EVOLUCIO WORKS INFO

EVOLUCIO WORKS INFORMATION

ご挨拶

2016-12-31 20:05:17 | INFORMATION



この一年間、ありがとうございました。

来年もよろしくおねがいいたします。

何か忘れていることはありませんか。あります。たくさんあります。

いや忘れているわけではないので、ちゃんとやります。

それでは皆さん、よいお年をお迎えください。

E V O L U C I O 製作者 手島  2016.12.31

星に願いを

2016-12-29 19:09:30 | Zippo


E V O L U C I O 「Engraved ZIPPO」

“When you wish upon a star.”
 and more.

<販売取り扱い>

K-SMITH帯広 北海道帯広市西2条南16-2 Tel/Fax.0155-24-0255

年内の営業は終了いたしました。新年2017/1/3より

<定休日>毎週 木曜日 <営業時間>12:00〜20:00

K-SHITH hp link

帯広駅前・定点カメラ・静止画

夢の羅列<純子の赤いセロファン・2> 20161127

2016-12-25 17:42:00 | Dreams
夢の羅列<純子の赤いセロファン・2> 20161127

つづき。

二人で車から降りて砂利道を少し歩くと
行く手は岩山に阻まれ、私たちがはるばる来た一本道はこれで終りかと思われたが、
近づくにつれ岩山の洞窟へとつながっているのが見えた。

洞窟とはいっても「穴」というのではなく、巨大な岩の裂け目という感じで、
どうだろう亀裂は縦に10メートルほどあるだろうか。
間口はほんの一間ほどなのだが。

あれ、人がいる。

裂け目の前でゴムの前掛けをした二人の男が立ち働いているのが見えた。

なぜかその岩の洞窟を利用して魚屋が営業をしているのだった。
転がった岩と岩に板を渡して上手に台として利用したりしているのだった。

私たち二人はここまで来たのだからと、ためらいもなく店の中に入っていった。
魚に用事があるのではない。その奥に、というより道の続きに用事があるのだ。

大将たちと何も話すこともなく、裂け目の店を中に進むとだんだん広くなり、
そこは岩山の内部を彫り抜いて造ったというのか、巧みなしかも洋風な佇まいで、
我々の大事な一本道はまだ途切れることなく石の廊下へと姿を変えて
奥へ奥へと導くのだった。

「二階もあるのよ」

突然柔らかな声がした。
驚いて声の方を見ると影の薄い感じの女性が石造りの暗がりに立っていて、
少し疲れたような微笑みを私に返した。

私はここに来たことがある。

二階という言葉をきっかけに、ふとそんな既視感が私を包み込んだ。
たしか二階にカフェだかバーだかがあったことを思い出したのだ。

石造りの広くはない、そして天井の低い部屋に造作は木製。

木枠の窓には模様を切り抜いた赤いセロファンが何枚も窓を埋めるように、
しかしわりと雑に貼ってあり、その赤い光に店内が照らされて、
なんだか夜店に売られた怪しい幻灯のような雰囲気の店だった。

