこうな量を飲み重ねてくると、さすがに不味さには敏感になってきて、
それが「コーヒーという種類の飲料」であっても飲めないものが増えてくる。すると、

私はべつにコーヒーに関する仕事を将来やりたいわけではないから、
そんなに味にうるさくなっても、自分で自分の首を絞めているだけではないだろうか、
と最近ふと思うようになってきた。

理由の一つは、まず外でコーヒーを注文できなくなりつつある。
知らない店だと、どんなコーヒーが出てくるのかわからず、それが怖い。
もし不味かったら飲みきる自信がないし、そこが専門店であったら、
カップにたっぷりと残す心の強さもないのだ。

席の近くに植木でもあれば鉢に流してしまうのだが、いや、
植木もかわいそうだしなあ。

つい先日、ある店のブレンドコーヒーが劇的に美味かったことを思い出し、
久しぶりに行ったが、その日はクリーンさに大きく欠けた印象を受けた。
コクとしつこさは性格の違う兄弟なので、
コクがあって、なおかつクリーンである、というのはかなり難しいと思う。
ここで言いたいことは、以前と今回と飲んだコーヒーは同じはずなのだが、
感想がまったく違ったことは、味が変わったのか、それとも舌が変わったのか、
そのどちらかしかなく、もし味が変わったのならそれでもいいが、しかし、
舌、私の味覚が変わったということなら、これはこれでやっかいなことである。

上にクリーンと表現したが、これは何かというと、つまり濁りのない味を指すのだが、
しかしクリーンならそれでいいのかというと、私はそれを求めるが、
クリーンさは「あっさり」に似ていることもあり、だから、
そんな味気ないものは飲んだ気がしない、という人もきっと多くいるはずだ。

例えば高速のSAによくある自販機のコーヒー、あのコーヒールンバの鳴るやつだが、
私はとてもじゃないが、あれは飲めない。飲めなかった。先日ひと口で捨てた。
しかし、ミルクと砂糖をたっぷり入れて飲むことを想定するなら、
あのマディな味がかえってしっかりとしたコクになって、きっとそれを好きな人はいるだろう。
まったくそのことを否定しない。
長距離のトラックドライバーなんかが、ああいった味を好むとすれば、わかるような気がする。
私が同じ立場で、500キロをノンストップで走ってきたら、美味いときっと唸るだろう。

ニュアンスの似ているものに、千葉の漁師たちが好きなマックスコーヒー(缶)があり、
あの甘いだけの缶飲料をやはり私は飲めないが、まったく否定をしない。
海に出て身体も軋む労働をしてみれば、クリーンもアシディティもへったくれも、ないと思う。

……何を書きたかったのか。

あそうか。
これほど金と努力と時間と集中を使ってやがて手に入るものは何かというと、
けっこうなレベルの不便ではないか、ということを最近になって考えている、ことか。

まったくその通りだ。
インスタントで満足できたなら、こんなに便利なことはない。
時間も金もスリフトである。
たまに外で飲むコーヒーがきっと十分にトリートになりうるだろう。
しかし、まあコーヒーのことくらいだったらどうにでもなるが、
他にも、どうしても知りたがったが、やはり知らない方がよかった、ということはよくある。

おわり。

山高ければ谷深し。コーヒー。

2018-03-08 20:38:36 | コーヒー
ここ最近、コーヒーがあまり美味くないという日々が続き、
コーヒーなんて結局こんなもんだな、
高い豆も普通の豆も、値段の差ほどに味の差はないな、などと私は思い始めていた。
ところが、
ふとした閃きでドリップの手順をほんの僅か変えてみた結果、
自分で驚愕するほどの美味さを連発する事態に発展し、
こんなにコーヒーは美味いものだったのか。
とうとう私はコーヒーの奥義真髄に達したのだと独りほくそ笑んでいた。

まずコクが段違いに増した。
そして苦味は明確に存在しながらしかし甘くキレがあり、最後には酸味が微笑むのだ。
豆の種類による個性も明瞭で、一杯を飲み終わると、すぐに次の一杯が待ち遠しくなるのだ。

ところが今日になり、朝にケニアを飲んだらどうにも味に濁りを感じ、
アレおかしいな、と首を傾げつつ、昼過ぎにマンデリンを淹れたら、
これもコクが今ひとつで、味の奥行きに乏しいがっかりする一杯だった。

