ねじを外す人とは?

2017-10-03 17:39:04 | 家族日記

本日は朝方はどんよりな天気でした~。
夕方は・・・茜色のいいお天気です!
明日は・・・
中秋の名月のお月見ができるといいな~!

そうそう・・・
秋のお彼岸に・・・
家族で、お花とお線香を持って・・・
近所にあるパパのお祖父ちゃんとお祖母ちゃんのお墓へ行って手を合わせて参りました。
すると・・・偶然ですが・・・
お母さんの姉である、伯母さんと久しぶりにお会いすることが出来ました。
パパのお母さんも、私の母の様に・・・四姉妹で仲良しで・・・
まるちゃんやピカくんが小さい頃は・・・
お母さん姉妹の伯母さん・叔母さん方に
よくかわいがっていただいたのですが・・・
この頃、お会いできる機会が無かったので・・・
この度、伯父さん伯母さんにお会いできてご挨拶出来てよかったです。

それから・・・秋と言えば・・・
スポーツの秋ですね!
パパは、悪天候で春から延期になっていた、同期友達とのゴルフに出かけていきました。
そんな訳で・・・
昨春以来になりますが・・・
遠方に住んでいる同期くんが我が家に前泊しました。
同期くんはまたまた沢山のお土産を持ってやってきました。
同期くんのお土産の、美味しい!プレミアムな香るビールで乾杯して・・・
おしゃべりを楽しんでいたら・・・
まるちゃんも同席して・・・
同期くんと大学の話で盛り上がっていました。
私は、そんなにお酒は強くないし、寝不足も続いているので・・・
お酒は少々控えようと思っていたのですが・・・
家飲みだと、ついつい安心して飲んでしまい・・・
ビール飲んで赤ワイン飲んで・・・
その後に・・・
記憶は定かではないのですが・・・
パパ曰く、竹鶴のウイスキーを同期くんのグラスにドボドボと注いでいたようです。冷!(笑)
同期くんはお酒に強いから大丈夫だったようですが・・・
案の定、パパと同期くんは翌朝寝坊してしまい・・・
私は、ピカくんの朝ご飯とお弁当を作る予定が・・・
ごめん!ピカく~ん!って感じで部活に送り出しました。
そんなピカくんも・・・
その日は、部活動のスポーツでいい汗を流したようで・・・
夕方に帰ってくると・・・
試合の話を熱心に聞かせてくれました。
すると、今度はパパが帰ってきたので・・・
興味津々でパパのスコアを訊ねました~。
なぜなら?
家族から、父の日に贈った・・・
プレゼントの成果を聞きたかったからです。
そんなパパは・・・
ゴルフの素振りグッズで練習した日々も空しく・・・
七夕願い事はおこがましく・・・
散々たる結果だったようですが・・・
パパと我が家に前泊した同期くんは・・・
そんなスコアになってしまった原因は・・・
私にあると思っているようです。(笑)
そうそう!そんな私も・・・スポーツの秋!
天気に恵まれた日に・・・新学期初のテニスに足を運びました~。
その後は、もちろん!ファミレスランチをしたのですが・・・
その時のおしゃべりの中で・・・
私が以前に・・・
ラケットを忘れた事を忘れていた話なんかでも盛り上がっていたのですが・・・
そんな矢先に、またまたラケットを忘れてファミレスを出てしまったのです~。
すると、またまた前回私のラケットを持ってきてくれたママ友さんが私の忘れ物ラケットに気付いてくれたのでした~!
ありがたや!ありがたや!
私は・・・
テニスよりランチ!の心構えでテニスに足を運んでいるのかも?(笑)
まあ、とにもかくにも・・・
しっかりもののママ友さん方に恵まれておりまして・・・
毎回、テニス&ランチを楽しませていただいております。

