エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

昭和記念公園のススキ

2014年10月27日 | ポエム
昭和記念公園は、基本的に余計な手を加えていない。
従って、ススキが様々なシーンで視野に入る。



とても嬉しい事である。



わんさかと茂るススキ。



ススラスッと屹立するススキ。
どのススキの在り様も、心に素直に入ってくる。

ススキの素直さが、曲がっていないからである。







「賢さの証とばかりススキの穂」







青空こそが相応しいのだ。
暗いじめっとした場所には、ススキは似合わないのである。



また、池が上手い具合にある祈念公園ならではの景色も捨て難い



池の面の揺らぎが、ススキほど似合う植物もそう多くは無いのだ。
面の揺らぎが、ススキの揺れる具合と相俟って秋を演出するのだ。

見る人によって、ススキの穂は重かったり軽かったりする。



また、妙に精神をくすぐる事もある。
ススキに託した歌も多いのである。

その理由は、こうしてススキだけしっかりと眺めているとなんとなく理解できるから不思議である。
その何となくという、緩さが素晴らしいのだ。



      荒 野人


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