カウンセリングルーム 横手(三鷹)しゃべりば

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第1回横手しゃべりばに参加して

2014年09月18日 20時11分27秒 | 横手しゃべりばによせて
 遅くなりましたが、第1回参加者の方からの感想が届きました。
ただ、ただ無性に嬉しかったのです。

2013年11月


 横手しゃべり場の案内が届いた。横手に戻った悦子さんからの1年ぶりの連絡である。どうしているかな・・・と気にはなっていたが、そのうち動き出すはずだからそれまで待っていよう・・・とこちらから一度も連絡は入れなかった。案内が届いた時はうれしくて、「待ってました!」とばかりにその日のうちに参加の意向を伝えるはがきを出した。その気持ちは母も同じだったようで、次の日には母から「一人では行けないので連れてって!」との依頼が舞い込んだ。リュウマチを抱えた母の身体を気遣い一応「大丈夫?」と声をかけたけど、母からは想像通り「大丈夫」との答えが返ってきた。

 早速行く準備が始まった。当日母の体調によってはドタキャンになるかも・・・という思いを抱えながら、ホテルの手配、切符の手配をした。ところが私の心配は稀有に終わり、無事当日を迎えたのである。恐るべし母の精神力。人が動くのは気持ちというものによるものが大きいのだ、と改めて感じた。
 
 あきたこまちから観る晩秋の景色は格別だった。特に感動したのは、川の水面の美しさ。ひかりに照らされキラキラ輝いている。「わーきれい、すごいよ、みてみて!」と語彙の足りない私は、陳腐な言葉を並べ立てた。母とは数年前まで、毎年一緒にワークショップに参加していたが、ここ数年間は母の体調もあり、ずーっとご無沙汰だった。だから、母との旅は本当に久しぶりだった。初めて乗るあきたこまち、山並みの美しさ、悦子さんに会える楽しみで、母も私もワクワクしながら旅を満喫していた。
 横手駅で悦子さんと再会。その後会場にあるレストランで昼食。お店の人から、かぼちゃの煮物を振る舞って頂くなど、温かいおもてなしを受け、心もお腹も満たされ会場に入った。
参加者は8名。初対面にも関わらず、どの方も初めてという感じがしない。時間の経過と共に、その思いは強まっていく。「悦子さんの呼びかけに気持ちが動いてここに来た人たち」という共通項がここにはあるのだ。そのことが私を居心地よくさせている。参加者の力の抜け加減も気持ちいい。りっぱなことを言おうとか、難しいことを話そうとか、そんな気負いはみられない。横手のおいしい食べ物の話、横手出身の芸能人の話、近郊の名所など、次々と話は飛んでいく。
そんな中、コンプレックスの話がでた時に参加者の一人が「お笑い芸人はすごい、自分のコンプレックスを笑いに変えている。自分で受け入れなければ出来ないことだ」と言葉を発した。そこを世話人はとらえた。その後話は深まっていく。「私の娘がコンプレックスを持っていて、私がなんと言おうと自分で思い込んでいるからだめなの」と、彼女の口から心の奥にある思いが話された。「そうか・・・娘さんのことを思って、その言葉が出たのか・・・」。言葉の奥にあるその人の思い、その思いに接すると、その人がぐっと身近な存在となってくる。

 これだから、やめられない。この瞬間を味わいたくて続けてきた。私のやりたいことはこれだ。うまく説明できないけど、きっと世話人も同じだろう・・・(と勝手に推測している)。
悦子さんから「We were O.K」のシャワーを浴び、私たちは元気に帰ってきた。母との旅は私にとって心温まる素晴らしい思い出となった。母の温かさ、母のすごさを感じ、それを感じることの出来る自分っていいな、と思えた二日間だった。
そんな素敵な機会を与えてくれた悦子さんに感謝の気持ちで一杯だ。かっこいい言葉で締めくくりたいけど、この言葉しか出てこない。
悦子さん、ありがとう!
コメント
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