同じ手順で淹れたのに。
ケニアもマンデリンも、先日あれだけ美味いと唸った豆なのに、だ。

つかの間の奥義は消えた。
真髄も見失った。
明日も見えず、
旅の終りは朧朧。
そして外は雨。

残雪コナ

2018-01-27 19:03:45 | コーヒー
先日、珍しくも熱が出たせいで味覚がおかしくなり、
この2週間ほど、飲んでも不味いだけのコーヒーを避けていたが、
先ほど冷凍庫に見慣れないパッケージを見つけ、よく見るとハワイ・コナのブレンド豆で、
そういえば去年末にドトールで買ったことを思い出した。

これは直火のイタリアンローストで、豆の表面にオイルが滲み出すくらい黒く深い。

ここのところローストはシティくらいまでの豆をわりと薄めに飲んでは
マズイマズイとばかりつぶやいていたので、よし今日はこれを飲んでやろう、と決めた。

イタリアンの淹れ方で大事なのはとにかく濃く、そして温度は低くすることだと思っている。

豆は30グラム。温度は82度。出来上がり目標は150ml。

出来ればネルがよかったが、ネルは未使用のものしかなく、準備に手間がかかるから、
まあペーパーでもいいだろうとハリオの紙フィルターにて。

紙フィルターでよく未サラシの茶色いものを使う人がいるが、あれは避けたい。

未漂白ということで、なんとなくナチュラルかつ味もよさそうな気がするが、
まったくの間違いで、
茶色のフィルターは製造工程で流水に浸しただけなので、どうしてもパルプ臭が残っていて、
コーヒーに混ざってしまい、どうやっても木の根っこみたいな味のコーヒーになってしまう。

較べて白いフィルターは酸素漂白なので、パルプ臭はほとんどなく、
微かに感じたとしても使用前に熱湯を回しかければ、問題はすべてクリアーである。
しかし安価すぎるものはやはり臭いがあることもある。

茶色のフィルターは同じように熱湯をかけてもパルプ臭はしつこく残り、
そのコーヒーはもう本当にがっかりする味で、木の根っこがいつまでも喉に張り付いて消えない。

各フィルターにコーヒー粉を入れずにお湯を通して、それを飲んでみれば違いはよくわかる。

まあ、ネルフィルターを丁寧に使うのが濃いめのコーヒーには一番なのだが、
紙の簡便さに慣れるとついつい、ね。

それでコーヒーを淹れて飲んだわけだが、これが新年最高の一杯になった。

ドトールは直火焙煎なので、去年の豆とはいえ、まったく味に衰えがなく、
むしろ円熟して、豆30グラムで150mlという濃さなのに、するすると喉に落ちていく。

香りはただただ甘く、嫌な煙ったさは一切なし。
ああ、こんなコーヒーをオレは飲みたかったんだ、と再認識した。

まあ、毎日これだと飽きてしまうのだけど。

味は深い焙煎によって酸味がほとんどなく、優しい苦みと甘さが前面に出ている。

このどっしりとした感じはもしかするとブラジルのロブスタが少し入っているかもしれないが、
そこまではちょっと私には明確にはわからない。

なにしろ飲んだ瞬間に鼻腔から咽喉が、そして大脳皮質までが徐々に、
そして最後には感覚のすべてが圧倒的に、
この熱帯地方が凝縮したような香りと味に支配されてしまう。

だからもう一杯飲みたい。

でもこれは経験からいうと、もう一杯飲んでも最初の感動はやってこない。

それならここで何を飲むかというと、これも経験上で最高の回答をするのなら、

お湯です。白湯。サユ。

熱帯の豊満な力強さに支配された余韻が消える頃に、温かく、味のない、
いや、その味のなさと香りのなさだからこその劇的な静けさと、
どこまでも清楚な、そして優しさだけのむしろそれこそ甘美な白湯で、
複雑な漆黒の気配を、すっと洗い流してやることは、きっとひとつの快感だろう。

ラスト・キリマンジャロ

2017-06-21 19:45:20 | コーヒー
午後にひどい雨が降るのかと思っていたが、そんなでもなかった。

風は強かったが、
雨は昨日のニュースなどによる「記録的な降水量が予想される」
というほどには降らなかった。

朝はブラジルの豆30グラムを薄めの360mlに淹れてトーストを食べながら飲み、
昼過ぎに15グラムのキリマンジャロを200mlに淹れ、雨と風の音を聞きながら味わい、
今、15グラムのガテマラを100mlにドリップし、
窓から聞こえる隣の家の長女の悪態を楽しみながら飲んだ。

