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チュ・ジフンと“私の個人主義”

2009年06月25日 10時01分39秒 | ひとりごと
このタイトルはいったい何!?って、読んだ方が多いのではと思う。
実は、今年になってはまった韓流スターの名前と、漱石の“個人主義”である。
彼は5月16日で27歳になったのだが、その3週間前に麻薬ウンヌで世間を騒がしたため、もしかしたら、役者チュ・ジフンという記憶よりも、ああ!あの麻薬の、で知っている方もいらっしゃるのではと、思われる。
日本ではどんな形であれ、麻薬・・・などと一旦記事にされた人物は、まず入国段階で難しくなるであろうし、その上そんな形容詞がつけば、たとえ事実はどうであれ、俳優業はおろか、メディアに登場する機会さえなくなってしまうのではという懸念から、デビュー当時から最近まで、彼が登場していた雑誌等を買いまくった。
そしたら、びっくり、仰天!!
おそらく、彼が雑誌等のインタビューを受けているときは、年のころ、24、5から26歳なのでしょうが、彼の私の心に刻まれた文字は、このタイトルにもした、“個人主義”である。
遠く、かの漱石が大正時代だったか、学習院大で語った講演記録のタイトルが“私の個人主義”であったのだが、どの雑誌類を読んでも、このタイトルに勝るとも劣らない個人主義(と、私が感じてしまう)が、彼の口から溢れていた。
読んでいるうち、鳥肌がたって来た。
この若者は~、う~ん・・・?。
うなり声まで発してしまった。おそらく、確かめてもいないのだが、この若者が漱石の“私の個人主義”を読んだとは思われない。にもかかわらず、彼の言動は、一致して個人主義そのものだった。
・・・私が独立した一個の日本人であって、けっして英国人のでない以上はこれくらいの見識は国民の一員として具えていなければならない上に、世界に共通な正直という徳義を重んずる点から見ても、私は私の意見を曲げてはならないのです。・・・自己が主で、他は賓であるという信念は、今日の私に非常の自信と安心を与えてくれました。・・・by漱石

私が長い時間(50年以上)かけて、たどり着きつつある?場所(その場所のいい悪いはともかく)に、彼は当たり前のように座っていた。
そういえば、初めて彼の姿を映像で見たとき友人に、「まるでいつも海の底にいる人のようだね」と言って笑われたのだが、今見ても、その感じは変わらない。
優雅で落ち着いていて品があって、地上でどんなに嵐が吹き荒れて波が高まろうと、彼はいつだって静かだ。そして、自由だ。それでいて、少し寂しそうでドキッとするほど綺麗な横顔は、誰よりもセクシーだ。

6月23日午前10時、彼に対して判決が下った。
懲役6ケ月、執行猶予1年、社会奉仕120時間。

いつもの、あの背筋をピンと伸ばした姿が見えた。が、顔は腫れぼったく、ほとんど下を見ていて、とてもドラマや写真で見慣れたジフンとは違うのだが、それでもまぎれもない、チュ・ジフンが歩いていた。
悪びれることもなく、やはり静かなたたずまいは、おんなじ。
ほとんどのファンの方たちは、社会奉仕や入隊などの後、より成長したジフンになって戻ってきてほしいと懇願した文章を載せていた。どの文章を読んでも彼に対する並々ならぬ愛情を感じた。
そして私はといえば、今までと同じように、誰よりも静かで、静かすぎるくらいに強くしなやかに成長した彼が、必ずやまた私たちの前に戻ってきてくれることを、信じている。


※しつこさが持ち味の私ですが、2日経って、急に付け加えたくなったことがありまります。
こんな事件が起きたのだから、私が望むと望まないに関係なく、勝手に彼は成長してしまうでしょうが、
願わくは、今までの“ジフンの素”のまんまでいてねって、言いたくなりました。





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