カウンセリングルーム 横手(三鷹)しゃべりば

個人カウンセリング
グループカウンセリング
学習会
ひとりごと等
(見たいカテゴリーを、クリックしてください。)

H27年度八戸ワークショップによせて

2015年12月08日 08時53分43秒 | 八戸ワークショップ
 カウンセリングを勉強し始めた頃は、こうある“べき”だとか、こうやる“べき”だとかの“べき”という言葉に対して、敵対心に近いような気持ちをもっていた。当時の私には、決して使ってはいけない言葉になっていたと思う。ところが昨今、あえてこの耳障りな言葉“べき”を使い、「カウンセリングは、今、私がやるべきこと・・・」と話していた。
かつてカウンセリングは私にとって、やるべきことではなくて、「やりたくて、やりたくて仕様がなくて、やらずにはいられないこと」だった。その勢いだけで15年以上も突っ走っていたところ、ここ何年かはその席を卓球に奪われ、「やるべきこと」に変わっていたのに気づいた。もちろん、どんなカウンセリングでもいいわけはなく、カール・R・ロジャーズから発して、友田不二男が構築したところの「カウンセリング」。その流れの10分の1でもいいから、いえいえ、10分の1も伝えることなどできないかもしれないけど、やるべきことなどと、ぬけぬけと八戸で話していた。
 書いてみていつものこと、少し内容を変えた気がしないでもないけれど(笑)、こんな感じのお話を、今回の八戸ワークではしたと思う。「役にたつ」という話から流れていって、私の話に耳を傾けて下さった方たちがいたおかげで、辿りついた「やるべきこと」です。
 すっかり自分の話を受けとめて頂き、気分がよくなったからかどうかはわからないけれど、その後のワークショップの時間はリラックスして、やりたい放題に動いていた。ある方には、どんなに学習したところで、自分の内側に、自分の経験に落としていかないと何も活きてこないなどと、生意気なことを言いながら、友田不二男訳「道ノ道トスベキハ常ノ道ニアラズ・・・」の“具体”らしきものを言ったりしていた。偉そうだよね、たいしてわかりもしないくせにって、今なら自分に言えるけど、言葉が止まらなかった。よくしゃべり、よく笑った・・・。
 
 3日目、I さんが読んで下さった新聞記事、(間違って記憶していたらごめんなさい)
・・・日本では、こないだまでアメリカからやって来た「成果主義」「成果主義」と騒いでいたけど、ここに来て「年功序列」の方が・・・
なんだか、とってもひびいてきた。私の10代20代は「年功序列」時代、30代には「成果主義」が台等し始め、40代ではしっかり「成果主義」の時代となっていた。そして50代も終わろうとしている今、何もかもが行き詰っている時代に「年功序列」?の声をきいて、何か自分の内側で、ピンとくるものを感じた。そのピンはまだ言葉にできないけれど、I さんから頂いた私なりの解釈、「成果主義よりは、もしかしたら年功序列がいいかも?」を、自分の経験に照らし合わせて言葉にする機会を設けたい。
皆で、ああでもない!こうでもない!をやりながら、自身の内側を探っていく作業のなんと楽しいことか・・・、思い出しただけでワクワクする。
若い頃は「年功序列」を気嫌いしていた。どちらの時代も経験した私が今、どんなことを話すのだろうと自分に一番興味がある。
 
 八戸カウンセリングセンターの皆さま、今年もお声をかけて頂きましてありがとうございます。生きている限り、きっと何かしらの形でカウンセリングに関わっていくことと思います。いつまで経っても拙いだけの私ですが、またどこかでお会いできたら共に学習しましょう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第9回グループカウンセリンク... | トップ | 第9回横手しゃべりばによせて »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

八戸ワークショップ」カテゴリの最新記事