今日はこれでコーヒーはやめておこう。

ブラジルはセラード地区のナチュラルで、不思議な味。
乱暴なことを言うと、モカっぽい。
ブラジルだし、シティローストなので酸味は弱いが、味がとても複雑。

キリマンジャロはドトールのミディアムロースト。
もう安定の美味さである。
良い意味で焦点の定まらないふわーっとした酸味としっかりした甘み。
逆に苦みはあまりないが、コーヒー風味の茶といった理解をすると楽しめる。

この齢になってミディアムローストのキリマンジャロに目覚めるとは思ってもみなかった。
しかしこの酸味と甘みはクセになる。

ガテマラはマラゴジッペという突然変異でやたら豆がデカくなったという品種で、
たしかにキリマンジャロの2.5倍ほどある。
これは薄く淹れると「ただの普通のコーヒー」になってしまうので、
ゆっくり濃いめに淹れたが、今日のところではよくわからず。

酸味の種類がキリマンジャロと明らかに違っていて、
今のところキリマンジャロの酸味に私は魅せられているので、
その違いが少しネガティブに感じられ、このガテマラについての感想はまだ難しい。

それにしてもキリマンジャロの美味さが際立っている。
先日ここに書いたように、私はずっとキリマンジャロを避け続けてきたわけだが、
実は私が好きな味はキリマンジャロだったのではないかと最近思っている。

まあキリマンジャロというよりもタンザニアということではある。

それで、キリマンジャロについてここ最近書いていたが、一応まとめておきたい。

キリマンジャロはとても美味いのだが、
ドトールでキリマンジャロと一緒についでに買ったマンデリンが、
これがまたキリマンジャロと同じくらい美味いので驚いている。

終わり。

Snow Top 20170614

2017-06-14 22:04:08 | コーヒー
Snow Top 20170614

つづき。

今日の昼過ぎに「おっとりした姉」をいただこうかと計量したら、
これで最後の11グラムしかなかったから、どうやって淹れようか考えた挙げ句、
オーソドックスにペーパードリップで淹れた。
スノートップのクリーンな感じを味わいたかったから、ネルではないなと思った。

うっかりとドリップ時間が15秒ほど少なかったような気がするが、
飲んでみるとやっぱり悪くはないが、唸るほどでもなかった。

しかし、味覚は受け手の体調というファクターが頑然にあり、
例えば酸味に対してもその感受性の強弱が日によって違い、
またそれは人によっても違い、何が、どこが正解か、の判断が難しい。

隣の家の最近生まれたらしい赤ん坊の泣き声を聞きながら、
タンザニア・スノートップの清楚な佇まいをゆっくり楽しみ、それから
ブラジルのフレンチローストを濃いめに淹れて苦みと甘みを味わった。

これで合計23グラムだったが、つい3日ほど前、
キリマンジャロとマンデリンの違いを把握したくて、一時間の内に
50グラムで600mlのコーヒーを調子に乗って飲んだら、
さすがにカフェイン中毒の入り口に立ったらしく、フラフラしてしまった。

最近のニュースで知ったが、この約3倍ほどの量のコーヒーを短時間に飲むと、
かなり危ないということらしい。

つづく。

キリマンジャロ姉妹 20170613

2017-06-13 20:01:34 | コーヒー
キリマンジャロ姉妹 20170613

つづき。

ドトールのキリマンジャロは浅めのミディアムローストだから、
豆の個性が明瞭で、酸味もはっきりと主張するのだが、
かといってそれは酸っぱいということではなく、
海辺の別荘の窓から聞こえる波の音ほどのやさしさであって、
そこに甘みも微かにあり、しかし苦みはもちろんだが期待できない。

例えばフレンチかフルシティーローストのブレンドを
20グラムの豆で150mlくらいを抽出するようなコーヒーなどと較べたら、
このドトールのキリマンジャロはまったく違う飲み物であるだろう。

私としてはこのキリマンジャロなら20グラムの豆で240mlを抽出するのが
私の嗜好に合っていると判断した。

先に書いたスノートップの方はシティローストだったから、
苦みもあり、ティピカ/ブルボンの酸味はもっともっと柔らかく、
また海に例えるなら、小説を読んでいる時の静かな潮騒の描写ほどとでもいえばいいか。
そして甘みと酸味が分かれることなく舌に感じられ、
造語にすれば甘酸味とでも書きたいくらい独特なティピカの風味が残っている。

しかしこの二つキリマンジャロの風味はさすがに似ていて、
スタンダードのキリマンジャロがなにかと活発な妹だとしたなら、
スノートップは、いつも静かでおっとりした姉といった感じである。

