夢の中の学校の教室にて。
先生がこれからテストをやると言う。
最近、漢字を書けない生徒が増えているから、
それを調べるためのテストである。
「学歴」と大きく書いてみよ、と言うのだ。
なんだ簡単じゃないか、と私は黒いマーカーで書き始めた。
ところがこれが書けない。
「学」がどうしても「労」になってしまうのだ。
カンムリの下の「子」が出てこないのだ。
すべて夢の中のことである。
5回ほど書き直した。
途中でいやになりかけたが、
合否を判断する役の友人が
「大丈夫、書けるよ」と
私を励まし待ってくれて嬉しかった。
制限時間ギリギリでやっと書けた。
「歴」はなぜか簡単に書けた。
チャイムが鳴った。
よし終わり。
うまくいったよ。
E V O L U C I O