エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

空と雲と

2015年10月03日 | ポエム
空を見上げるに、しくは無い。
今だからこそ、見上げる事が有意義でもある。

雲は正しく天才である。



鱗であったり、鯖の縞模様であったり・・・。
かと思えば、こんにゃく版に引っ掻いたような選が現われたりする。



こうした雲を総称して「羊雲」と言う場合もある。
鱗雲、あるいは鯖雲は秋の季語となっている。

羊雲は、季語ではないのである。
句に詠む場合、随分と表現幅が狭いのである。







「羊雲数える午後のカフェテラス」







ある一日、ぼくはオープンなカフェで時間を遣り過ごしたのであった。



これは、羊雲と表現しても良いだろう。
どちらにせよ、受け止める人の感性が大きいと思うのである。



        荒 野人


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