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20210419  夢「鍵と坂道」

2021-04-19 19:46:54 | Dreams
20210419

どこかに行く用事があり、夢の中の自宅から私は外に出た。
夢の中では珍しく自宅は実在と同じであった。
ひとりで駅に向かう上り坂を歩いた。
家を出てから60メートルほど来たところで腰を何かに引っ張られた。
「えっ?」
少し驚きながら引っ張られたところを見て同時に触ると、
ポケットから何か細い針金のようなものが
今来た方向へ「ピン」と張られていた。
「えっ?」また驚いた。
しかしすぐにわかった。
鍵だ。これは鍵についているカールコードである。
たぶん家のドアに反対の端を挟んだまま歩いてきてしまったのだろう。
こんなに伸びるものなのか。
60メートルだぞ。
坂の途中で私はそのコードに手をかけたまま茫然と立ち尽くしていた。
おわり。

E V O L U C I O

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20201119 Diary 夢を見た時は。

2020-11-19 16:45:33 | Dreams

20201119

昨日のページに「夢の中で」と書いたのだが、この「夢を見る、夢を見た」という場合「見る、見た」の漢字の使い方に以前から何か釈然としない気持ちを持っていて、今、他に書くこともないのでその気持ちを整理する意味も含めてここに書き始める。

見た、観た、視た、診た、看る、など「みた。みる。」にはシチュエーションに合った漢字があるわけだが、これがなかなか難しい。

汎用的に「見る」を使い通すことも出来なくはないが、それではせっかくの漢字を使うことの悦びを味わえないし、象形の意味がなくなってしまい漢字はただの記号となり、文章が有機から無機的に感じられ、それはただ表面的な意味が伝わればよい、というようなことになりかねず、たとえばもしも国の政策で「これからは(見る)だけを使うことにします。他の文字は一切使ってはなりません」と決まったなら、私はもう文章を書く気にならないだろう。

「映画を見た」は「映画を観た」とも書けて、私なら鑑賞という意味で「映画を観た」と書くことが多い。しかし「テレビを観た」とはあまり書かない。テレビなら視聴という意味の「テレビを視た」と書くだろう。

ところが「テレビで映画を見た」場合、「観た」か「視た」か、もしくは「見た」か。これは迷うところだが、まあ私は「観た」を使うかな。

私はポンコツノータリンなので国語と漢字を学術的に解説することは出来ないが、このページで何を言いたかったかというと、「夢を見る」「夢を見た」の場合、「見」この字では何か味気なさを感じませんか?ということ。

前提として、夢には誰もが知っているように代表的には二通りの意味があり、一つは睡眠中の夢。もう一つは将来の夢。です。

この二つの意味の夢に「見る、見た」しか使えないのは日本人としていかにも寂しい。とはいってもそれ以外の漢字はまったく使えないし、この問題に私は長らく悶々としてきた。

「見」という漢字は元来、人の上に大きな目が載っているという象形から始まったというのだから、わかります? ほら夢を見ることに目は使わないでしょう。眠っている時にも、将来を考える時にも目は使わないわけです。だから私は釈然としない。

もちろん和語優先で考えれば「ゆめをみる」で事足りるし、これはこれで美しいわけだが、しかし「夢」という漢字も捨てきれないわけですよ。平仮名ばかりの文章では読み難いし、しかし漢字多用の漢語優先の文章も硬くて読み難い。だから私としては普段から和語と漢語のどちからといえば和語優先で書きますが、「夢を見る」と書く場合、繰り返すが「見る」の文字がどうにも気になってしまう。

もう結論を言いましょう。
夢に対応する「みる」の漢字を新しく創っていただきたい。政府に。菅さんに。
創るなら、やはり偏は心を表すりっしんべんだろう。旁に「見」を配置すれば誰でも理解できるのではないだろうか。自画自賛になるが、これはなかなかの発見と提案ではないか。よし早速例文を書いてみよう。



