エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

上野・東照宮の花など・・・

2010年01月12日 | 日記
上野・東照宮には、いま冬の花が咲いている。
折りしも、2月中旬までは東照宮ぼたん園では「冬ぼたん」が見ごろを迎えてもいるのである。

冬牡丹は後日お見せしたいと思っている。



この門をくぐると、ぼたん園の入り口である。
ぼたん園のなかに咲いているのは牡丹だけではないのである。



寒緋桜が咲いている。
寒さの中で凛として咲いているのである。
その姿は尊とい。



「紅千鳥」と称する、早咲きの梅である。



    梅一輪 一輪ほどの 美しさ



「泡雪エリカ」である。
エリカの花・・・その細かいピンクの花が寒気を突き破って咲いている。



深紅のサルビアを屏風にして、水仙が風に揺れている。
なんというバランスであろうか。
派手やかな色合いである。



これは「侘助(わびすけ)」である。
茶室に一輪挿(さ)された佇(たたず)まいは伝統的な日本の美意識である。



アッツ桜である。
色合いのメリハリが目に優しいのである。



万両の花である。
白い花は珍しい。
万両の花は、普通赤である。



三椏(みつまた)の花芽である。
まだ開ききれない花である。
開くと、黄色の繊細な花である。



「赤花満作」の花である。
満作は、早春、山で一番早く咲くのである。
花によって春の訪れを告げるのだ。

満作は通常黄色である。
赤花は、極めて珍しいのだ。

香りは無い。



蝋梅である。
香りはクチナシに似て、甘くうっとりさせてくれる。



これも蝋梅である。



これもまた蝋梅である。

この三種とも匂いがある。
甘いのである。

上野・東照宮を出て公園の中に入って行くと「オカリナ」吹きが街頭で音を天空高く響かせていた。



オカリナの澄んだ音に、吹き手のイメージがダブって聴き惚れたのであった。

上野公園の春は、しかしまだ遠い。





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                  荒野人



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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-01-12 09:26:57
おはようございます。

冬は咲いているお花がすくないと思っていましたが、こんなに素敵な花々が・・・
なんだか元気を頂きました。
お花は心をお穏やかにして、枯れている感性を呼び戻してくれそうです。
ありがとうございます。

ここの場所で失礼させていただきますが!
「百合子さん、お心つかいありがとうございます。」

又、伺わせて頂きます。
何とか、眼も少しだけ視力が快復してきましたが、中々です・・・
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Unknown (ちょごり)
2010-01-12 09:31:07
うえのコメントは私ですが、名前を忘れてしまいました、けれど、消えてしまうのかな、・・・
返信する
ちょごりさんへ! (荒野人)
2010-01-12 10:07:09
寒さ厳しい折、お身体の状態と眼の状態が良い方に向かっている様子が分かって嬉しいです。

でも、油断は禁物ですよ!
季節と同じで、ゆっくりゆっくりと進んで下さい。

ちょごりさんの文章を楽しみに待っている荒野人であります。
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