あきらめるまであがいて・・・

やっと、やっと春めいてきたようです。１か月遅れの梅が白、ピンク、紅と満開を迎え、日当たりのいい場所では桜もちらほら、自転車で走っていても、もう手が冷たくありません。

思い起こせば昨年の今頃の私は、心も体もぼろぼろで、今日の日を東京で迎えるなんて想像もつかなかった。新しい仕事を始めたことで、時代遅れの組織（１日でも入社が早いとその方は先輩で、絶対服従）にわずかな賃金、休憩のない・分刻みの管理体制、女ばかりの煩わしい人間関係・・・そんな毎日に汲々で、生活に潤いが無くなるのは目に見えていました。
にもかかわらず、今でもここで働いていることは奇跡のようですが、“人”（私）はおそらくそんな中でもなんとか自分のリズムを作って、少ずつ慣れていくようです。慣れるというよりは、“あきらめ”が正確でしょうか？
私が３０年以上かけて培ってきた社会常識など、ここではほとんど通用しなかった。
ここはこうなんだ、こういうところなんだ、という“あきらめ”から少しずつ、人間関係が上向いてきたような気がします。
まあ、どんなことでも、とまでは言いませんが、“あきらめる”まであがいて、あがききってボロボロになって、（かなりの時間を要します）何事も、それなくして物事が前に進んだことなどなかったなあって、思います。
そういえば今までだって、すんなり新しい環境に溶け込むような私になど、一度もお目にかかったことはなかったなあ～。
きっと、学習能力がないのでしょう（大笑）