エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

諏訪湖の御神渡

2012年02月04日 | 日記
昨日は節分であった。
豆まきはしましたか?
自分の年の数だけ豆を食べましたか?

加えて、今日は立春である。

さて、2008年以来4年ぶりに諏訪湖で御神渡があったと報道された。
夜のNステによると、湖畔の八剣神社からは、まだ御神渡と認定されていないと言う。



だがぼくは間違いなく御神渡であると思うのである。
3日朝の諏訪湖はよく晴れて、地表の熱が奪われる放射冷却現象で厳しい冷え込みとなったのである。
この寒さで、湖面全体に張った氷がせり上がる御神渡りが見られたのである。
最低気温は平年を7.3℃下回る氷点下13.9℃で、今シーズン一番の寒さだったという。

御神渡は、神事と分かち難い吉祥である。
その年の豊作を占うのである。



神が諏訪湖に降臨する現象とされるのである。
諏訪湖は神の懐であるのだ。

平安時代の和歌には御神渡りのことがうたわれている。
御神渡りの最古の公式記録には、約600年前の室町時代の応永4年(1397年)に諏訪神社の神官が幕府へ報告した文書の控え(御渡注進状扣)があるのである。

連続した記録は、嘉吉3年(1443年)から天和元年(1681年)間の『当社神幸記(とうしゃしんこうき)』と天和2年(1682年)から明治4年(1871年)までの『御渡帳(みわたりちょう)』があり、429年間にわたって残されてきた気象記録は、世界でも大変珍しいものだと言われている。

とまれ、若干の中断はあったものの現在(2005年)まで数えると約560年間も記録され続けていることになるのであって、人の記憶とそれを記録し続ける執念には感服するのである。



神の湖の諏訪湖である。
諏訪湖の上には、こんな空が広がっていたのである。



夕方、月が冴え冴えとして中空にかかった。




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 荒野人


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブログ見ました (立花)
2012-02-04 14:22:53
句会から帰ってすぐに貴方のブログ見ましたがただ感心するばかりでコメントできませんでした。今日開いて見ましたら又、更新されているではありませんか?本当にびっくり!
写真もきれいだし文章も旨い、とにかく私にはまねの出来ないこと、頑張ったください。立花
返信する
立花さんへ! (荒野人)
2012-02-04 20:25:43
拙いブログにご訪問いただきありがとうございました。
俳句よりは、少しはましかな!と思いますが、まだまだですね。
今日は立春でした。
幾つか俳句を詠んでみましたが、納得いく俳句はものにできませんでした。
立花さんの素敵な俳句が楽しみです。
これからもご指導、よろしくお願い申し上げます。
返信する
Unknown (立花)
2012-02-05 12:37:39
諏訪湖の御神渡見ました。すごいですね!
私にはとても真似出来ません・・・・
返信する
立花さんへ! (荒野人)
2012-02-05 21:50:06
4年ぶりの御神渡です。
今年は寒いのですね。
湖が全面結氷すると、氷が押されて裂け目ができるのです。

凄まじい力です。
正に神の力であると思わなければ、認識もできない自然の驚異でもあります。

ぼくも真似できませんよ!
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