つづく。



ディスカバリーキリマンジャロ 20170611

2017-06-11 17:23:46 | コーヒー
ディスカバリーキリマンジャロ 20170611


つづき。(現実の話)

ドトールに着くと死神店長の姿は見えず、私は少しほっとし、豆を選んだ。

キリマンジャロは緑のパッケージですぐに目についた。
ちなみに黄色がインドネシアのマンデリン。
エチオピアのモカが赤。
そしてオレンジがコロンビア。
ブラジルは青である。

このドトールの5つの中で私が飲んだことのない豆が実はキリマンジャロなのだ。
それでキリマンジャロを3つと、ついでに目についた隣のマンデリンを1つ、
合計4つ、800グラムの豆を買い、薄笑いを浮かべつつ家に戻った。

ここで正直に書けば、
ドトールどころか、私はキリマンジャロという品種を飲んだ記憶がない。
コーヒーを飲む機会が今まで幾千あったにせよ、
ことごとくキリマンジャロを私は選ばずにここまでやってきた。
キリマンジャロにだけは手を出すんじゃない。そんな脅迫観念があったのだ。なぜか。

キリマンジャロを最後に飲んだ記憶は
たしか私が学生の時に喫茶店でアルバイトをしていた時だと思うが、
そのキリマンジャロがひどく酸っぱかった悪い思い出があるのだ。

店のサイフォンで自分で淹れたのだが、とにかく酸っぱかった。
今でなら判断出来るが、あれは良い酸味のアシディティではなく、
つまり酸化のサワーの酸味であったのだろう。

もちろん私も味なんかわからなかった齢だったが、
時代背景から考えても、あれはかなり粗悪な豆だったか、焙煎が悪かったか。
とにかく私にトラウマのごとく「キリマンジャロは酸っぱい」という棘を残したのだった。

あれから幾星霜、あまり意識をしたことはなかったが、
そういえば私はキリマンジャロを飲んだ記憶がないことに今回マジで気がついた。
ドトールのストレート品についても、そういえばキリマンジャロだけは
飲んでいないなと今回気がついたくらいなのだ。

「タンザニア」という産地名の豆を飲んだ記憶もないから、
きっと本当にずっとキリマンジャロを飲まずにコーヒーのことを
ああだこうだと書き散らかしてきたのだろう。

結論を書いてしまえば、キリマンジャロは美味い。それもすごく美味い。
いやぁ知らなかった。恥ずかしい。

先に書いたタンザニアのプレミアム豆のスノートップが美味いのは当然としても、
ドトールで買ったまったくスタンダードの緑のキリマンジャロも大変に美味しいのだった。

つづく。

スノートップ・キリマンジャロ

2017-06-09 20:45:24 | コーヒー
スノートップ・キリマンジャロ 20170609

現実の話。

最近、通販でテキトウに注文して買った豆で淹れたコーヒーを飲んだ瞬間に、
「あれ、これはティピカじゃないのか?」と感じ、すぐに
自分が頼んだコーヒーについて発送元のサイトで調べてみたら、
たしかにティピカとブルボン混合のコーヒーであった。

去年の秋に私を虜にし、
そしてその美味すぎる味のせいで他のコーヒーがどれも不味く感じ、
それからしばらくそれまで飲んでいたコーヒーを飲めなくなったくらいに
衝撃的であったパプアニューギニアのティピカに近い風味が紛れもなくそこにあった。

今回のティピカはタンザニア。

タンザニアのスノートップというプレミアムがついた豆で、
名前通りに、山のごく高い場所に少しだけ収穫されるコーヒーであるらしい。

それで即座に発送元に電話をし、その豆をもっと買えるのかを尋ねたら、
「いえ、もうありません」とのことで、私はガックリしたわけだが、
電気も点けず暗いままのテーブルに肘をつき私はしばらく考えた。

このスノートップは400グラム買ったが、
400グラムなんて大事に飲んでも10日でなくなってしまうだろう。
だからその後が問題だ。
現在のところの私の味覚が希求する風味をどう補填していくかが問題なのだ。

タンザニアといえばつまりキリマンジャロだよな。
スノートップということは要するにキリマンジャロのトップということだよな。
すると、キリマンジャロであれば近い味が望めるのではないだろうか。

私はたてた仮説をすぐに検証したい質なので、
たった今コーヒーを飲んだばかりなのに、もういてもたってもいられず、
「なら、どこで買うか」
もう都内ならどこまでも行ってやるという勢いでまたしばらく考えたわけだが、