あらためて見て、正直「ぜんぜん違うな」と思った。
「なんだコレ」感がすごい。
やっぱり「夢を見る」でいいや。
おつかれさまでした。
バナナ食べたい。

E V O L U C I O

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20201118 dreams 水のガレージ

2020-11-18 20:27:02 | Dreams

20201027に見た夢の話

夢の中でフランス人の女性にずいぶんと世話になった。
私は何かの用事で、その地に滞在することになり、初老の彼女の家に何泊かした。
フランス語はまったくわからなかったが、意思の疎通は十分にできた。
宿泊中の心の籠った応対に、私は去り際、彼女に何かお礼をしたかったが、
何もできず、最後に名前を尋ねた。
やはりフランス語だったから、よくわからなかったが、
しかし、その意味を教えてくれた。
「水のガレージ」だと。
甘く優しい数日間の思い出である。

E V O L U C I O

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20201018 Dream 夢の話「怒ったオジさん」

2020-10-18 17:32:47 | Dreams



20201018に見た夢 

どこか広くて校庭のような地面が土か砂の感触のある場所に私はいた。

友人たち数人と何をしているかはわからないが、皆で楽しんでいた。

ところが、どこからか中年の男が1人現れて、しかもその男は包丁を持っているではないか。
さらにその包丁は手に持っているのではなく、柄に紐をつなげてブルンプルンと振り回しているのだ。
皆でバラバラに逃げた。男は何か叫びながら追いかけてくる。少し狂ってる?

私は走っているうちに血圧が上がり「よし、やってやろう」という気になった。ぐっとUターンをして男に向かった。最初の一撃を避ければなんとかなるだろうと楽観していたら、その最初の一撃が男の叫びとともに飛んできて、しかし私は見事に避けた。が足がもつれて仰向けに倒れてしまった。しかも身体がまったく動かない。力が入らないのだ。夢の中ではよくあることである。

男が興奮しつつも勝利の面持ちで紐包丁を仰向けの私に振り下ろした。包丁は私の頭上の地面に突き刺さった。途端に私は動けるようになり、起き上がって男の足を払って倒した。中年の私が言うのもなんだが、狂った中年のおじさんになんか触りたくないから、あとは足でボコボコ蹴った。

おじさんは観念したのか、もう抵抗しなかった。私も蹴るのを止めた。さて静かになったし、どうしようか。警察呼ぶか。しかし私は説明や調書などが面倒だし、私に被害はなかったし、おじさんも辛そうな顔をしているし、このまま放って帰ろうかと思った。しかしなあ、また暴れる可能性もなくはなく、それが子供に対してかもしれず、だから今ここで解放するのは将来的に禍根を残すことになるな。やはり警察沙汰にするのがベターか。などと考えた。

友人たちはまだ遠巻きに見ている。広いグランド。砂まみれで仰向けのおじさんはゼーゼー言いながらそして今にも泣きそう。私はおじさんの横にしゃがんだ。寝ているのに大きく丸く膨らんだお腹をポンポンと叩き呟いた。「しっかしおじさん太ってるね」終り。

E V O L U C I O

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20200924 夢の黒埃虫の話

2020-09-24 17:50:57 | Dreams




20200924

「黒埃虫の話」

夢の中で小さなカエルを見つけた。緑が鮮やかで目立ったのだ。じっと見ているとカエルは何かに纏わり付かれているようだった。何か。黒い埃の塊ような、いや塊というほどの密度ではなく薄煙くらいにぼんやりして大きさはタラコくらいの纏まりがカエルの足から覆い被さろうとしているのだった。

私はカエルの味方をして脇の棒を拾いその煙をカエルから払おうとした。よく見ると煙の正体は虫だった。この場合、蟲と書いたほうがイメージし易いか。5ミリほどの細く黒い糸のような、いや糸よりずっとずっと細い虫が数万匹?蠢いて密集しているのだ。それがまるで呪いの煙のようにカエルを襲っているのだった。

