カウンセリングルーム 横手(三鷹)しゃべりば

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第33回三鷹しゃべりばによせて

2010年02月24日 13時39分05秒 | 三鷹しゃべりばに参加して
病気・不幸・自殺未遂・・・と聞いて、ゲッ、ゲッ!暗~~、すぐ読むのをやめようかと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、今の時代、というよりも、生きている限りは避けては通れない問題ではないでしょうか?
人は誰でも病気になるし、病気のおかげでたくさんの気づきがあったとか、病気のおかげで、今までの自分の行いを見直し、新しい人生に踏みだすことができたとか、そういう話はよく聞きます。が、それは病気になったずうっと先の話で、ほとんどの方は、なんで俺だけがこんな病気にかかってしまったんだとか、どうして、いったい自分の何がいけなくて、こんなややこしい病気になったんだとか、どちらかと言うと、まずマイナスに捉える方が多いのではないでしょうか?
病気イコール不幸という言葉になるのがほとんどでしょうし、できたら一生かかりたくはないし、いつだって健康でいたいと思うのが人の常なのではと、今さらながらに思います。
今回の「三鷹しゃべりば」が、この病気や不幸・・・がテーマだったかというと、必ずしもそうとも限らないのですが、この日の流れが、急にこのあたりから盛り上がって、展開していったように私にはとれたので、これに触れてみたくなりました。

ある方、仮にA子さんとして、彼女がご主人の病気の話をされてからの流れだったと記憶しております。彼女ご自身は、確か4年以上?に渡ってカウンセリングの学習をされていらして、それがご本人にとって、とてもいい感じがあるのでしょう?“なんとか、ガンを患っている主人にも、カウンセリング(面接)を受けてもらいたい。たとえ彼がガンであったとしても、少しでもいいから、幸せと感じるような時間を持ってもらえたら・・・。”
という思いが伝わってきました。おそらく、彼女が言葉にしたのは、「・・・彼に幸せになってほしい」とだけ言ったと記憶しているのですが、まっ、私の勝手で、そんな想像的表現を含めて、こちらに伝わってきた思いを文章にしてみました。
そうしたら、その話を聞いていたA男くんが、「幸せになってほしいなんて、そんなことを言われても、当の、今、病んでいる人にしてみたら、とんでもないこと、苦しくて切なくて大変なのに、どうしてそんなことを言われなくていけないのか、病気の人からみたら、当の本人が、今、健康だから幸せがどうのって言えるんでしょう・・・」とまあ、かなり言葉は違うのかもしれませんが、こんな内容のことを言ってたと思います。

この後、すぐ15分の休憩を挟んだ後、
開口一番、A子さんに向けた私の言葉は、よく一般に世話人が言うようなこと(笑)、「ご主人の病気のあたりのことを言われても、A子さんとしては、聞いてもらえたような気がしますか?」と。(あ~あ、恥ずかしい、穴があったら入りたい。)
そしたらA子さんは平然と、「・・・主人側の気持ちを聞けたようで、とても良かったです。
・・・まったく、主人と同じだとは思いませんが、でも聞けてホントよかった!」と。
そしたらA男くんは、今度は、自分自身の心の病気について話し始めました。
失業・・・自分の病気・・・不幸・・・自殺未遂・・etc
その後で語った彼の言葉が、私には印象深く残っております。
「・・・俺は、病気のせいで不幸のせいで、それを免罪符(水戸黄門の印籠と同じような意味でしょうか?)にして、病気だから、不幸だから、何を言っても、何をしても、逆に、周りの人たちの何を聞かなくても許されるというところにいた。人がたとえ良かれと思って自分にアドバイスなんかしてくれたら、見下ろされているような気分でいやだった・・・」と。
「今まで俺は、自分にプレッシャーを与えて、何かをやってきた。今度はプレッシャーというよりは、資格をとるという目標を定めて勉強したいと思う。目標をもって動くこと、資格という形あるものを取得することが、これからの俺の自信にもつながるような・・・」と、このようなことも。

A子さんはA子さんで、ご主人側の話が聞けて喜んでいたようでしたし、A男くんは、動けなかった自分が、試験に向けて勉強する意思を、みんなの前で口にできたようでした。
お互いを共に承認したのでしょうか?
それはわからない。

人の話を聞くって、耳を傾けるって、なんでしょうか?
人は人の話の、いったい何を聞いているのでしょうか?
今回のしゃべりばは、用事があって先に帰ったB男くん初め、参加者全員がそれぞれに自分を語り、聴いてもらえた?しゃべりばだったのではと思います。
そうだ!しゃべりば開設以来、初めてのこと。
会が始まってすぐ口を開いたC男くんの表明には、びっくりしました。
これも変化の兆しなのかな~。
それもわからない。

次回の三鷹しゃべりばは、4月17日(土)を予定しております。
次回も、たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。

 ※今回の振り返りは、A男さんのご協力を得て書くことができました。
  ありがとうございます。
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第33回三鷹しゃべりばへのお誘い

2010年02月02日 10時34分45秒 | グループカウンセリンク三鷹しゃべりば
“・・・知覚の場は個人にとって実在なのである”―――カール・R・ロージャズ
                               友田不二男訳

何をのっけから難しいことをと言われる方も多いでしょうが、これを少しは理解できるようになってから、私の自由が広がりました。
しょせんなんであれ、一人ひとりにとっての真実でしかないのです。
私に見えているもの、聞えてくるもの、起きていると思っていることは、私にとっての実在なのだとわかってからは、多少、他人と自分の意見や行動が違うからといって、あまり否定しなくともよくなりました。
まっ、今でも、あまりというレベルなのですが。
それから、こちらも多少ではありますが、自分を可愛いとも思えるようになりました。(苦笑)


知覚イコール五感を使って、いえ使えるような私となって?これからも皆といっしょにやってゆきます。
今回も老若男女問わず、たくさんの皆様のご参加を心よりお待ちしております。


日 時   平成22年2月20日(土)午後1時半から午後5時半まで

場 所   三鷹市下連雀4-22-17-303
       三鷹ガーデンハウス303号(橋宅)
       ℡0422-43-1596 メルアドetutan.ta0215@docomo.ne.jp
世話人   橋悦子

参加費   500円(お茶とお菓子がでます)

締 切   2月19日(金) ご参加希望の方は、メールか電話で連絡下さい


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