平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

手裏剣戦隊ニンニンジャー 第5話 「はい、最初からそのつもりですよ」と霞、八雲を斬り捨てるwww

2015年03月22日 | コミック・アニメ・特撮
★今週の風花ちゃん!(矢野優花)

 張り込みをする時、凪(中村嘉偉人)に「アンパンを買ってこい」と言う兄・天晴(西川俊介)に
「アンパンって刑事のアイコンじゃないんだからね」
 と、ツッコミ炸裂ーーーーーっ(笑)
 おおっ、風花ちゃんのツッコミレベルはかなり高い!

 子供の頃の夢の話では、風花ちゃん、あまり明確な夢はなかったらしい。
 まあ、これは〝昔から忍者まっしぐらだった兄〟の反動でしょうね。
 夢にまっしぐらの兄を見ていて、夢を追いかけることはダサいと思ってしまった。

 しかし、そんな兄と基本的な資質は同じようだ。

 宇宙での戦闘。シュリケンジンUFOが登場した時、
 天晴が「熱いな、これ!」と言うと、「うんうん」とうなずき、
「燃えてきたーーーーっ!」と叫ぶと、風花も「キタ-ーーっ!」と手を突き出して叫んだ。
 風花ちゃん、ノリは天晴と同じです←兄妹だからねっ!

 ラストは天晴と蛾眉雷蔵のコントをアシスト。
「どうしたの、お兄ちゃん。めずらしく悩んでいるけど」
 と風花ちゃんが尋ねると、天晴は答えて、
「う~ん、何か忘れてる気がするんだよな~。ま、いっか」
 次のシーンで、天晴が戻って来るのを待っている蛾眉雷蔵wwww
 風花ちゃんが振って、天晴がボケて、蛾眉雷蔵で落とした見事な三段オチのギャグでした!

 今週も風花ちゃんから目が離せません!

 そう言えば、祖父・好天(笹野高史)が〝オトモ忍は宇宙人のテクノロジーと孫たちの好みを掛け合わせて造った〟みたいなことを言ってたけど、風花ちゃんは動物好きなのでしょうか?

★今週の霞姉!(山谷花純)

 大学と忍者の両立に悩んでいるかと思いきや、霞が悩んでいたのは、睡眠のこと。
 霞は寝る時間を削って<カラクリ忍アンテナ>を作っていた。

 それで、八雲(松本岳)とはこんなやりとり。
「霞姉。どちらかをあきらめる必要なんてない」
「はい?」
「タカ兄は残念なくらいあきらめの悪い奴だ。でも、あきらめが悪いことがあれだけの力をもたらしているのも事実だ。だから、大学と忍術もあきらめたりしないでどちらも取ればいいじゃないか」
「はい、最初からそのつもりですよ」

 八雲、渾身のアドバイス、見事に撃沈ーーーーーっwww
 八雲としてはいい事を言ったつもりだったんだけどね、霞の中では悩みにもなっていなかった←八雲、カッコ悪いぞ!
 んで、最高ですわ、この他人をバッサリ斬り捨てる、霞姉の冷たさ。
 霞に冷たく斬り捨てられたい。
 凪は「霞ちゃんもタカちゃんと同じ側の人だったんだ」と評していたが、迷わず我が道を行くという点ではそっくり。
 炎と氷の違いはありますけどね。

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傲慢症候群という人格障害があるらしい~これって、どこかの国の首相のことじゃ……?

2015年03月21日 | 事件・出来事
 朝日新聞に拠ると「傲慢症候群」という権力の座に長くいると性格が変わる人格障害があるらしい。
 これにトップが陥ると、冷静で客観的な判断ができなくなって経営につまずく。
 それは次のような症例。

・自己陶酔の傾向があり、「この世は基本的に権力をふるって栄達をめざす劇場だ」と思う傾向がある。

・イメージや外見がかなり気になる。

・偉大な指導者のような態度をとることがある。話しているうちに気が高まり、我を失うことがある。

・自分を「国」や「組織」に重ね合わせるようになり、考えや利害も同じだと思ってしまう。

・自分の判断には大きすぎる自信があるが、他の人の助言や批判は見下すことがある。

・自分の能力を過信する。「私には無限に近い力がある」と思う。

・「自分の可否を問うのは、同僚や世論などのありふれたものではない。審判するのは歴史か神だ」と思う。

・「いずれ自分の正しさは歴史か神が判断してくれる」と信じている。

・大きなビジョンに気をとられがち。「私がしようとしているのは道義的に正しいので、実用性やコスト、結果についてさほど検討する必要はない」と思うことがある。

・政策や計画を進めるとき、基本動作をないがしろにしたり、詳細に注意を払わなかったりするので、ミスや失敗を招いてしまう。


 ううむ……。
 これって、どこかの国の首相のことじゃ……?