棒の先を揺らしながら煙に差し込んだ。すると虫は散って、まるで埃をはたいた時のように広がり私の呼吸にも進入してきた。私は途端に激しく咳をした。咳が止まらない。散った瞬間、咄嗟に顔を伏せたのだが虫が僅かにでも肺に入ったようだ。猛烈に咳が出る。しかしカエルは逃げた。よかった。私は咳をしながら虫を触った気色悪い棒を階下に捨てた。棒は下に置かれた誰かの自転車のハンドルに当たり跳ねてから落ちた。

それから目が覚めた。まだ咳が止まらない。夢の虫が入ったのだから当然か。ゲホゲホ。終り。E V O L U C I O

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20200716 Daydream

2020-07-16 16:54:14 | Dreams



20200716

昼から爆睡してしまいました。
長くストレンジな夢をみていました。
━━━高架駅ホームから人が落ちたらそれはマジックショーで、身長5メートルくらいの男が笑っていたり、ついでに私も校舎から飛び降りたら火ダルマになり、焼けて死んだと思ったら、実は焼けたのは別人で、私はバレないように下を向いて焼けた遺体を拝んだり、しかし真相を知っている奴がいて、そいつを小突いたり、などと忙しかった。夢で。━━━

おつかれさまでした。

E V O L U C I O

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5/30 夢の失効手続き

2020-05-30 19:37:56 | Dreams

5/30

すべて夢の話なのだが、
今日の夕方4時に車の免許関係の大事な手続きがあったことをまったく忘れていて、
昼寝から目が覚めたのが3時頃であった。
目が覚めたといっても夢の中で覚めたので、実は覚めていないのである。

その手続きを期限日の今日しないと免許証は失効してしまうのだった。
私は酷い忘れぶりに、
とうとうこんなことも出来なくなってしまったかと独り嘆いた。

しかし、もしかするとまだ間に合うかと慌てて書類を探してみたが、
部屋が滅茶苦茶でどうにもならない。
ところが、何事もどうにもならなくなると逆に冷静さを取り戻す私は、
まあ間に合わないとしても、もう慌ててもしょうがない。
それに何かきっと救済措置があるだろう。
などと散らかった書類を見ながら考えた。

それにしてもなぁ、まったく忘れていたし、何も準備をしていないし、
オレももうダメだなぁ、ボケたなぁ、と苦笑いをしていたら覚醒してきて、
ようやく本当に目が覚めて、時計を見たら12時半で、もちろん昼のね。
おいおい、まだぜんぜん余裕じゃないか、
よしよし、ならシャワーを浴びて、コーヒーを飲んで、書類を探して行くか。
なんだよ、オレって出来る奴じゃないか、ふふふ。
と、ベッドの上でしばらく笑っていたら、
その予定がまったくないことにやっと気がついた。

おつかれさまでした。E V O L U C I O

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5/20 就職しました。

2020-05-20 18:50:53 | Dreams

5/20

昨今の世界情勢に鑑み、私も暮らしの安定を計らねばと就職をする気になった。
いい具合に近所で頃合いの会社を見つけた。
さっそく面接が通り、私はめでたく仮雇いの勤め人となった。

働きによっては本雇いにしてくれるらしい。しかし正直ヤル気はない。
同じように一緒に仮雇いになった新人が他に二人いた。
若くもなく年寄りでもない男たちだった。

さて何の会社かというと、
おでん屋である。
しかも牛乳屋も兼ねていた。
昨今のコロナ禍により学校の休みが続き、牛乳の卸販売が滞っていて、
中年男の社長は売れ残った分を政府に買い取ってもらう気でいるらしく、
私も「いいアイデアですね」とテキトーな相槌を打った。

牛乳は売れなかったが、おでんも売れなかった。
おでんは1階の店で対面販売である。売れないからもう真っ黒である。
煮詰まった黒いおでんを見つめながら私は現実感を失いボーッとしていた。
しかし現実感を失うのはあたりまえの話で、すべて夢の中の出来事なのだから。

とはいえ、夢の中でこれは夢だと認識できる時は稀で、今回は曖昧であった。
私はなるべくラクをして給料を毎月もらいたいと考えていた。
謂わば、目の前の黒いおでんに私の未来があるといっても過言ではないのだった。

