第20回三鷹しゃべりばによせて

第20回三鷹しゃべりばによせて

一日がとても長かった。珍しく緊張していた。
いったい何に対して？
終わってみたら、いい人をやりたい！人の気持ちを誰よりもわかりたい！
有能な世話人をやりたい！
そんな他人を作り上げることにやっきになっていた、自分がみえた。
なんともう、笑うしかない。
所詮、～～偉そうな使い古されたあの言葉～～ありのままの自分でなどと言ったところで、
これくらいの私だ。
ところで、有能な世話人ってどういう人？

今回のしゃべりばによせては、最近よくこれを書いてくれている菊田さんが、
この日の彼の浮かんだ感じを詩にしてくれました。
どうぞ、味わってみてください。


「この世で一番こわいのは」

この世で一番こわいのは
おのれの想像だった
ふわふわするしっぽを　やっと捕まえたとき
全身から力みが抜け　地に足が着いた

起きたものだけを　突き放して観るがいい
だれが　きみを責めた？
だれが　きみをだめにした？
よくよく　考えてみるがいい

くだらぬ意味づけをし
いばらのバリケートを巻きつけ
縮こまり　小さく息をして
不機嫌に拒否してきたのは　どこのだれ？

本当のあなたは　そこにいる
じゃまな条件を　ばさりと切り
大切なその人が　生き生きできるように
心を配ってゆけば　よかったのだ

この世で　一番こわいのは
知らず知らず　自らこさえた
透明な　かたくなな落とし穴
そんなまゆは　もともとなかった

あるときそれは　必要なのだろう
安全な　守られたゆりかごは
もういらないのなら　捨ててしまえ
それが成長なのだから　きみなのだから

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　菊田　和弘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://blog.goo.ne.jp/kazuhiro-intensive/


※　尚、次回「三鷹しゃべりば」は１２月15日（土）を予定しています。

第20回三鷹しゃべりばへのお誘い

丸５年が経ちました。この10月からは６年目に入ります。
私がこの会を始めた理由は、何よりも誰よりも自分のためでした。
ホントは、他人のために始めましたよなどと言えたなら聞こえもいいし、
確かにその方が世間一般には受け入られやすいだろうと思いながらも、
未だもって自分のためにしゃべりばを続けているのが、本音です。

そんな中でも、たまたま自分が好きで好きでたまらないこの営みが
人の役にたったときがあって、そのときの感動はひとしおでした。
私と似たような気持ちで、このしゃべりばの開催を待ってくれた人に
出会えたときの喜びは、言葉にはならなかった。
そんなことがたくさんあって、最近はこの会を通じて
人の役にたつこともいいなあって思います。

なんだかんだでたくさんの仲間に支えられ、
こうして今、６年目を迎えたことの喜びをかみしめています。
今回も、たくさんの皆様の参加をお待ちしております。

日　時　　平成19年10月21日（日）午後１時半から午後5時くらいまで
場　所　　橋悦子宅
　　　　　　　三鷹市下連雀4-22-17三鷹ガーデンハウス303号
　　　　　　　℡0422-43-1596　メルアドetutan.ta0215@docomo.ne.jp
参加費　　500円（お茶とお菓子がでます。）
締切り　　10月20日（土）　ご参加の方は、メールか電話でお知らせ下さい。