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悲報! 報道ステーション~テレ朝報道局長は「古賀を出すな」、番組プロデューサーは更迭らしい

2015年03月20日 | 事件・出来事
 現在のテレビ・新聞は本当に安倍政権批判をしない。
 がんばっているのは、報道ステーション(テレビ朝日)、報道特集(TBS)、東京新聞くらいか?

 こうした大手マスコミの体たらくの中、がんばっているのは週刊誌。

★週刊プレイボーイは、「イスラム国」による邦人殺害の件で、古賀茂明氏が安倍政権の外交を批判して「今こそ日本人は『アイ・アム・ノット・アベ』と世界に伝えるべき」とコメントした時のことを次のように伝えている。
 以下は古賀さんの話。

 番組放送中に官邸から報道局幹部にクレームが入ったとデスクが言ってました。
『今晩の報ステの報道はなんなんだ』と。
 この官邸の怒りで窮地に立たされたのは、チーフプロデューサーのM氏。
「(M氏は)キャスターの古館さんからの信頼も絶大で、Mさんがいなければ原発問題や集団的自衛権など、タブー視されがちな硬派ネタを、あれだけ放送することは出来なかった。ところが、この日は、全員出席の反省会にMさんの姿がなく、デスクから『官邸からおとがめがあって、Mさんは出席出来ない』と報告がありました。報道局長らに『なぜ古賀にあんなコメントを許したのか?』と叱責されてたようです」

 もし、古賀さんの言ったとおりだとしたら、安倍晋三氏のマスコミ掌握は相当なものですね。
 安倍氏は、口では<言論の自由>を言っておきながら、言っていることとやっていることが全然違う。
 ったく、最高権力者なんだから、いちコメンテイターの批判くらい軽く受け流す度量を見せろよ。
 本当に小さい男だな。
 番組プロデューサーのM氏を呼び出して叱責したテレビ朝日の報道局長も、完全に堕落だ。
 マスコミの使命のひとつに権力批判があることを思い出せ。
 それが出来ないようならやめちまえ。
 結局、安倍はふたりの人質を助けられなかったんだぞ。フランスやトルコは助けられたのに。

 なお、この報道局長から叱責されたプロデューサーのMさんはこの3月で、報ステから更迭されることが決定しているらしい。
 古賀茂明氏も、報道局長が「古賀を出すな」と言ったため、4月以降の出演はないとのこと。

★週刊実話では夕刊紙記者の話として次のように伝えている。

「もはや政権はスキャンダルの火薬庫。政治とカネにまつわる疑惑は今や首相にまで飛び火しているが、それでも安倍政権が倒壊しそうにないのは、“言論弾圧”とも言える統制を新聞、テレビに強いているから。ファシズム的な策略が世論を封じ込めているのです」

 全国紙政治部記者もこう明かしている。

「安倍政権は醜聞まみれの状態だが、その多くは週刊誌のスクープ記事。テレビはこれをスポットで報じる以外、ほとんどワイドショーでも取り上げず、新聞も紋切り型の批評を掲載する以外は、明らかに及び腰。これが世論の広がりを阻んでいるのです。要は両メディアは牙を抜かれ、今や安倍政権の“番犬”と化してしまっているのです」

 ご存じのとおり、安倍政権の醜聞とは、西川公也・農水相、下村博文・文科相に始まった献金疑惑。
 それらはその後、閣内に波及して環境相や法相、官房長官までが国の補助金受給企業から献金を受けていたことが発覚。
 これだけ繋がれば、昔なら確実に内閣が吹っ飛んでいたのにねえ。

 上記のことを週刊誌の書いていることと読み流すことも可能ですが、果たしてそれでいいのでしょうか?
 テレビでは、やたら春闘でベースアップしていることを伝えているけど、日本の大半を締める中小企業はそうなっていないことを伝えていない。
 株価が1万9千円台になったことは伝えるが、円安で物価が上がって生活が苦しくなり、実質賃金は連続して下がっていることを伝えていない。
 そう言えば、故・中川昭一元財務相の妻である中川郁子・農水政務官の不倫路上キス事件をスッパ抜いたのも週刊新潮だった。

 いずれすべての人間が政府を批判できない時代がやって来る?