ところが実は、
この会社のおでんと牛乳は表の看板で、本業は裏稼業であるらしかった。
というより話を聞いていると、どうやら本来の裏稼業がおもわしくなくて、
ただの看板であったおでんと牛乳の稼ぎに頼っているというのが実情の様子であった。
つまり今になっては、おでんも牛乳も裏もすべてダメなのである。
それで人を新規に雇うということは何か事情があるのだろう。

さて、おでんにしろ牛乳にしろ裏稼業にしろ、
私にはどれも気が進まないことばかりであった。
しかし強いて言えば「おでん」かなぁ。
ここで辛くともおでんの修行をしておけば、
もしこの先食えなくなってもおでん屋の開業もできるではないか。
私の未来において希望をしない選択肢の最後の一つとして残してもいい保険だ。

しかしそんな消極的な心構えでおでん屋が成り立つほど甘いわけもなく、
しかも目の前のあの臭くて黒いおでんを見ていると、
先ほどの主張とは逆になるが将来役に立つとも思えなかった。
だいたいテキトーにおでん屋を開業するくらいなら、
本気でコーヒー屋をやるに決まっている。

「ガチャ」
社長と新人二人が部屋に入ってきた。
これから本雇いの儀式を始めると言う。
「儀式」か。
なにしろ胡散が大変に臭うのである。

さてその儀式とは、
仮に「中途採用本雇いの儀」とでもしておこうか。
社長と新人ひとりが組みになり、お互いの袖をめくった右腕を交差し合わせるのだが、
ただ合わせるのではなく、
その合わせた腕の間に熱いおでんではなく、
真っ赤に焼けた1センチ角ほどの鉄片を入れること肝であった。

悩む間もなく始まった。
「あ゛ぁー」と新人。
「くぅー」と社長。
そりゃあ熱いだろう。小さくとも焼けた鉄である。
大袈裟に叫ぶ新人に対して、さすがに社長は目をつぶり小さく呻くだけであった。

さて、どうやって逃げようか。
こんなのにつき合ってられないよ。
夢でした。

おしまい。E V O L U C I O

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5/2 夢・川縁

2020-05-02 20:24:49 | Dreams

5/2

夢の中で、
どこか田舎のような場所にある家の裏手の川へ降りて行くと、
茂みに何かの灯りが薄暗く灯っていて、
そこに数えきれないくらいの羽虫が集っていた。

私はそれを見て少しぞっとしたが、
しかしよく見ると、
羽虫だと思っていたのはすべて小さなコウモリだった。
それくらい小さい5ミリほどのコウモリが無数に飛んでいたのだった。

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2020.元旦<運の塊>

2020-01-01 14:31:11 | Dreams


(まるで鱗面のようですが、寿のタガネ散らしでございます。)

2020.1.1 大晦日の昼寝に見た夢の話

腹が減ったから何か食べようと中華料理屋へ入った。
40才くらいの中国人らしき細身の男が厨房にいて、おそらくその男の母親なのだろう年配の女性が料理を運んだりレジを打ったりしていた。

私は椅子に座り、まあ大晦日だから少し飲んでもいいかなと肴にもなりそうな料理を3品注文し、誰もがそうするように店内を見渡した。

掃除は行き届いていない。あちこちに生活の匂いがする。つまりこの店は彼らの仕事場であり生活の場でもあるわけだが、まあそんなことはどうでもいいいさ。腹を壊さない程度の料理が出てくれば。

私は鷹揚に構え、まだ何も料理のないテーブルの上の醤油の瓶などを見ていた。すると突然テーブルに皿が乱暴に置かれた。動いている。何かが。皿の上で。エビか。

すぐに振り返り、ひと仕事を終えて定位置に戻る割烹着の後ろ姿に声をかけようかと思ったが、その「私はなんにも答えませんよ」という鉄壁の守りが如実に顕われた背中を見たら少しばかり気圧されて、ほんの一瞬だけ息を呑み、いやしかしここで負けるわけにはいかないと奥の厨房に届くくらいの声を私は発した。

