エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

桜若葉

2014年04月10日 | ポエム
日本に生まれて、良かった。
そう思わせるのが今頃の気候である。

とりわけ、桜を巡る豊かな表現には感服するしかない。



桜の花咲く前後の降る雨。
花起こし
花散し
赤い蕊が目立つと。
蕊降る
やがて若葉が目立ってくる。
桜若葉



なんと桜好きな国民であろうか。
加えて、桜を外交にまで使うしたたかさ。

中国や、アメリカ。
お隣の韓国。

それぞれ桜の名所が存在する。
基本的に「ソメイヨシノ」である。



だはしかし、いま桜は3,11の復興のシンボルとなった。
精神性の高い桜の花である。

いま気候は、桜若葉へと映る。
芽に青葉が沁みる。







「岸辺ゆく桜若葉の芽に柔し」





幾らでも、解釈の出来る花である。
けれども、ぼくは句にできない。



       荒 野人


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