「純子さんはもういないのよ」

純子? ああそうだった。
いつも首まで隠れるセーターを着ていたあの女性か。
彼女が長くこの店をやっていたのだ。

窓を開けると真っ青な海で、風が抜けて、セロファンが剥がれるたびに
細い腕でしかしやっぱり雑にまた貼り直していた。

「お店だけは上にまだあるのよ」

そういって疲れた微笑みの女性は階段を指した。

私たちの一本道は細い階段の上に続くのだろうか。

いや、いまさら階段を上がるのはよそう。

主のいない店に入るのは気が引ける。いや気が進まない。

なぜなら、たとえば店に上がったとしよう。

きっと店内はついさっきまで誰かがいたかのようにまだ暖かく
掃除も行き届いてちょうど湯もちんちんと沸いているに違いない。

せっかくここまで来たのだからただ店を見て帰ることもないだろう。

私は誰もいないカウンターに入ってコーヒーを淹れる。
もちろん代金は多めに置いて帰るつもりだ。

コーヒーを飲みながら窓に赤いセロファンの獅子座や水瓶座が遊ぶのを眺める。

セロファンが少し剥がれたその向こうに光も眩い海と空。

絶壁にくり抜かれたこの窓を開ければきっとカモメがそれを目ざとく見つけて
エサを求めてやってくるに違いない。

私は背のない木の椅子に腰掛け少し落ち着く。

そんな時に軋む音がしてドアが開き客が入ってくる。

客はコーヒーを注文する。コーヒーしかないのだ。

私は注文通りに丁寧に淹れる。

客は先に香りを十分に楽しんでからそれを飲む。

またドアが開き、客が入ってくる。お、今度は二人連れだ。

今日は忙しくなりそうだ。

おわり。

夢の羅列<純子の赤いセロファン・1> 20161127

2016-12-23 19:48:52 | Dreams
夢の羅列<純子の赤いセロファン・1> 20161127


夢の中で数人と酒を飲んでいたら、
そこに別の知り合いがやってきて「それじゃあ行こうか」と私に言った。

「?」私はその言葉の意味がわからず怪訝な顔を彼にわざわざ向けた。

彼の説明によると、
どうやら私の運転でずいぶんと遠くまで行くことになっているらしい。

しかし私には約束した憶えがなかったし、しかもこの場の雰囲気を見れば
私が運転を出来る状態ではないということくらいわかるはずなのだが。

私は冷たい性格なので現実でなら「知らん。行かない」と躊躇なく断るが、
そこは夢の中のこと。なんとなく行くことになり、二人で外に出た。

駐車場まで歩きながら聞いた話では、
その道のりだと1200kmくらいの運転になりそうだなと私は思った。
長距離は苦手だ。すぐに飽きる。がんばってせいぜい200kmだな。

とはいっても私たちは車に乗りこんだ。

そして次の場面ではもう降りたところだった。

運転中の記憶はほとんどなかった。
1200kmをひとっ飛びであった。

なぜ降りたか。
そこから先へは車では入れないからだった。

とにかく一本道をずっとまっすぐにここまで進んできたのだった。

このへんまで来たら道幅が細くなり始め、とうとう
車では進めなくなってしまい、二人は降りたのだった。

最初から説明すると、国道を一切曲がらずにまっすぐに1000km以上走ってきたら、
片側3車線や2車線が1車線になり、そのうちセンターラインがなくなり、
さらにすれ違いも出来ないような道幅になり、とうとうその先に行けば、
車一台分の幅もない砂利道になるようなので、私たちは車を降りたのだった。

川を遡上していったら船も漕げない源流のせせらぎに辿り着いたかのようだった。

それならばこの夢の目的、源泉を見つけることが出来るのだろうか。そして
そのこんこんと湧き出る澄んだ水は私にとってどういった啓示になるのだろうか。
一本道の果ては王国の門か楽園にかかる虹の架け橋か、それとも絶壁の無か。

とにかく、車を降りた。

つづく。

夢の羅列<娘> だいぶ前の夢

2016-12-17 18:48:52 | Dreams
夢の羅列<娘> だいぶ前の夢 20161217

どこか埠頭の突堤のようなコンクリートだけの場所に立っていると、
まだ幼かった頃の娘が20メートルほど離れた場所に現れて、
私を見つけて駆け寄ってきた。

抱き上げると、娘は少し汗ばんでいた。
そして息を弾ませ私の耳に何かを囁き始めた。

夢とも現実ともつかない呪文のような言葉をしばらく小鳥のように語り、
そして少し黙った後、こう言った。

「おしっこしたい」

おいおいおいおいおいおいおいおい。

ちょっと待て。ちょっとだけ我慢しろ。

私は娘を腕に抱いたままトイレを探しに走った。

まだ頑張れ。もうちょっと。

「もう出そう」

いやまだ、もうちょっとだから。

「あー、あー、あっ、出ちゃった」

しかし出たのは私のおしっこでした。

夢の羅列<レイクサイド家族パーティー> 少し前の夢 20161215

2016-12-15 19:57:36 | Dreams
夢の羅列<レイクサイド家族パーティー> 少し前の夢 20161215


夢の中で私は、
凍り付いた湖を歩き回った挙げ句、やっと知り合いの家に辿り着いた。

本当はこの歩き回った時のことがけっこう大事だったような気がするのだが、
起きてコーヒーを一杯飲んだらそこを全部忘れてしまった。

話は夢に戻るが、
知り合いとはいっても、夢の中で「知り合い」と感じているだけなので、
目が覚めて思い返してみてもまったく憶えがない人たちなのだが、
彼らはまだ若い家族で、旦那と奥さん、子供が3人くらい、そして
近所の主婦仲間数人とその子供たちといったところか。
そこになぜか老人がひとり混ざっていた。

家は木造のアパートで家族の部屋は2階にあった。
中はいかにも子供が3人いるかのように雑然としていて、
しかし主はまったく気にせずに今日の料理のことに集中していた。

主、つまり旦那さんは齢は30歳といったところだろうか、茶髪で
細かいことを気にしない気がつかない風で、よく笑い、よく動き、丈夫そうで、
どうやら消防署勤務であるらしかった。

奥さんもこれもまた丈夫そうな感じで、エプロンがよく似合い笑顔がかわいい。
まだ幼い子供たちがいたずらをすると追いかけ回したりしていた。

今日は何かの記念で、皆が集まり食事会であるらしかった。

私はこの家に上がった時になぜか私が以前によく冠っていた帽子━━
綿や麻、毛糸などで編んだベレー帽のようなしかし
フェルト製の本当のベレー帽ではない━━を部屋の隅に見つけて
「なんでこんなところにあるのだろう」と思いながらもそれを冠った。