「ちょっと、このエビ、オレは頼んでないぞ」
文字にするとマヌケであるが、私は確かにそう言った。
そう言いながら無意識に皿を返そうと思ったのか自然と手が皿に伸びて、がしかしまだ動いているエビに躊躇し、私の手は皿の手前の空中で中途半端に止まった。

「まだ食べちゃダメ!」

声が飛んできた。割烹着の声である。手を伸ばした私がエビを食べると思ったのだろう。要するに紹興酒に漬けたエビがもっとぐったりとして味も染みるまで待ちなさい、ということらしい。が、いやいや、まず頼んでもないし、食べる気もないし、第一この酔っぱらいエビとかいう料理は生で食べるものじゃないだろう。煮ようが焼こうが今まで食べたことはないが。だって私はエビをそんなに好きじゃないから。

だからエビの料理の番外地にありそうなこんなメニューを金輪際頼まないわけだよ。たとえ夢の中であっても。

男が厨房から出てきて母親と話をぼそぼそと始めた。そして男が私のテーブルへ来て、あなたはメニューの写真を指差して注文をしたが、その写真がエビだったと母は言っている、とわりと穏やかに主張してきた。

いいや違う。オレが指を指して注文したのはこれだ、とメニューを開いてその写真を探した。のだが、あれ、写真がない。これは違う。これも違う。おかしいな。いやおかしいな。
私はメニューを初めから捲り、注文した写真を探した。

男は私の横に立ったまま、どうやらもう勝ったかのようにふふふと笑っている様子。

どうしても写真が見つからない。すっかり術中に嵌ったか。もう鷹揚さも空腹感も失せてしまって、これ以上ここにいると私は何かやらかしそうなので、面倒だから金を払って出ようと決めた。で、いくらだ?

「3750円デス」

また微妙な値段を言ってきたな。安くはないが高くもない。
「3000円にしとけよ」イライラして言動も尖ってきた。
「ハイ、ジャ3000円デス」素直に負けるとこもイライラする。

支払って店を出ようとすると靴がない。
あれ、そういえばここで靴を脱いだのか。よく憶えていないが、まあそういうことなのだろう。振り返ると店主の男がニコニコしている。

「靴ハ外ニアリマスデス」

そうはいっても外で脱いでここまで来たのか。そして帰りは外まで裸足で行くのか。
疑問はいくらでも湧いたが、しかしもうこいつらに関わっているのがすっかりイヤになっていたから私は裸足で外に出た。

靴、靴、靴、オレの靴。おっと、まさかアレか。

突き刺さっているのだった。私の靴が。どこに。何かのデカい塊に。何の? どう見てもあれは“運固”だ。象の運固だ。象のだとなぜわかる。回りが象の足跡だらけだからだ。つまり切り株くらいのデカい運固に私の靴が45度の角度で見事に突き刺さっているのだった。

この運がたっぷりついた靴を履いて帰るか裸足で帰るか、それが問題だ。

迎春

皆様、素晴らしい一年をお過ごしください。E V O L U C I O 手島

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12/31 ゆく年くる年「怯えた蛾、張り付く何か」

2019-12-31 19:49:21 | Dreams

12/31

20191006記

夢の中の自宅で友人たち3人と飲んでいたが、友人たちは皆酔って寝てしまった。

もう遅いし何をすることもなく、じゃあ私も寝ようかとカーテンを閉めるため立ち上がった。
外は暗く雨が降っていた。

カーテンに触ると何かがひらりと落ちた。床を見るとそれは5センチほどの蛾だった。

大きい。見て気持ちの良いものではないから私も一瞬固まって、さてどうしようか考えていると、カーテンの陰からまた別の蛾がそれは飛ばずに床を這って私の方へ、つまり部屋の奥へと向かってくるではないか。

