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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

清澄庭園

2016年03月05日 | ポエム
昨日は、向島から清澄庭園に向かった。
まだ鴨がいる。
この池の北帰行は、徐々に進んでいるのだ。



この庭園は、散策路の殆どは敷石に彩られている。



その案配は、誠に宜しい。
言い換えれば「誠に結構」としか言いようが無い。



昨日は、この庭園の主が松の枝に居座っていた。



微動だにしないで、庭園内を睥睨しているのであった。
冠羽が無くなっている。

だがしかし、このサギは「ダイサギ」であるに違いない。







「春愁や心もとなき石の橋」







この池を巡る庭園。
いわゆる回遊式庭園の造作、となっている。

従って、橋が多いのだけれど・・・。
全てが、石で出来上がっている。

その石が丸出しもあるけれど、土を盛っている橋もある。



橋は異次元に行くかのような感覚、を抱かせることもある。



橋が彼岸との結界であることは、間違いが無い。
彼岸には、三途の川が流れている。

人には、その記憶が色濃く残っているからである。



      荒 野人


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