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夢の羅列<階段>

2016-04-12 16:52:26 | Dreams
夢の羅列<階段>


つづき。

暗く誰もいない軋む階段をひとり上がった。

古い旅館、それもただ古いだけの旅館の階段とは
どこも同じで、まったく気持ちの良いものではないな。

格調の低い民芸品やら、
何十年前に貼られたのか、案内やら注意書きやら、
埃まみれの人形やら造花やら、

テンションが上がらないこと、この上ない。

まあ、こんな感じが好きな人もいるといえば、いるかもしれない。

私もテンションこそ上がらないが、そんなに嫌いではない。

そんなことを書いているうちに私は4階に着いた。

つづく。
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