私の身体はさらに石のようになり、しかし頭はフル回転で現状の把握と事の成り行き、そして今なすべきことを考えた。

そうこうしているうちに蛾はさらに増えて、カーテンの陰からどんどん現れ、木製の床の上を這って奥へ奥へと集団移動し始めた。

蛾たちはまるで何かに怯えている様子だった。皆飛ばないし。
そのうちソファの横に空いたスペースで彼らは整列し、上から見るとまるでスーパーの広い駐車場に駐まった車であるかのように見えた。

彼らの緊迫感と行儀の良さから私はいつの間にか微かな親近感か、もしくは保護欲に近い感情を覚え、まあ雨が降っていることだし、部屋中に飛び散らかすわけでもないし、もしかすると私の言うこともきいてくれそうな感じなので、しばらくはこのままでいいか、と窓際に立ったまま考えた。その時、

「ビシ! ビシ!」と窓のガラスを叩くような音がして私は振り返った。
「ビシ! ビシ! ビシ! ビシ! 」私が窓の装飾ガラスを凝視している間にも音は続き、その音の度に何かが雨に濡れたガラスの外側に吸着しているようだった。
「何だ?」
ガラスの装飾模様のためにそれらが何かはっきりとわからず、私は頭を動かし、模様越しに見える<何か>の正体をはっきりさせようと、よく見える箇所を探した。すると、
ある一点で張り付いた奴と目が合った。笑っている。「うっ」私は思わず仰け反った。悪魔じゃねーか。
悪魔を見たことはなかったが、夢の中で私にはそれが悪魔だと確信できた。
朧げに見える姿は体長25センチほど、質感は青白いヤモリが変態し大きくなって人型になったような感じ。しかも手に槍を持っているではないか。そいつらが無数にガラスに張り付いて私を笑って見ているのだった。

私はまた石に固まって、しかし頭はフル回転でまた現状の把握と今後の成り行きを考えた。
夢の中のことなので、一連のおかしさを疑うことはなかった。蛾の集団が怯えて整列している。小さい無数の悪魔が明らかに敵意を剥き出しにガラスに張り付いている。攻撃にも防御にも役に立ちそうにない酔っぱらいが部屋のそこここに転がっている。
奴らの質感は妙に柔らかそうだから、体当たりでもガラスは割れないだろう。しかし悪魔たちにもそれなりの文明があって、杭のような物を集団で吊って飛んでぶち込まれたら、こんな窓のガラスはひとたまりもないだろう。

もしもそうなったらば、空いた穴からあの気持ち悪いぷよぷよした悪魔たちが雪崩込んでくるだろう。ガラスに張り付いた様子を見ると、攻撃時もきっと身体に張り付いてきて、あの槍で刺すのか。血でも吸うのか。応戦するにしても、何かでぶっ叩くくらいだが、びちゃっと潰れたりしたら、いやな臭いが部屋に充満しそうだな。それにあとで掃除することを考えたら気持ち悪くなってきた。いや、ホント、ごめんなさい。へんな夢で。おしまい。それではよいお年をお迎えください。evolucio

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12/29 薄暗いネコ

2019-12-29 19:17:08 | Dreams

12/29 薄暗いネコ

夢の中の自宅の薄暗い部屋で今日もぼんやりとしていたら、どこからかネコがちんちろりんと現れた。以前飼っていたネコである。

「おっ」と私は思い、ネコがどこへ行くのかを見ていたら、壁と家具の隙間へ入り込んだ。ネコは狭いところが好きだからな、などと呟く間もなく、そこから「じょーっ」と何か水気の音がしてきて、「おいおいおい」と慌てたが、同時にどうでもいいやとも思い、またぼんやりに戻った。そしてしばらくして目が覚めた。今日は風がないな。歳はこうして暮れてゆく。おやすみなさい。evolucio

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8/19 Diary<階段の上の店>

2019-08-19 17:58:46 | Dreams

8/19

私は歩道にいた。
渡った側に小さなビルがあり、そのビルの中央に堂々とした階段があり、それを上った2階は入り口とかドアとかを一切省いた、いきなりカウンターと椅子のある軽食喫茶といったような店で、若くもなく年寄りでもない夫婦が切り盛りしていた。

