カウンセリングルーム 横手(三鷹)しゃべりば

個人カウンセリング
グループカウンセリング
学習会
ひとりごと等
(見たいカテゴリーを、クリックしてください。)

“考える”ということ

2022年10月03日 16時13分21秒 | ひとりごと
 多くの人たちは、いろいろなことは考えればわかると思っているらしいのですが、 “考えたらわからなくなる”と私は思います。
そういうことは昔から書き残されているのですが、みなさんはおわかりにならないらしい。おわかりにならない、というよりは気づかないらしい。
気づかないから子どもたちをつかまえては“おまえもっと考えてごらん”ということを平気でおっしゃる。私などとてもそういうことは言えない。考えたらわからなくなることにきまっているのです。
 ニュートンは考えて万有引力を発見したという伝記はどこにもない。ぼーっとしていて、りんごが落ちるのをみて発見した、というふうに書いている。
ガリレオは悪戦苦闘してついに発見した、とは書いていないのです。シャンデリアの揺れるのを見て、ふっと気がついた、と書いている。
湯川さん(ノーベル物理学賞受賞者)は、考えに考えてついに公式を展開して、結論を出して、こうなって中間子ができて、とは書いてもいなければしゃべってもいない。夜寝ていたら、夢うつつの間をさまよっている時ふっと頭に浮かんだ、と書いている。
 このような証拠を拾い集めればいくらでもありますが、そういう肝心な証拠がちっとも気づかれないものだから、″考えればわかる″と思うらしい。
わからないのは ″考えないからだ″と思うらしい。私は今まで生きてきて、人間は考えればわからなくなる、ということをいやになるほど痛感させられています。だから、考えてわかるなどとは毛頭思わない。
と云うと、またそれを一生懸命にあっちこっちで考え出すらしい。まあ、人間は考えるな、といっても考えるのでしょうが、
例えば碁打ちがよく申します “下手な考え休むにしかず” とか、 “休むに似たり”とか。まあそれも休養のうち、身を保つうちなら役割を果たしているわけでしょうが、それはそれで意味があるのでしょうが、とにかく結論だけずばりと申し上げれば、 “考えれば人間はわからなくなるんだ”ということ“考えないからわかっているのだ“と申しあげたいのです。(カウンセリング序章 ■講演記録■ 友田不二男より抜粋)


 前回掲載のBの会にて、 “癒しについて“や”無自覚の暴力について“を取り上げてくださったことに気を良くした私は、また友田先生の講演記録を載せたくなりました
先生、40代?ゆえの若気の至り的な強い口調での物言いや、ぶっつけ本番、手直しなしの講演記録ゆえの曖昧さも感じられなくもないのですが、こちらもそのまま載せることにしました。
同時に私ごとですが、㈶日本カウンセリングセンターに通い出して間もない頃のことで、思い出したことがあります。
それは、「考える」という言葉の仕様を禁止されていたことです。記憶違いを平気で言えば、確かセンターの机の上に貯金箱みたいなものが置いてあって、 “考える”と言葉にした人は10円玉を入れてたような気がします。
今、この講演記録を読み返してみて、あの時の10円玉はここから来ていたのかと気づいた次第で、一人ではしゃいでしまいました。
とはいえ、あくまで私の記憶違いでなければのお話ですが(笑)。
 さらにさらに私ごと、昨年から始めた川柳のことをば。
未だに駄作の連続で人様にお見せできるような代物などほとんどありませんが、それでもまれにこの句は我ながらよくできたなあ!などと思うのは、なぜか真夜中作。
目が覚めてしまいどうにも寝付けずにいるときに、ふと浮かんだ句がけっこうイケテルというか・・・。
なので、最近は枕元に紙と鉛筆を置いていま~す。📄

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (バツイチ45)
2022-10-04 06:15:12
初コメント失礼します!
いつもブログを拝見させていただいてます。
ブログ初心者ですがよろしくお願いします
返信する
Unknown (えったん)
2022-10-04 15:07:23
コメントありがとうございます。
ここ2,3年は月に一回くらいの、亀にも勝るのろい、のろい更新ですが、読んでくださってありがとうございます(*^^*)。
これからも、よろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