七夕です。ケーキを買いに行ったら七夕ケーキはがなかった。天の川ならぬあらかわの桃という事で桃のタルトにしました。
「あたまにさくら そして僕は家を出る」(春の旅立ちって感じ、と思ったけど最初の本は落語の頭山だった)
「江戸が東京になった日 ひっそり暮らし」(そりゃ劇的な人もいたでしょうが、ひっそり暮らしていた人もいただろうと)
「家はあれど帰るを得ず 誰もいない」
「政治はみんなで決めるの? 『みんな』って誰?」
「資本主義の宿命 マイナス金利」(来るときは来るよね)
「君と一緒に生きよう 妻のトリセツ」(大抵間違うのよね)
「ポチ 本を読んだら散歩に行こう」
「審判はつらいよ 毎日がこれっきり」(同じ試合は二度とないしね)
「冷たい目が見ている はにわのヒミツ」(どちらかと言うととぼけた目だと思いますが)
「キケン 酒が薬で、薬が酒で」
テーマはザ普通ってことで。
「深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ」を見て来ました。
これは待ちに待った展覧会。もう素晴らしい金魚づくしです。今までの集大成でもあります。金魚以前の作品も来ていました。最初からアーティストなのかと思っていたのですが、大学卒業後ディスプレイ会社に就職されていました。3年で退職をしアルバイトの傍ら創作活動を始めたものの行き詰まりもうやめようと思った時大切にもしていなかった隅の水槽の金魚が目に留まったと。この子がきっと僕を救ってくれる。試行錯誤を続けるなかディスプレイ会社で樹脂と言う素材に出会っていて、樹脂を使うことを思いつきます。うん、うまいことつながっていったのね。描いた絵の影がそのまま金魚の影になります。素材も絵の具も年々改良がなされてより重層感が出ています。海外の展覧会で金魚をそのまま入れていると思われてひどいことをすると怒り出す人もいたとか。うん、絵だと言われても本物に見えます。最後に昭和の茶の間に金魚の水槽が浮き上がる作品は圧巻でした。水の中の黒電話が鳴って水面に波紋が出来ているよ。異空間に入り込んだようでした。この部屋に住みたい。