私はカウンターの端にあったランチの見本(食べられる料理そのもの)を見て、よしこれをお願いします、と注文したのだが、しかしさっき食べたばかりなのに少し問題があるな、などと思った。

さっき食べたというのはこの夢の中の話ではなく、現実にて昼寝をする直前に私が昼ご飯を食べたばかりであることを指していて、問題というのは、食べたばかりなのに注文するという問題と、まだ食べる余裕がある、という問題であった。説明が後になったが、これはほとんど夢の中の話である。

料理を待っている間、メニューにコーヒーと書いてあるのを見つけ、食後に飲んでみるか、と思い、これはどんなコーヒーですか? と尋ねようとした時、猫のケンカの激しい声が聞こえ、はっと起きると、店も夫婦もメニューも消えてしまって、そうか、私は食べ損なったのか。終り。

本日も、おつかれさまでした。evolucio

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8/10 Diary <夢アザラシ>

2019-08-10 18:47:42 | Dreams

8/10

スキーのジャンプ台のような、しかしよくわからない高いところから私は「うわぁーっ」と滑り落ちてきて、やはり期待通りにビョーンと飛び出して、低い軌道をやっぱり「うわぁーっ」と大砲の弾のような感覚を味わいながらも、これから自分が落ちるであろう地点の状況がどうしても心配で風を受けつつ確かめると、どうやら先には一万頭ほどのアザラシが押し合い圧し合い水しぶきを上げているではないか。それはまるでエサをもらう時の鯉の池のような混雑状況で、ああ、あんなとこに落ちるのは心底いやだなー、と思った途端に見事着水。バシャーともうアザラシだらけ。という変な夢。
本日も、おつかれさまでした。evolucio

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夢の羅列<600の羅列は終焉の共鳴> 20181231

2018-12-31 19:34:06 | Dreams

夢の羅列<600の羅列は終焉の共鳴> 20181231

長くここに書き散らしてきた<夢の羅列>という私の夢の記述もそろそろ終りかと思う。
理由は、
夢をあまり見なくなったから。
見ても「これは残したい」という夢がないから。
それに、もうこれに費やしている時間がなくなってきた。

記憶を辿れば、期間で約25年ほどか。数にして約600話を書いた。
最初は紙に、ある時から電子手帳に、またある時からブログに、と変わってきた。

とくに記憶に残っている夢はいくつかあり、
「1インチの鳥」
「古い屋敷の池」
「夢の重さ」
「純子の赤いセロファン」
「残像の屋敷」
「25の超越の光」
「冬の蛾の影」
もっとあるはずだが、今頭に浮かぶのは、こんなところか。

ベッドの上を羽ばたく無数の小さな鳥。
水溜りに透き通って見えた古い屋敷と緑の池。
酒に溺れた居酒屋の気配。
セロファンに赤い絶壁の空。
庭園の錆びた柵越しに見た幼い頃の町。
カルトに盲信した若者の目の濁り。
そして凍った庭に動けない蛾の背中。

なんでこんな夢を見るのだろうかとその度に思ったが、
今でもまざまざとこれらの映像とそして気温と湿度までを思い出せる。
私は夢に住んでいたのではないかと思えるくらいだ。

それにしても600の夢を書くことに、どれだけの時間を使ったのだろうか。
考えると目の前が冥くなる。
この積層に何か意味があったのかとも思うが、あるわけがないよね。

「残したい夢」を見なくなった原因を自分なりに分析してみると、
おそらく加齢による脳機能と食生活の変化による脳内物質の分泌量の変化ではないか。
そういった影響か、夢以外にも、
以前、面白かったこと、興味があったこと、価値を認めていたこと、それらが、
最近どうでもよくなってきたことも事実である。

最後に書いたのが9月の「尿意と半ケツ」の話で、
これは無意味な25年間の最後に相応しいなと思える無意味な内容だったから、
実は私は満足していて、今年中での幕引きを思った。

皆様。ありがとうございました。

よいお年をお迎えください。

E V O L U C I O  制作者 手島  2018.12.31

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