エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

落し文

2013年08月13日 | ポエム
言ってみれば「病葉」であるのだけれど・・・。
様々な表現、言い方で視線の多様化を測る日本語の見事さに、舌を巻く。
一つ一つの文字に意味がある日本語の特性でもある。

単なる記号では無い、象形文字の為せる業である。
かつ、短文形式の俳句ならではの表現の豊かさでもあるのだ。



「大辞林」なる国語辞典がある。
正に、辞の林である。
このさい、辞は「言の葉」と理解すべきである。

アルファベットでは、辞林という表現は至当ではない。







「ただ待てり来る宛てのなき落し文」







この落し文を見つけた小径である。
この小径の上には、大夏木が広がっている。



池には、蜻蛉である。
まだアキアカネは飛んでいないし、熱さは厳しいけれど、そろそろ秋の支度が始っている。



自然の摂理は見事である。



        荒 野人


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