カウンセリングルーム 横手(三鷹)しゃべりば

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第32回三鷹しゃべりばによせて

2009年12月23日 22時44分51秒 | 三鷹しゃべりばに参加して
偶然にも、いえいえ、当たり前というか、これを書く前、いつもこの「三鷹しゃべりば」に参加して下さるA男さんのエッセイなるものを読んでしまったのです。その感覚がしっかりまだ残っていて、私の書きたかったものがどこかに行ってしまいました。
私って、あまり人に左右されないくらい意固地な人だなんて普段から思っていただけに、なんか、新しい自分を発見したようで嬉しいような、でも少し淋しいような不思議な感じなのですが、今は、嬉しさが勝っているようです。彼にお願いして、ここに載せてもらうだけで、この振返りなどいらないのではと思えたのですが、気持ちを切り替えて、とりあえず沸いてくるままに書くことにしました。

今回初参加のB男くんの印象がとても強烈で、本人は静かな20代の青年でしたが、私に伝わる感覚は、静かどころではありませんでした。人を褒めることはやってはいけないこと?という、“教え”みたいなものがその時もどこかにはあったのでしょうが、まっ、これは教えられたことで、それを別にしても、私自身には褒めるつもりなどはなく、思わず口から出てしまった言葉です。彼の言動に黙って耳を傾けていると、自分の中に安心感が広がっていくのを感じていました。
こんなにも私に安心感を私に与えてくれる若者に、初めて会った気がしました。
いや、かのチュ・ジフン以来なのですが、現実の彼には会ったことがないので、とりあえず、彼が初めてだと思います。
気力がなくてとか勇気がわかなくて・・・とか、どちらかといえばネガティブな言葉が多かったのですが、こちらに伝わるものが、あまりにそのままで圧倒されたのだと思います。
初対面の私や私の仲間に、きっちりまっすぐに、自分の気持ちを伝えてくれる青年。彼から発する言葉は、それ以下でもそれ以上でもなく、正にその言葉なのだと聴いているこちらに伝わってくる。
う~ん。こんな私の拙い表現で、はたして、読んで下さっている方々に伝わるのかどうか不安ですが。
“安心とか、感動しました。”などという、あまりにもありふれた言葉をもってしか私には表現できなかったのですが、どうしても、それを告げずにはいられませんでした。
ようは、もう我慢ができなかったのです。もしかしたら、我慢しなければいけなかったのかもしれませんが。

会が終わってから、とある居酒屋で飲み会をした時に、彼から言われました。「なんか、あのときは褒められたので、とても言いにくかったのですが、実は、僕は○○○○なんです。」と。おバカな私めは、この時やっと、ああ、友田先生たちが褒めることの戒めみたいなもの?を、口をすっぱくして語っていらしたことを思い出したのですが、彼は、そんなことさえも超えて、さらに私に正直に語ってくれました。

グループカウンセリングって、いったいなんでしょう。彼の、この会が始まったときの問いでした。そのとき私はもちろん、誰も答えることはできませんでしたが。
7、8年前、私と共にこの会を立ち上げた友人の、沖縄からの突然の、いえいえ、これもまた必然の参加がありまして、彼女の積極的な言葉にニンマリして聴いていました。
「私は、人の話を聴きにきたわけではなく、それよりも自分のことをやりに来たのよ」と。
言葉はおそらく違っているでしょうが、内容はこんな感じだったと思います。人前でこんな発言をする彼女に、この日、初めて出会ったような気がします。自分にとても真剣だった彼女。

そして私はといえば、A男さんや、B男くんや、友人や、もちろんそれ以外の、この日、出会えた人たち、そしてたまたま、この日参加できなかった人たち、そんなみんなの“今”に出会える喜びが、どんな喜びよりも大きくて、幸せで、この会をやっているんだなって思えました。一人では成立しないので。決して決して、人のためではなく、何よりも誰よりも、自分自身の喜びのためにこの会を続けていることを、再認識しました。
そして、自分の喜びのために続けていることが、時に、人の役にもたつらしい!
このことも♪。

次回「三鷹しゃべりば」は、平成22年2月20日(土)を予定しております。
次回も、たくさんの皆様の“今”にお会いしたいです。

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井の頭便り

2009年12月04日 16時45分33秒 | ひとりごと
12月に入ると、お日様も起きるのが遅いから、
おかげで私は朝寝坊ができる。
けさはみごとに快晴!
散歩しようか、掃除しようか、ほんの少し迷っているうち、
もう上水を歩いていた。
今日の上水は格別。
水がやけに澄んでいて、底の落ち葉まではっきり見える。
歩く上水べりは、やわらかなじゅうたんがしきつめられ、
陽射しが背中から後押しして、やけに暖ったか。
うわ~!シラサギが飛んだぁ~。
ここにもいたんだ。
まだ小さいけれど、上品で真っ白な姿に思わず拍手・・・

さて、シラサギと別れた私の足は、紅葉真っ只中の公園へと突入。
ここから先は、誰にも教えないよ。

 ※2003年に書いたものを手直して掲載しました。

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