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山形カウンセリング研究会 11月例会のご案内

2010年11月12日 17時44分05秒 | 各種ワークショップのご案内
平成22年11月8日

会 員 各 位

                
山形カウンセリング研究会
事務局 井澤英悦


11月例会のご案内


 近くの山々が、白く初冠雪を見る季節になりました。会員皆様はこの秋から冬に向かう季節の移ろいを如何にお過ごしでしょうか。
さて、下記の日程で11月例会を開催します。ご参加下さいますようご案内申し上げます。



1.日時 : 平成22年11月20日(土)

2.場所 : 蝉鳴荘(阿相先生宅)

3.内容 : カウンセリングに関する諸問題

例年12月、1月、2月の例会は、冬期間のために休会にしています。

  事務局連絡先 井澤英悦
  自宅  TEL 0237-56-○○○○
  勤務先 TEL 023-641-○○○○(山形中央高校)



   
   ※私の大大好きな先生、阿相金弥先生が中心のワークショップです。
    今回初めて、こちらの学習会に参加することになりました。
    案内には載ってませんが、場所は山形県村山市での開催です。
    どなたかご興味のある方がいらしたら、ごいっしょしませんか?
    井澤さんか私宛、連絡頂けたら幸いです。
    路地裏の少年さん、見てるかな~、
    急ですが、ご都合どうでしょう
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八戸・金吹沢ワークによせて

2010年11月12日 08時01分19秒 | 八戸ワークショップ
 八戸から帰ってきて4日が経ちました。おとつい、昨日そして今日と、朝起きると私は走っていました。この何カ月か、卓球に夢中になってからは体の使い過ぎからか、朝のジョギングがきつくなり、走るというよりは散歩が中心の日々でした。今日も昨日の卓球の疲れが残っていないわけはないし、体を労わって?歩いていたはずなのに、いつのまにか気がつくと走っているのです。おとついからわずか2日しか経ってはいませんが、心なしか踏みしめる落ち葉の数が増えたようで、足への感触がやさしい。なによりも、清々しい井の頭の朝です。

 八戸でのワークは私の記憶ですと、確か“有機体”・・・で始まりました。八戸に向かう朝の6時頃、私はなぜか部屋の窓を拭いていました。1枚目までは気づかず夢中で拭いていて、2枚目になった頃、はて?これから遠出する朝に、どうして窓なんて拭いているのかとそんな自分におかしくなったけど、綺麗な窓をみていると気持ちがいいし、まだ時間があったので、4枚すべてを拭いてしまいました。
日頃から、S世話人がよく口にされる“有機体”の動き、もちろんそれらはかつて、友田先生も言っていた?ことなのですが、それまでは、私の意識にのぼることなどほとんどなかったのに、なるほどなってうなずけるような出来事でした。それですっかり気をよくした(らしい)私は、八戸ワークが始まってすぐの挨拶で、この話をしてしまったのです。
「・・・意識なんかしなくとも、本当にこいつはいつもよくやってくれてますよ・・・」が口癖のS世話人、私は3日間のワークの中、ずうっとS世話人を感じながら座っていたようでした。それまでの八戸ワークでもどこでも、人から尋ねられた時?はカウンセリング用語(らしきもの)を使ったことはあったけど、自分から使ったのは今回が初めてのような気がします。
それぐらい今回のワークでは、自分の経験と、学習した先達からの知識(言葉)を交えながら進めていきたいという思いが、私の中にあったのだと思います。でなかったら、のっけから有機体とはならないもの。
ただし、こんな形での学習がまだ初心者の私には、あのような動きでよかったのかどうか、心配でした。私がやりたいワークというよりは、「皆がやりたいワークこそがワークでしょ」などという言葉が、いつでも偉そうに私の頭をかすめていましたから。
そして、それ以上の心配は“有機体”などという言葉にはしてみたものの、はたしてこれが友田先生やS世話人が伝えたかったことと合っているかどうか、この件に関しての新米世話人の私には、おっかなびっくりの時間だったのです。
そこで、八戸から帰った翌日目白に行き、さっそくS世話人をつかまえて、「私は日頃から先生がよく口にされていた“有機体”や“トライ&エラー”を出してワークを進めてきたのですが、なんかあれでよかったのかどうか、今になって自信がなくなって・・・」と切り出すや否やS世話人、「な~に言ってるんですか。いいんですよ、どうやったって。大いに、みんなでガチャガチャやることですよ。ガチャガチャ、皆でやることが大事。どうやったっていいんだから、橋さんの好きなようにおやりなさい・・・」とのこと。さらに、この日の目白での学習会の流れの中から私が拾った、S先生の言葉も私を打ちました。
「・・・自分の経験に向かわないと、どんなに学習をしたところで、何も生きてはこないんですよ」と。
私はこの言葉を聞いたとたん、すぐさま、学習室を後にしました。それ以外のことは、もう何も聞かなくとも十分でした。というか、それ以外のことは今、からだに入れたくはありませんでした。
胸をなでおろした最初の先生の言葉と、未熟な私をえぐってきた後の言葉。どちらも、今の私にはありがたかったのです。

 話は前に戻りますが八戸ワークの中、“トライ&エラー”のことを出した後、どうにも腑に落ちない自分を感じていた私。
「今、私がお話したことはみなさんに伝わっていますか?」と言わずにはいられなかった。伝わらないのはみなさんにというよりも、誰よりも私自身にひびいてこなかったからです。にもかかわらず、あんな拙い話を、ちゃんと伝わっていますよと首を縦にふってくれた人たちのご配慮に、感謝します。そしてそれ以上に、よくわからないので“具体”を出して下さいと、自分を差しだしてくれた方にも感謝します。
“具体”を出すなら自分の経験から出さないと、人には伝わらない。
今ならわかるけど、この時の私は、咄嗟にトライ&エラーという文字からの想像と、学んだ知識の組み合わせだけで、言葉にしてしまいました。この自分の行動が悔しくて、その日はどうにも眠れなかった!
今となってはこの失敗こそが私の収穫、トライ&エラーそのものです。
具体を出すなら自分の経験から出す。すぐに出せないようなら、今は出せないことを伝えないと。頭で作ったお話では、人にはなかなか伝わらない。またとっさに出ないようなら、流れの中で、出せる機会が訪れたときにでも出す。無理に出すよりは、出さない方がましでしょ。そして同じ言葉からの具体でも、その時その時の私で、具体の内容が違ってくるのは当たり前、これも付け加えないと。この言葉にはこの具体が正解、などという理解は困るのです。
このトライ&エラーは、たくさんの学びを私に教えてくれました。
これ以外にだって、書ききれないくらいのたくさんのエラーがあって、その度に自分の未熟さを見てしまうのですが、それでも毎年毎年こういう機会を、10年にも渡って与えて下さった八戸カウンセリングセンターの皆さまに、心より感謝いたします。
機会がありましたら、またぜひごいっしょに学びましょう。

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