カウンセリングルーム 横手(三鷹)しゃべりば

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第26回三鷹しゃべりばへのお誘い

2008年11月26日 11時43分57秒 | グループカウンセリンク三鷹しゃべりば
人の話を聞いていた。
聞いていたと思ったのは話ではなくて、その人のことだった。
いつだって、その人への関心があって聞いていると思っていた。
つい最近のこと、気が付いたら、興味でもなんでもなくただ聞いていた。

とても単純なこと、
人が話しだすと勝手に耳に飛び込んでくる。
それは、最初は音なんだけれど、気がつくと私の中にその人の存在がある。
その人を感じている。
そして、感じたことが時々私を借りて、言葉という音になる。

この時間、“当の私”はどこかでお昼ねしているらしい。
ときどきは目を覚ますけれど。

今回も老若男女問わず、たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。


日 時   平成20年12月20日(土)午後1時半から午後5時半まで

場 所   三鷹市下連雀4-22-17三鷹ガーデンハウス303号(橋宅)
         ℡0422-43-1596 メルアドetutan.ta0215@docomo.ne.jp
世話人   橋悦子

参加費   500円(お茶とお菓子がでます)

締 切   12月19日(金) ご参加希望の方は、メールか電話でお知らせ下さい。

十和田湖ワークによせて

2008年11月08日 21時54分16秒 | 八戸ワークショップ
八戸カウンセリングセンター主催
平成20年11月1日~3日

8年目にして、初めて観た奥入瀬の紅葉。
いつもの年ですとワークは11月末に行っていたので、そこでは紅葉が終わった後の赤や黄色の葉っぱの上にうっすらと初雪が積もっていて、十和田全体が白黒の静寂の世界をかもし出していました。それはそれは見事で、紅葉、紅葉ってみんな騒ぐけど、人のいなくなった十和田こそステキ~って、たくさんの人たちに自慢していたのです、今までの7年間は。
それがたまたま今年の開催は11月初め、そのおかげで、しかも紅葉前線が遅れていたおかげもあってか、紅葉真っ只中の十和田を初めて観てしまったのです。
その見事なことといったら錦絵巻さながら、赤や黄色やオレンジや緑などの色とりどりの豪華絢爛さだけでも満足なのに、十和田湖までずうっと続く川の流れを横目で見ながら、時々現れる、岩の間の滝しぶきもあったりで・・・
もちろん今までの奥入瀬でも十分にすごくって、見事で、こんな世界もあったのねって唸ってもいたのですが、現実にあの紅葉を観てしまうと私は、性懲りもなくこちらの方がもっとすごい!などという言葉を平気で口に出してしまったのです。
現実に見るのと、頭の中で想像していたのとでは大違い。
来年になって、やっぱり白黒の世界がいいねぇなどと言い出すかは来年に任せるとして、
目の前で見てしまうと、ただ見ているだけの今の私がそれを感じて、すごいねぇ!と言ってしまったようです。

そういえば、最近“観る”の“観”の字に執着の私は、そのあと、こんなことに思いを巡らしていました。“見る”とか“聞く”とか“感じる”とかは今のことだし、目の前に相手(物)があってできることなのだろうなあと。
ほっとくとたちまちのうちに自身の思いや考え(つまりは過去)、興味の方に流れていく私。それはそれで仕様がないし、私だけでもなく現代人なら誰もが、むしろ、そちらの方が当たり前になってしまっていることなのでしょうが・・・
それをわかった上でひとまずどこかに預けておいて、なんとか、人の話に耳を傾けていくと聞こえてくる何か、目に映ってくる、飛び込んでくる何か、さらには心に響いてくる、心まで届く何か。この何かに敏感に反応できたなら、もう少し人に寄り添うことができるのではないでしょうか?
そして聞こえてくる・見えてくる・響いてくるという反応や知覚ができたところで、そこから“何か”に対して言葉となったものを口に出してみる、あるいは口に出さないでそのまま持っておくかは瞬時の判断なのでしょうが、こういうことをすべて含めての“観”の字なのではと、私なりの理解がやって来ました。
友田先生が亡くなられた今となっては、先生に尋ねることもできなくなりましたが、何ヶ月か温めていた“観”の字が今、それができるできないは別として、私なりの納得をみてやっと落ち着きました。もちろん、私なりの理解ですが。

そういえば今回のワークは8回目にして初めて、(何年たったどころで、初めてづくしが多いのです)自分自身のさほどの揺るぎもなく、なんとか穏やかに座っていられたワークでした。
10年ぶり?にご参加のK男さん、あなたが参加して下さったおかげでどんなに多くの方々に気付きが訪れたことか、あなたが3日間、どんな場面でも揺るぎなくあなたのまんまで居て下さったことがどんなに素晴らしいことであったか、今なら本当に感謝の気持ちでいっぱいです。少しでも豪快なスゴイ人に見られるようにとか?あるいは少しでも物知りに見られるようにとか?長いことカウンセリングに関わってきたんだよとか、そういうことを臆することなく、そのまま出していてくれたからこその、今なのです。このような言い方は私の勝手な想像であって、もしかしたらK男さんのお気にめさない表現かもしれませんが。
私はK男さんとの出会いにその存在に、忘れていた何かを思い出しました。出会えたこと、とっても感謝しております。
初めてづくしと言えば、三度目の正直Y世話人の初参加は、大げさかもしれませんが、私にとってこの上なく嬉しいことでした。多くは語られなかったけれど、彼の静かなそれでいてキリリとした姿勢は、きっと参加された方々の心に残ったことでしょう。

八戸カウンセリングセンターの皆様、
物怖じしないではっきりと自分の言いたいことを言う、ことだけが持ち味?のような私をこれまで、よくもまあ8年という長きに渡って、世話人として招いて下さいました。
その懐の大きさというか、いい加減さ(よい加減)というか、そんな八戸の方々のおおらかさとでもいいましょうか、土壌の豊かさにも感謝いたします。そうでなかったら、私のような人間は育たなかったことでしょう。
M世話人、もう~!!引退はないですからね。もう~!!来年も(鬼が笑ったとしても)絶対どこかでお会いできますように。Mさん自らは何ひとつ語らず動かず?、いつでも私を見守り続けて下さったことは、時々世話人としての自分の動きに迷いが生じた時の救いでした。
私は本当にラッキーな人間です。今回はたまたまこの紙面には登場しなかったけれど、いつだってたくさんの参加者に助けられ、守られても来ました。今回もそれを強く感じたワークでした。
ありがとうございました。