この世とあの世とを分つ一線。
そこに引かれているのが「結界」である。
ここに結界があるぞ!と知らしめる役割がその石に託されている。
ここは、寺院の入口である。
この結界石は、以前にはもう少し深い場所に置かれていたのだけれど・・・。
いまでは門扉の真下に置かれている。
時間の流れだろうか、石を結わえてある縄が風雨に晒されて黒ずんでいた。
「天高し結界石の置きどころ」
けれど、この置かれた石の意味が分からない人が多くなっている。
訪なう人の声もしない。
この寺院に住まう僧侶たちは、一体全体いかなる生活を営んでいるのであろうか。
それこそ意味も無く知りたい。
荒 野人
そこに引かれているのが「結界」である。
ここに結界があるぞ!と知らしめる役割がその石に託されている。
ここは、寺院の入口である。
この結界石は、以前にはもう少し深い場所に置かれていたのだけれど・・・。
いまでは門扉の真下に置かれている。
時間の流れだろうか、石を結わえてある縄が風雨に晒されて黒ずんでいた。
「天高し結界石の置きどころ」
けれど、この置かれた石の意味が分からない人が多くなっている。
訪なう人の声もしない。
この寺院に住まう僧侶たちは、一体全体いかなる生活を営んでいるのであろうか。
それこそ意味も無く知りたい。
荒 野人