「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」に行って来ました。
このゴッホ展はゴッホの画業を支えた弟テオとテオの死後絵の膨大なコレクションを管理したテオの奥さんのヨー、作品を散逸させないため、フィンセント・ファン・ゴッホ財団をつくり、美術館の設立に尽くした二人の息子のフィンセント・ウィレムの展覧会です。
テオは画商ですが、ゴッホも画家になる前は画商で二人の買い付けた絵もファン・ゴッホ美術館に収められています。どういう絵が好みだったかわかって面白いです。生涯に2000枚もの絵を描いたゴッホですが、ヨーが受け継いだ絵は200枚くらい。後はどうなったんでしょう。ヨーはフィンセントとテオの書簡を書籍化したり、展覧会に貸し出したりしてゴッホの人気を作った人です。息子がまともで良かった。ゴッホの絵は死後人気が出ていましたから、バカ息子なら全部売ってしまったでしょう。書簡や素描や画商で扱った作品など一括管理するために財団をつくっています。まあ有名なのはすでに大きな美術館に行っていましたが。もったいないのはフィンセントの母親が二束三文で売った絵たちです。どっかに残っているといいのですが。しかし美術館までの道が暑かったーっ!