そんな中・・・
ただ今、マイタイム中な訳でありますが・・・
読書の秋!も・・・
しっとりと楽しませていただいております。
読書とは?文学とは?と・・・
人間以外の動物には未だ出来ない行為を・・・人間はできるのだな~と・・・
改めて感じながら・・・文学の世界に飛び込んでおります。
とは言っても・・・
「スタンド・バイ・ミー」をまだ読み終えてはおりません。
私は、速読出来ないし、速読をしようとは思いません。
なぜなら?作家さん方が魂をすり減らしながら書いたであろう作品をじっくり読み込んで・・・
文学の世界の、言葉の綾をほどいてみたり、ほどいた先の本質を探ってみたりしたいのです。
きっと・・・どんな職業であれ・・・
自分の魂をすり減らすようにして行った仕事は・・・
後々評価されるものだと思うのです。
そんな訳で・・・
私は、「スタンド・バイ・ミー」を少しずつ読み進めながら・・・
前回のブログの書き込みを思い出し・・・
「ねじまき鳥クロニクル」の
「綿谷ノボル」が本当はどんな悪のメタファーだったのか?
私が以前に書き込んだように・・・
映画やドラマでよくあるパターンの・・・数式・・・
政治家=黒幕=悪」の単純なパターンで綿谷ノボルが表現されているのか?
知りたかったのです。
でも・・・国があれば、国のシステムを考え作る人は必要な訳で・・・
誰が考えても・・・
人間は神様じゃないのだから・・・
国民全てに万能な「システム」を作ることは・・・不可能で・・・
だから・・・システムが万能ではないから・・・
そのシステムに不満を持つ国民が、システムを作っている人に不満を持つのは当たり前なので・・・
私は・・・ただ単に・・・
そんな国民の代表のメタファーがトオルだと思っていたのです。
それでは~?「システム」を作る・・・
政治家も役人も全てが「悪」だという事になってしまうし~?
村上春樹さんの意図する「悪」とはそんな浅はかなものなのか?
一体全体、何が綿谷ノボルの「悪」なのか?を知りたくて・・・
村上春樹さんが表現したかった綿谷ノボルの「悪」とはなんなのか?
もう一度おさらいしたくなったのです。
そして・・・
「ねじまき鳥クロニクル 第1部泥棒かささぎ編」の6章に目を通しました。
ん~な~るほど・・・
人間は理性的な人ほど・・・知的で人間的で・・・人の目からは・・・
より美しく映るもの・・・
TVのカメラの前で・・・
一般人に向かって、難しい言葉や横文字言葉を並べ立て・・・
最もらしく語り、それ以前の常識をドンドン叩きのめしたら・・・
それは・・・一般人にとってはスカッとするだろうし・・・
世論の耳にもかっこよく聴こえるのかも~。
ましてや、容姿も完璧なら・・・
世論の目にはスマートに映ったことでしょう!
綿谷ノボルとは・・・
そんな美しい理性の塊の人間だったのかもしれませんね。
そんな理性の塊を演じるには・・・
人を愛するなんてご法度!
コントロール不能な「愛」なんてものに溺れたら・・・
それはそれは他人に弱みを見せることになります。
それでも、昭和当時の世間体もあり、親の勧めで見合い結婚したものの・・・
愛の無い結婚生活は続かず・・・
ノボルが理性を脱いだ時の欲望や野望の矛先を・・・
絶対に縁を切ることが出来ない血の繋がりのある妹達に向けられたのだと思います。
そして・・・そんな綿谷ノボルの本性を世論が見抜ける訳もなく・・・
そんな世論を実はバカにしていた綿谷ノボルの仮の姿に・・・
世論は熱狂していったのでありました。
それでも・・・
そんな本心を見抜いていたのが・・・
ノボルの身内になりたてのトオルだったのですが・・・
そんな時に・・・
ノボルが政治家になる機会が巡ってきたのです。
そして・・・
無事!スキャンダル無くノボルが当選することが出来たら・・・
ノボルには・・・
ノボルワールド全開の権力が与えられる機会が巡ってくるかもしれないのです。
そうとなると・・・
ノボルにも本来持っている野望が広がります。
でも~!そんなチャンスを手に入れるには・・・
今まで、一人だけで演じられ、一人でこなせる、学者や評論家、コメンテーターという好き勝手出来る職業を捨てなくてはなりません。
出馬となると、世論から・・・
選挙という洗礼を受けなければならないのです。
だから・・・
ノボルは独身の身ではありますが・・・
スキャンダルにも気を付けなくてはならないのです。
そんな訳で・・・身内の身辺整理も必要です。
なので、ノボルは・・・
最初は、クミコとトオルの結婚には無関心だったはずなのに・・・
問題を抱えているかもしれない身内のトオルとなると・・・
大物政治家を目指すノボルにとって最も邪魔者になるのです。
しかもノボルは他人を信用できないから・・・
人も愛せないし、自分を他人にさらけ出せないものだから離婚した妻との間にも子供はいないのです。
そしてもっともっとノボルの野望が広がってしまった場合・・・
ノボルが自分の息のかかった後継者が欲しくなった時は・・・?
そんな事を予知していたクミコは、お腹に宿った我が子の未来を悲観して、ノボルの息がかからないように、未然に我が子を葬っておいたのでしょうか?
そんな中・・・
身内でない牛河が、そんなノボルの野望に付き合い・・・
ノボルのマンパワーとなって・・・
ノボルを支えていたわけですが・・・
牛河が、ノボルの伯父の事は支えたはずなのに・・・
なぜ?牛河は、ノボルの事は支えきれなくなったのか?
もう一度確認したくて・・・
「ねじまき鳥クロニクル 第3部鳥刺し男編」の347ページから読み返しました。
ノボルとは・・・
人にも無関心なのだから、人を愛することもできず・・・
牛河と同じく・・・
ノボルには・・・特になんの信念もなかった・・・
いや、もしかしたら?牛河は信念があったのかな~?
ノボルとは・・・
国を愛するどころか、国にも無関心だった・・・
ただ・・・
綿谷ノボルが人間らしく、理性的に知的にいられる場所があればよかった・・・
それを牛河は見抜いたのですかね~?
そして・・・
自分だけは・・・
痛くて苦しい思いをしなくてもいい場所作りをしたかったのかな~?
信念が無ければそれは容易にできる事・・・
ノボルワールドの後付けロジックで・・・どうにでも世論を動かせる「悪」の力が備わっているのですから・・・