すぐにキリマンジャロを買えて、しかも豆の素性が怪しくなく、焙煎は直火で、
という条件を満たすとなるとやはり「困ったときのドトール」である。
店長は死神のような顔であるが、なにしろ近くて便利である。

私はすぐに金を握り、歩いて5分ほどの駅前にある「死神ドトール」へ
キリマンジャロを買いに行った。

つづく。

ティピカ

2017-01-29 11:02:20 | コーヒー
昨日、行き道15kmもがんばって運転してコーヒーショップに着くと、
目当てのティピカがメニューになかった。

「ティピカがあると思うんだけど」と尋ねたら、
ウエイトレスの女の子ではわからなかったらしく、
「お待ちください」と奥へ訊きに行った。

「ございます」と別の女性スタッフが現れて、
その彼女がドリップをしてくれて、かつテーブルまで持ってきてくれた。

この豆は焙煎が難しく、浅いと青臭い感じが残る、とのこと。

そうなんだよ。
数日前に買ったガテマラはそういうことなんだよ。
ミディアムじゃ少し浅くて渋みが残る。
かといってフルシティまで煎ると<らしさ>がなくなる。
まあガテマラはフレンチでも飲めるかもしれないが。

で今日飲んだティピカは甘さと酸味の立ち上がりが素晴らしい味だった。
ジャムっぽいイメージが残るから、まあベリー系の味わいだろうか。

でも僅かに全体的な軽さを感じた。
少しそっけない感じ。
焙煎したてなのか、それともペーパードリップだからか。

やはりこれはサイフォンで試したい。

などとまた性懲りもなくコーヒーのことなどを書いている。

ガテマラ

2017-01-27 22:09:22 | コーヒー
気まぐれにガテマラの豆を買ってみたが、たいして美味くもない。

ローストがミディアムなのだが、どうも僅かに青臭い渋みが残る。

その渋みでせっかくの酸味がネガティブなイメージになる。

これはせめてハイ、もしくはシティくらいまで焙煎したほうが良かったのでは。

明日、ティピカを探して買ってこようかな。

9月に買ったコーヒー豆

2017-01-24 20:52:12 | コーヒー
以前このブログに書いたように、
ここしばらくレギュラーコーヒーをほとんど飲まなくなっていたが、
昨日、冷凍庫を開けてみたら、去年の10月だったか、それくらいに買った豆が
2種類だけ残っていて、その一つを「まあ飲んでみるか」と丁寧に紙ドリップして、
飲んでみたら恐ろしく不味くて、すぐ吐き出して、カップのは捨てた。

その豆は去年のアイスコーヒー用に買っていたイタリアンローストのブレンドで、
ミルクやクリームに負けないようにロブスタがずいぶん入っているし、
いやよく考えたら買ったのは9月だな。

私としてもこれはたぶん不味いだろうと思って、
「不味いコーヒー豆をなるべく美味しく飲むためのドリップ」をしたつもりだったが、
さすがにダメだった。これはもうアイスでも無理だ。

それで、気を取り直して、もう一種の豆で同じように淹れてみた。

すると、これはかなり美味いのだった。

購入時期はたしか去年の9月か10月で…、やはり9月だな。
10月はたしかずっとパプアニューギニアを買って飲んでいたから、9月だ。

ローストはイタリアンより深いくらいの、もう真っ黒なブレンドで、
水分がほとんどない炭化したような豆は手回しのミルで挽くと
手応えがないといっていいくらいで、
ミディアムくらいのロースト豆を挽く時のそれとだいぶ違うのだった。

浅い焙煎の豆を挽くとカリカリと音がするが、
このマンデリンベースで深い焙煎の豆はスルスルと挽けてしまう。

たぶんそれがよかったのだろう。

冷凍保存に耐えられたのも水分が少ない━━生からより遠い━━ということが、
おそらく原因の多くで、去年に買った時に飲んだ印象とほとんど変わらないどころか、
円熟味を増して、香りも深くまた複雑になり、これはティピカの美味さとは
ぜんぜん違う方向なのだが、素直に美味しかった。

と思ったが、焙煎していない生豆はそのまま長く保存することもあるから、
「生から遠い」ことが味が悪くならなかった原因なのかというと、
違う気もしてくるが、しかしあれか、<生豆>と<少しでも熱を入れた豆>とは
まったく違う次元であるから、生豆が保存が効くからといって、
浅煎りが同じかというと、これは違うな。