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相棒 「ダークナイト」~これをやってはいけないでしょう。これは甲斐享ストーリーの全否定だ

2015年03月19日 | 推理・サスペンスドラマ
 これをやってはいけないでしょう。
 この三年間描いてきた甲斐享(成宮寛貴)のストーリーを完全に否定した。
 これから再放送などで亨の言動を見るたびに、
「あいつ、あんな偉そうなことを言ってるけどダークナイトなんだぜ」
「右京さんと仲良くしてるけど、あれは表面上のことで、まったく心を開いていないんだぜ」
「法による秩序を破り、否定しているくせに、どのツラ下げて警察官やってるんだ?」
 と思ってしまう。

 このことは『英の放電日記』さんも書かれていました。

 まあね、親友・梶祐一郎(鈴木裕樹)の妹・景子のために一回くらいボコボコにしてしまった位なら、まだあり得ると思うんですよ。
 人は間違いを犯すものだし、若気の至りってこともある。
 でも、その後の5回の犯行はいただけない。
 しかも動機が「世間の賞賛が気持ちよかった」から。
 これでは模倣犯の種村和真(瀧川英次)と同じだ。
 亨は『相棒』なんだし、人としても、警察官としても強い人間であってほしかった。
 おまけに自分の罪を隠すために、種村を脱走させ梶に襲わせてアリバイ工作。
 これも、おいおいって感じ。
 ダークナイトであることを気づかれた失言(「種田が脱走したそうですね」)を悔やむ姿もね、人間として小さすぎる。完全に小悪党だ。
 右京(水谷豊)の言葉を借りれば「君が悔いるべきはそこじゃないだろ!」
 亨の心の闇はこれほどだったのか。
 甲斐享って、もっとまっすぐな人ではなかったのか?

 今回のエピソードは、おそらく『相棒』という作品の後半戦にむけての布石なのでしょうね。
 <亨を歪ませてしまった右京>というテーマから始まって<杉下右京>とは何者なのか? ということが追及されてシリーズが終わる。
 これが水谷豊さんのこだわり?
 でも、それは正しいのだろうか?
 何か、また後味の悪いものになる気がするけど。

 複数のシナリオライターさんによって、さまざまな形で紡がれる『相棒』。
 シェアードワールド~人物設定と世界観だけが共有され、あとはライターが自由に書けることが、この作品の魅力になっていた。
 しかし、このやり方は舵取りがしっかりしていなければ、迷走する。
 その舵取りの役割を担うのが作品全体を俯瞰して束ねるプロデューサーなのだが、現在のプロデューサーは『相棒』をどこに連れていこうとしているのか?
 『学び舎』の所でも書きましたが、今のプロデューサーさんはイマイチ不安なんですよね。
 松本プロデューサー、戻って来て下さい。

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自民党・三原じゅん子議員の<八紘一宇>発言~いやいや時代もここまで来たか……

2015年03月18日 | 事件・出来事
 国会で自民党・三原じゅん子議員が「八紘一宇こそが日本のあるべき立ち居振る舞いである」と発言。

 八紘一宇(はっこういちう)

 三省堂の辞書に拠れば、
『全世界を一つにまとめて、一家のように和合させること。第二次大戦のとき日本が国家の理念として打ち出し、海外進出を正当化するスローガンとして用いた』言葉である。

 つまり、かつて日本政府はこの言葉を使って国民を扇動し、侵略戦争をおこなっていった。
 たとえば、
「往け八紘を宇となし、四海の人を導きて」(愛国行進曲)
「嗚呼悠久に伝ふべき、八紘為宇の大理想」(戦艦大和艦歌)
「八紘一宇共栄の、大道ここに拓かれて」 (関東軍軍歌)
「八紘一宇理想の前に、汚れし米英何者ぞ」(打倒米英)
「海の極みも地の果ても、汝が家郷ぞああ嬉し、八紘一宇の大理想」(大日本行進曲)
「八紘一宇の聖業に、剛き伝統身に帯びて」(工兵の歌)

 いやいや、時代もここまで来たか。

 別に三原じゅん子氏がどんな思想を持っていてもいんですよ。
 この発言は多国籍企業の租税回避の文脈で語られたものらしいですし、閣僚でない一国会議員の発言ですし。
 でもね……。
 これはナチスのスローガン「一つの民族、一つの帝国、一人の総統」の発想と同じ。
 現在のテロ集団「イスラム国」も全世界のイスラム教化をスローガンにして殺戮をおこなっている。

 これらのことを三原氏はどう考えているのか?

