エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

和菓子を食べる・・・落ち着く甘さで癒される

2010年11月06日 | グルメ
和菓子の世界は広いのである。
出来るなら、静かに落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと頂きたいものである。



そして、お抹茶とともに茶うけとして食したいのである。

まったりとした甘さ・・・和三盆の甘さであって欲しい。
小さくても適度な重さを感じていたいものである。
食すのだけれど、姿形は穏やかであって欲しい。
食すのが勿体ないくらいの美を保持していて欲しい。

例え和菓子であっても、姿正しからざるは食せず!
と言いたいもである。

和菓子には様々な要望が寄せられるのである。
それは伝統と格式の為せる業である。



和菓子(わがし)とは、日本の伝統的製造法で作られた菓子のことと定義する。
明治時代以降にヨーロッパなどから新しく日本に入ってきた洋菓子に対して使われる言葉である。

遣唐使によって伝来した唐菓子や、宣教師によってもたらされた南蛮菓子も和菓子に含めるとする意見が主流である。



和菓子を頂く時は、花なども愛でながらが基本であって欲しいのである。

和菓子の日もある。
全国和菓子協会が1979年(昭和54年)に制定した記念日で、毎年6月16日である。



和菓子の歴史は古い。

平安中期の承和年間、国内に疫病が蔓延した。
仁明天皇は年号を嘉祥と改め、その元年(848年)の6月16日に、16個の菓子や餅を神前に供えて疾病よけと健康招福を祈ったとされるのである。



季節は晩秋。
静謐を保ちつつ、美味しい和菓子を頂きたいものである。







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                     荒野人



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