話は変わるが、
今までは一日の半分くらいをコーヒーの事を考えて費やしていたのだが、
去年末からコーヒーに興味がなくなって、
それではポッカリと頭の中が空いたのかというと、いやいや
考えることはいくらでもあって、そうはいっても光陰矢の如し。

ティピカ

2016-10-27 18:37:01 | コーヒー
数日、コーヒーを飲む気がしなかったが、
今、あのティピカを淹れてみた。

「最初の頃は美味かったが、急激に味が落ちた」と先日書いた豆だが、
今日、温度をかなり下げて淹れてみたら、「マズイ」ほどではなかった。

買った当初に飲んで感じたあの鮮烈芳醇な風味はどうにも見つからなかったが、
ヘタな喫茶店のよりは美味いというレベルではあった。

コーヒーって難しい。

20161023

2016-10-23 17:19:05 | コーヒー
よくよく考えてみたが、やはり、
最初に買った店の2パックの残り最後の方でもうすでに味がおかしいと
私は思い始めていた記憶がある。

あ、昨日のつづきである。

だから、ほんの僅か10日ほどの天国の味であった。

口の中に一瞬、果樹園とコーヒー園が同時に地平線まで広がったかのような
あの芳醇で軽やかでやさしい甘みと酸味と僅かな苦み。

今まで飲んだこともない、しかも自分の理想の味までも一瞬で変えさせた風味。

それが今日も怖々、もしかしたら気のせいではないだろうか、と飲んでみたが、
もう飲めば飲むほどまずくなる。日が経つほどにひどさが増す。

味が落ちるのがおそらく驚くほどに早いのだと結論づけてもいいかと思う。
もしくはまったく原因不明の謎か。もしくは私の味覚混乱。はたまた精神の崩壊。

ほんとにね、あの一瞬の煌めきのような味を舌が覚えてしまったら、
今まで感動しつつ飲んでいたコーヒーが全然おいしいと思えなくなってしまった。

もうコーヒーにこだわるとかバカらしくなってきた。
保存してあるコーヒーのどれも飲む気がしない。
今何が飲みたいかって、ほうじ茶だな。

もう一回、あの豆を発売日を確かめて買ってみて、
それから今後のことは考えてみようかと。

20161022 Coffee

2016-10-22 18:56:00 | コーヒー


コーヒー。

あれほど美味いと評価したコーヒー「○○○○○○○○○」について、
10/10時点で私は「舌に羽が生えて飛んでいきそうだ」とまで書いたのに、
本日10/22の感想としては、「こんなの店で出されたら2度と行かない」である。

同じ豆である。

たしかに今月の10日には天国の朝露ように美味かった。しかし、
その後、急速に味というか風味が消えていって、たしか、
もう15日くらいには「???」と思うようになっていた。
それで17日くらいからは「これはマズイのでは」と思い始めて、
今日ははっきりと「マズイ」と確信した。

どうやって淹れても美味しくない。

この豆を5袋、合計1kg買って、それは全て焙煎日は同じで、9/19だ。

通常、この店の豆は直火焙煎なのでライフが長く、1ヶ月ほどの冷凍保存なら、
さらに美味くなることはあっても味が落ちることは経験したことがない。

私が最初に2パック買ったのは10月に入ってすぐで、
それから数日後に同じ○○○○チェーン別店で3パックを買い足した。

!!!。

今これを書いていて気づいたが、もしかすると最初の店で買った分は美味くて、
後の店でのパックになってからがマズイのだろうか。

同じ○○○○なので、味に差があることは考えられないが、
ちなみに先の店はライセンス店、後の店はおそらく直営店である。

ちょっとこのへんのことはよくわからない。

しかし味が急速に落ちたことは間違いない。

ここは天国楽園かとうっとりしていたのに、たった一週間で
それは幻と成りはて、はっと気づくとガード下に寝ていた。というような落差である。

味覚が変わったのかと思い、他の豆を飲んでみたが、いやそれも違った。

今やコーヒーのどれを飲んでも感激がない。

ここ最近一番美味いと思ったのは自分で淹れた「マサラチャイ」である。

CTCのアッサムで淹れたスパイスとジンジャーを効かせた「チャイ」を
昨冬ぶりに飲んだが、これはもう桃源郷というしかない。
一口飲んだ瞬間に脳内に肯定的な物質が噴き出して、
「すべてが私を祝福してくれている」というような気分にさせてくれるのだ。

だからもうコーヒーを飲むのが怖いとすら思い始めているこの秋も深くなってきた。

ガード下はきっと寒かろよ。