EVOLUCIO WORKS INFO

EVOLUCIO WORKS INFORMATION

20240608 とくに何もございません。

2024-06-08 18:50:00 | panlogos

本栖湖。
記憶喪失の山口百恵でも歩いていそうな湖。富士山を背にしているから、向こう岸なら撮影場所として少しは人気もあるらしい。此方は怖いほど誰もいない。ましてや白い鳥もいないし、悪い人も来ない。私も石を向こう岸へと投げたりはしない。

6月8日。まだそれほど暑くはない。朝晩は肌寒く、よく眠れ、よい季節。しかしたまには湿度が高い日もある。普段飲まない酒を飲んで悪酔いしてみたり、ふと思い立ちコーヒーを控えてみたり、近所のどうでもいい川の黄昏を眺めてみたりと、なんとなく日々を過ごしている。真っ白な紫陽花がきれい。



昨日買った
風の音だけのレコード
内職して貯めたお金で
足りない分は月末の約束で
薬指に予定を書いた
梅雨明けまでには支払い終えて
涼しい夏がチリンチリン


子供の頃に買った
雨の音だけのレコード
高価な買い物だったけど
朝から聴けば憂鬱な気分

遠雷
早速雨足駆けてくる
誰もいない
下がり始める五月の室温
航海
心の底へ沈んでゆく
冥界
湖に泳ぐ影も虚ろ
拍手喝采
皆に応えて
微笑み
手を振り
眠る
光彩
移ろい
白い
紫陽花




E V O L U C I O      20240511  13:00 「風のレコード」


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20240527

2024-05-27 18:26:00 | panlogos




夜風につつじ
薄赤く
花も頭もぼんやりと

密かな闇は
白鷺の
佇む川面に冷んやりと

空は半夜の月に青
天幕よ星
星は想い
想いは水に
映して光
溶かして記憶
流して家路
夜風につつじ



(川面かわも)

E V O L U C I O            20240523



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2024/05/20

2024-05-20 19:23:00 | panlogos
場当たり
刃渡り
罰当たり


evolucio



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2024/05/19

2024-05-19 20:39:00 | panlogos


目の前に
ジーザスの影
肩を叩かれ振り向くと
にっこり笑う彼



evolucio



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20240513

2024-05-13 18:15:00 | panlogos




惑わされて
荷馬車を売った
赤毛の馬は売る朝鳴いた
子供のように一緒に泣いた
木が揺れて
研ぎ澄まされた
日が暮れても
待ち続けた



E V O L U C I O   20240511  
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2024/05/11

2024-05-11 12:41:00 | panlogos

灯の消えた
錆色の町は霧に沈み
遺された
短調の歌だけが聴こえる
人形たちは歌う
歓びの歌を
それはきっと
未来の世界

(灯ひ)


evolucio  20240511 11:30



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2024/05/10

2024-05-10 19:44:00 | panlogos



ともしび心細く
森は夜の帳
そよ風生ぬるく
見知らぬ星だけが見てる
怒りはなく
狂いもなく
煙のように
黄道帯へと漂う

(帳とばり)


evolucio   20240510  17:45



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2024/05/09

2024-05-09 19:53:24 | panlogos




禁じられた
残りの酒瓶に名前を書いて
夜の匂いの消えぬ間に
無い無い尽くしの渡し船
命短し襷に長し
流し流されナイアガラ
かっぱかっぱの川流れ

evolucio       20240509 20:24



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2024/04/24 Panlogos/Whale on the wind.

2024-04-24 18:28:42 | panlogos
画像はAIによる。

20240424


坂道を
ナガスクジラが風に波々登ってゆけば
しろがねシャンシャン猫じゃらし
三毛も茶トラもハチワレも


E V O L U C I O

20240424  18:24

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20230627 Panlogos/朝焼けミルクティー

2023-06-27 19:07:53 | panlogos



まさゆめ、朝やけ、浅い夢

風ふけ、右向け、左向け

朝ひる、夢見る、ミルクティー



evolucio


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20230608 panlogos「あじさい」

2023-06-08 17:30:33 | panlogos

20230601

紫陽花 朝つゆ あさぼらけ
萬歳 梅雨入り 傘ひらけ
六月 水無月 みずのつき
雨降り 居眠り カタツムリ
 

E V O L U C I O


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20230531

2023-05-31 17:49:00 | panlogos

20230531


夜はつつじ
つつじは祈る
つつじつつじ
囁くつつじ

空はひつじ
ひつじは遊ぶ
ひつじひつじ
漂うひつじ

私はつむじ
つむじは回る
つむじつむじ
彷徨うつむじ


つつじの見頃は
なかなか長いですね。

E V O L U C I O


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20230530

2023-05-30 20:59:00 | panlogos


つつじつつじ、アザレアつつじ

ひつじひつじ、メェメェひつじ

つむじつむじ、朝にはスムージ

evolucio


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20230313

2023-03-13 18:46:00 | panlogos
雨の神さま
夢から覚めても酔っぱらい

カラスがカアカア飛んできて
コップの水と神様会議の案内状

伸びをしながら寝巻のままで
人間界を眺めたら
うっかり水をこぼしてしまい
今日は朝から雨でした

「お湿りお湿り」
また寝る神さま
「やれやれ」
呆れるカラス

夢の中では
もう春爛漫

サクラサク


  panlogos\20230313\evolucio



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20220627 猛暑は図書館、避暑、司書、内緒。

2022-06-27 18:20:00 | panlogos
20220627

今日も猛暑日。

私はもう齢だから、
暑さに弱いが、
しかし寒さにも弱い。

風が嫌いだが、雨も嫌いだ。
山も海も苦手で、混雑も無理。

電車に乗ると死ぬほど疲れる。
すぐ咳が出る、節々が痛い。

最近、
それなら私は
いったい何になりたいかを
自分に強く問えば、
僅かに考えてから、
図書館の本になりたいな、
一冊の本になりたいな、
私はついに答えを見つけた。

誰も手に取らないような
古びて人気のない本になりたいな。
空調が効いて
居心地の良い木の本棚の隅で
何もせず、
ただ窓の光と
夜の静けさとともにありたい。

昼の微かなざわめきにまどろみ、
深夜には
フクロウの声を真似て独り遊び、
幼な子がいれば長く成長を見守り、
職員の不人気本処分の手を逃れ、
なるべく高い棚に隠れるのだ。
誰にも見向きもされず
ひっそりとあくびをして
何もかもわかったような顔をするのだ。

ところがある日、
誰かが踏み台に乗って
手を伸ばしてくるではないか。
よかった、となりの本だった。
久しぶりに読まれたからか、
上気した顔で棚に戻ってきたお隣さん。
手の主はそのまま帰ればいいのに、
私をじっと見ているではないか。

死んだふりをする私。
面白くないよ。
ためにならないよ。
カビてるよ。

あぁよせ、うわっと手に取られてしまった。

勝手にページをめくられる。
目次なんかないよ。
そんな気が利いてれば
まだ人間やってるよ。

白紙、白紙、白紙。
なんにも書いてない。

空っぽなんですよ。
残念でした。
なんにもなーい。

おいおい、もうやめれ。
あきらめろって。
なんにもないったら。

あぁしつこい、
とうとう最後までめくられた。
しかしそこには
ひと言書いてありました。



「コーヒー買ってきて。」


暑い中、おつかれさまでした。
evolucio
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