カウンセリングルーム 横手(三鷹)しゃべりば

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おばちゃんに捧ぐ

2016年05月26日 03時53分08秒 | ひとりごと
 いつも隣にいた。
黙って、私の話をきいてくれた。
それが昨日まで60年も続いたこと、
あなたを失ってみて、やっとわかった。
あなたの存在こそが私の居場所でした。

この世ではもう、二度と会えない淋しさ、
何一つ、お礼も言えずにあなたを旅立たせたこと・・・
こうして一人に向かうと、次から次へとこみあげてくる。


明日はあなたのお葬式。
いのちの儀式です。
出てくる思いは、きっとおそらく感謝しかないでしょう。

“ありがとうございました。私の最強のおばちゃん”
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第11回横手しゃべりばへのお誘い

2016年05月15日 15時28分09秒 | グループカウンセリング横手しゃべりば
 昨日は4人で、友田不二夫著「カウンセリングの技術」を読んでの学習会を行いました。
その席での、ある文章を引用します。それは、
「効果的なカウンセリングは、クライアントをして、自分の新しい方向をめざして積極的に歩みだすことができる程度にまで、自分というものについての理解を達成できるようにする、明確に構成された許容的な関係によって成立するものである。」という箇所です。
初めてお目にかかった方の中には、長くて、わかりにくい文章だなあって感じる方もいらっしゃるでしょうが、私にとっては、あっちにぶつかり、こっちで挫折してはのカウンセリング人生の中で、
この文章があったからこそ、ここにさえ戻ればなんとかなるという、そんな居場所・古里のような存在の文章でした。
 そんな凄い文章がたかだか、書物を読み始めて6ページ目に書かれていることなどすっかり忘れていて、ひそかに驚いてもいました。
そしたらそなんと、同じ6ページ目には、次の文章がありました。
「・・・私自身の経験を通して、現在の私に決定的に言い得るのは、クライエントがそのような転換を達成する過程において、カウンセラーと話し合う経験があった、ということだけである。」と。
 こむずかしい技術や理屈はいろいろありましょうが、・・・カウンセラーと話し合う経験があった、ということだけであると言い切れる友田の文章に呆然としていたところ、続いて7ページのロジャースの言葉に、「このアプローチは成長の経験として、セラピィの関係そのものに、重きを置いている。この新しい実践においては、セラピィの話し合いそれ自体、成長の経験なのである。」
ときたのを読んで、なぜだか、猛烈にカウンセリングの勉強がしたくなりました。
 
 今さらと言われようとなんと言われようと、
セラピィの話し合いそのものが成長の経験なんて、改めてグループカウンセリング「横手しゃべりば」をやりたくなりました。書物を読んでの学習会、始めてよかったで~す!!
参加してくれた方、ありがとう!
○○くん、あなたと始めた学習会です。いつでも来てね、待ってるよん。

 次回も、たくさんの皆さまのお越しをお待ちしております。

日 時   平成28年6月25日(土)午後1時半から午後5時まで
場 所   横手市駅前町1-21「Y2(わいわい)ぷらざ」3階 横手駅より徒歩1分
世話人   高橋悦子
電話等   携帯090-1551-0023 メールetutan.ta0215@docomo.ne.jp
参加費   500円か100円(お茶とお菓子がでます)
締 切   6月24日(金)
       ※ 参加希望の方は、メールか電話で連絡下さい
コメント (2)
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芝桜

2016年05月10日 08時20分34秒 | ひとりごと
 窓を開けたとたんに、白と鮮やかなピンクが目に飛び込んできた。近づくと微小だけど、甘~くうっとりとした香り。そこには、母が3年、4年かけて増やした芝桜の風景が広がる。けさのぼんやりした散歩でさえ気づくくらい、そこかしこの家の庭先にはこの芝桜が植えられ、目にも鼻にも優しさが漂う。
本家の桜は淡~い、どちらかというと白い近いピンク色なのだが、こちらの花は小粒でもショッキングピンク、かなり色の主張は強い。
私にとって、東京の春の香りは決まって沈丁花から始まったけれど、こちらであの花をみかけることはほとんどなくなった。その代わりといってはなんだけど、これまた東京では見ることのなかった芝桜が、横手の春の香りになったようだ。
 実家に戻ってきたら、嫌が応でも草花と慣れ親しむ生活が始まるんだろうと想像していたけれど、いかんせん、母には母なりの主張があって花を植えているらしく、おかげで私は、たま~に、気が向いたときにだけ草むしりをしている。
ほぼ母の植えた草花を楽しむだけで、すぐに卓球に向かう日々だ。
ありがたい!!
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あまひこ

2016年05月05日 16時33分12秒 | ひとりごと
 ある日のこと、それは82歳になった母をラーメン屋さんに連れていった帰りの出来事。
車に乗った瞬間、彼女は目の前の看板を見るや、「ガス保険だって」と言い、それからすかさず、「こちらはヤマダイ電気~」と口にする。そのあと、また自分が知っている看板が目に入ったらしく、「ほう~。こっちはアンパンマンショップだって!」と言い放った。
私はわずか1、2分の間の三連発に頭がクラクラして、怒りで体中が震え、言葉がなかなか出なかった。そのあと、急に幼い日の記憶がよみがえった。
 それはたぶん、小学生の2、3年生の頃だったと思う。「あまひこ」を「あますこ」と呼んでいた母の影響から、私はなんの疑いもなく、このオーバーには「あますこ」が付いているから便利と言ったことがあった。そしたら、すかさず翌日からしばらくの間、私のあだ名は「あますこ」となった。
男の子たちが近くによってきては口に手をやり、「お~っ!」を繰り返した。「あますこ~、あますこ~」とはやしたてられ、笑いものにされた。とにかく悔しかった。自分が何かのミスをしたというならまだしも、なんの疑いもなく使っていた言葉で笑いものにされたのだから、悔しいなんてもんじゃなかった。しかし、母にくってかかった記憶はない・・・。
いつの間にか「あますこ」ではなくて、ほとんどの友人たちから「えっちゃん」と呼ばれるようになって、すっかり忘れていた「あますこ」事件。
母は、秋田特有の訛りからあますこと言ったわけでもなく、本当に名称に対しては(人の名前は別として)、それくらいの価値観しか持っていない人なのだと今でも思う。
82歳になったからと言っても、アパマンショップはアパマンショップ。近所のおばあちゃんたちは、ちゃんとアパマンショップと呼んでいた。

 2、3日前風邪をひいて38.7°の熱を出した。氷、氷と思って冷凍庫の中を開けたら、昨日まで入っていなかったアイスノンがあった。結局、熱は半日で下がり、アイスノンのお世話にはならなかったけど、嬉しかった。この82歳は自分のことをするのでさえ精一杯と思っていたのに、なんかもう、ちゃんと母親だった。押し付けることなく、当たり前のようにあったアイスノンが、妙に優しかった。


※あまひことは横手弁で、フードのことです。
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学習会のお知らせ

2016年05月01日 17時30分48秒 | 学習会
 5月の学習会のお知らせのお知らせをいたします。
今月は下記の日時で行います。
前回同様、友田不二夫氏の「カウンセリングの技術」を読んでの予定ですが、それ以外にも、みんなでこちらを読んで学習したいという方がいらしたら、ぜひ、場にご提示ください。

日 時   平成28年5月14日(土)午後1時半から午後4時くらいまで
場 所   高橋悦子宅 横手市平城町7-19(針生皮膚科医院より徒歩1分)
電話等   携帯090-1551-0023 メールetutan.ta0215@docomo.ne.jp

 
      ※ご参加希望の方は、メールか電話で連絡下さい
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