もちろん現実であれば自分のものと同じものが人の部屋にあったからといって
それをすぐに冠るようなことはしないが、まあ夢の中での奇妙な秩序と常識である。

私はしばらく子供たちの相手をしたりしていたが、
さあ出来ましたよという声に食卓のある隣の部屋へ移動しようとした。
ところがほんの一瞬見えた壁の鏡に映された自分の姿にひどく違和感を覚え、
頭に手をやるとやけに盛った感じのヴォリュームがあり、
すぐに帽子を脱いでみたらそれは帽子ではなく子供の布団だった。

ええっ、オレはここに来てからずっと布団を冠っていたのか。これは恥ずかしい。
誰も何言わないし、オレも帽子と布団の違いに気がつかなくなってしまったのか。

しかも布団が濡れてしまっていた。

私が湖を歩き回っていた時に頭も濡れていたのだろう。
頭に冠った部分がずいぶんと濡れていた。

とりあえず布団をソファの上にかけてなるべく早く乾くようにし、
機会をみて奥さんに報告しておこう、と思い、もう皆が集まった部屋へ入った。

部屋には大きなしかし低い食卓があり、ほとんどの人は畳に座っていたが、
私に残されていたのは椅子であった。

私としては椅子の方が座り易いのでありがたかったからそこに座ろうとすると、
老人がすっと前に来て「やれやれ」などとつぶやきながら座ってしまった。

「うっ」と思ったが、べつに私用に決められた席でもないし、
私よりもだいぶ弱っている感じでもあるし、私は何もいわず、言う権利もなく、
もう少し奥の空いたところへ進んだ。

それにしてもヨボヨボ爺さんだと思っていたら、大事な時には速く動けるんだな。
世の中万事そんなものだよな。
でも先に座ってから横に立たれて「ゴホゴホ」などと催促されるよりはましか。

奥の空いた畳に私は座った。

そこは若い主婦連が固まった席で、
畳に直に座るのが少し辛いが、まあ悪くないか、といった気持ちを覚えながら、
ああそういえば奥さんに布団のことを言わなければと思い出し、
奥さんを見ると主婦たちと話に夢中の様子。

そこに「あの布団と帽子を間違って」などと割って入れば
それはきっともうボケた爺さんそのままなので、やめておいた。

後で言おう。

おわり。

夢の羅列<山と坂道の話>2年くらい前の夢

2016-12-14 21:23:45 | Dreams
夢の羅列<山と坂道の話>2年くらい前の夢

夢の中で、
私は山の道を歩き下っていた。

道は麓まで一直線にコンクリートで固められていた。
道幅が1.5メートルほどしかなく、
何かの競技用か工事用かの施設のようにも見えた。

その坂道をずいぶんと下ってしまってから、
そういえば頂上付近に自転車を置いてきたことを私は思い出した。
なんで乗ってこなかったのだろうか。
ここからまた戻るのはひどく難儀に思えた。

どうしようか。

そういえばこの辺りに<知り合い>が住んでいるな。
いや、私は勝手に知ってはいるが、
知り合ってはいないから、<知り合い>ではないな。
なんと呼ぶのか。知人か。これも違う気がする。
<知っている人>か。
つまり<他人>か。
まあどうでもよいが、
どうやら近くのようなので休憩がてら寄ってみようと私は結論した。

ずっと下ってきた直線の人工道を左脇に外れて山道を少し行くと、
視界が開け、ちょっとした広場で子供たちが遊んでいた。
ははあ。
その奥に<私が知っているだけの他人>の家があるようだった。

しかしいるのは子供だけか。
最近は子供に声をかけることも躊躇する時代である。
幼児がらみで面倒なことになるのは実に面倒である。
私は「また来よう」と元の道に戻ろうとした。すると、

人工道ではない生い茂った山道の上の方から人が来る<気配>がした。

その<気配>は先ほどの子供たちの家に向かっているようだった。

なにしろ人気も少ない山の中である。
私は子供たちの身を少し心配した。だから
私はじっと動かずその<気配>と子供たちの距離を測っていた。
微かな物音とともに<気配>が姿を現した。

「うっ」と私は息を止めた。
しかし呻りはしたが、私は危険はないことを一瞬で認知し、
自分の緊張を解いた。
呻ったのはその姿にである。
しかし子供たちにも危険はまったくないことも同時に理解した。

「うーん」
私はほんのわずかな時間に様々なことを考えたが、
ここで声をかけるのも面倒な気がしたので木陰にそっと隠れた。
そして静かに後ずさった。
そのまま来た道を戻った。
歩きながらつぶやいた。
なんだあれは。「夏の雪男かよ」

それなら私もミイラ男くらいにはならないとな。

そんなことを考えながら山を下った。

END