な~んて・・・
難解な村上春樹作品を自分なりに勝手に読み解きましたが・・・
そんな読み解き方をすれば・・・
クミコの言葉や行いも理解できますし・・・
トオルが信念を持ってクミコを待っていたのも理解できるのです。

そんな訳で・・・
私は、またまた「ねじまき鳥クロニクル」??の文学の世界から抜け出せないでおりました。

そして・・・
今朝、「スタンド・バイ・ミー」の13章まで読み終えました。
私が、「スタンド・バイ・ミー」の少年たちと同じ年頃の頃に観た映画では、理解しきれなかった・・・沢山の情報が入ってきました。
12章では・・・テディの心の痛みと苦しみをひしひしと感じました。
それは、テディの父親の心の痛みと苦しみそのものなのだと・・・
テディにとってその心の痛みと苦しみは・・・
テディが父親から受けた身体的な痛みや苦しみ以上の・・・
痛みや苦しみなのかもしれないと・・・
ここにも、切れない縁・・・
親子というシステム、暴力というシステムの現実の話が綴られていました。
そして・・・
13章では、クリスがそんなテディの心の痛みや苦しみに寄り添うのですが・・・
「スタンド・バイ・ミー」のタイトルの真意が少し理解できたようなそんな気がするところまで読み終えました。
少年達のドキドキワクワク冒険映画として・・・「スタンド・バイ・ミー」の映画鑑賞を楽しんでから31年。
今度は、「スタンド・バイ・ミー」のストーリーの真意を探りながら原作を読み進めたいな~と思います。





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