夢の羅列<ゲート>
夢の中の駐輪場で、
自転車を駐めようとしたら、満車状態で、
なかなか場所が見つからなかった。
それで私は何台かの自転車を寄せて駐める場所を作り、
ようやく自分の自転車を入れようと一瞬、背を向けたら、
知らないやつがそこに自転車を駐めていた。
私は、
「怒るべきか。注意すべきか」を自問した。
しかし彼は、私がその場所を作ったことを見ていなかったようだ。
駐輪場に入ってきたらずいぶん混雑していたが、
奥まで来たら、ちょうどうまい具合に一台分のスペースが空いていた。
近くにおっさんが背を向けているが、関係ないだろう。まあ駐めてしまえ。
そんな感じであった。
それなら仕方がない。
タイミングが彼にはよかった。私には悪かった。
そんなこともある。
だいたい駐輪場の「駐め場所」でモメるなんて恥ずかしくて無理だ。
そんなことを考えながら同じように一台分を空けて私は自分の自転車を駐めた。
その時、
駐輪場の入り口の縦3メートルほどの大きく重そうなゲートが突然開き、
外から人が大勢入ってきた。
私が入ってきた時にそのゲートがあったかどうかは憶えていない。
私は人の多さとゲートの重さで、何か事故が起きてはいけないと、
ゲートをいっぱいに開いたところで動かないように保ち、
それを見た反対の扉の近くにいた男も同じようにして、
一団の入場が終わるのを待った。
なんだか高校生の修学旅行のようだ。
高校生ばかりなら、そんなに心配せずともよかったか。
まあ何もなければそれでよし。
つづく
夢の中の駐輪場で、
自転車を駐めようとしたら、満車状態で、
なかなか場所が見つからなかった。
それで私は何台かの自転車を寄せて駐める場所を作り、
ようやく自分の自転車を入れようと一瞬、背を向けたら、
知らないやつがそこに自転車を駐めていた。
私は、
「怒るべきか。注意すべきか」を自問した。
しかし彼は、私がその場所を作ったことを見ていなかったようだ。
駐輪場に入ってきたらずいぶん混雑していたが、
奥まで来たら、ちょうどうまい具合に一台分のスペースが空いていた。
近くにおっさんが背を向けているが、関係ないだろう。まあ駐めてしまえ。
そんな感じであった。
それなら仕方がない。
タイミングが彼にはよかった。私には悪かった。
そんなこともある。
だいたい駐輪場の「駐め場所」でモメるなんて恥ずかしくて無理だ。
そんなことを考えながら同じように一台分を空けて私は自分の自転車を駐めた。
その時、
駐輪場の入り口の縦3メートルほどの大きく重そうなゲートが突然開き、
外から人が大勢入ってきた。
私が入ってきた時にそのゲートがあったかどうかは憶えていない。
私は人の多さとゲートの重さで、何か事故が起きてはいけないと、
ゲートをいっぱいに開いたところで動かないように保ち、
それを見た反対の扉の近くにいた男も同じようにして、
一団の入場が終わるのを待った。
なんだか高校生の修学旅行のようだ。
高校生ばかりなら、そんなに心配せずともよかったか。
まあ何もなければそれでよし。
つづく