 三原氏は後にブログで、八紘一宇ついて、戦前に書かれた『建国』という書物を引用してこう説明している。
「日本は一番強くなって、そして天地の万物を生じた心に合一し、弱い民族のために働いてやらねばならぬぞと仰せられたのであろう」

 でましたよ、〝強い〟〝弱い〟っていう形容詞。
 安倍さんもよく使うけど、形容詞っていうのは情緒的で、論理的思考を否定するから、このようなテーマの時に使うのはやめた方がいい。
 それに、〝日本が強くなって弱い民族のために働いてやらねばならぬ〟って完全に上から目線!
 こういう言葉を平気で引用してくる三原じゅん子氏のセンスって?

 いずれにしても<大きな理想>や<勇ましいスローガン>が出てきた時は、かなりヤバい。
 こんな言葉が若手国会議員の口から出てきたことは、天皇陛下もさぞお嘆きのことだろう。

 戦争を知らない国会議員が大きな理想と勇ましいスローガンを語る。
 でも、戦前の理想を掲げて戦争をしても日本はすぐに負けるよ。
 少子化で兵士はいないし、資源はないし、食料自給率は低いし、国の借金は膨大で戦費を調達できないし、海岸線の原発を攻撃されたら一発で終わり。
 彼らは自分たちが負けることなんか、これぽっちも考えていないんだろうな。

※関連記事

 三原じゅん子さんが国会で「八紘一宇」を持ち出しネットでどん引きされる(NAVERまとめ)

 八紘一宇を礼賛 参院予算委で自民・三原氏(東京新聞)

 【悲報】三原じゅん子議員、国会で大日本帝国の政策標語「八紘一宇」こそが日本のあるべき立ち居振る舞いであると熱弁(BUZZAP)

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デート~恋とはどんなものかしら~第9話 EXILE・ATSUSHIのファルセットが出せないww

2015年03月17日 | 恋愛ドラマ
 恋愛&デートをがんばるふたり。

 でも、がんばった結果、依子(杏)は、サッカー観戦でサポーターのリーダーと戦術について激論を交わすほどになってしまったww
 巧(長谷川博己)は、カラオケでEXILEを歌うために、EXILEのライブDVDを通販で買い、ATSUSHIのファルセットが出せないことに気づき、三代目JSBの方が自分のキイに合っていると思って同じくライブDVDを買い、形から入ることが大事だと気づいてコスチュームを買うwww

 やはり凄いふたりだな~。
 すべて<極端>に行ってしまって、振れ幅がハンパない。
 普通の人は<中庸>で留まるんですけどね。
 サッカーもほどほどに詳しく、EXILEもほどほどに歌えるのが普通の人。

 だから、依子と巧はお似合いだと思うんですけどね~。
 <極端>の方向は違うかもしれないけど、<極端>であるお互いを理解することはできる。
「やはり恋愛とはむずかしいものですね~」と共感し合える。
 これがベストパートナー。

 もちろん、恋愛において、お互いが相手に歩み寄ることは必要だと思うんですよ。
 でも、自分を失ってしまうほど、無理をしたり、自分を偽ってはダメ。

 一方、鷲尾君(中島裕翔)と佳織(国仲涼子)はメチャクチャ嬉しいでしょうね。
 自分のためにこんなにがんばってくれる人がいる。
 自分を殺して、けなげに努力してくれる人がいる。
 スケート場でのハグはその感謝の表れのような気がしました。
 でも、恋愛で盛り上がっている時は大丈夫かもしれないけど、いずれ依子と巧の<極端さ>について行けなくなり、ヘトヘトになってしまうんだろうな~。

 <とんちんかん女>と<どーしようもない男>
 依子と巧がお互いをかけがえのない存在だと気づく時は近づいている気がします。


※追記
 えっと、映画において、巧と僕は同じです(汗)
・『燃えよドラゴン』~考えるな、感じるんだ←名セリフ!
・『ロッキー』~巧「確かに『ロッキー』におけるエイドリアンとのスケート場でのデートは名シーンだけどさ~」←わかる!
・『転校生』 ~階段から転がり落ちて「大丈夫、入れ替わってない」←はいはい、このシーンでバッハの『G線上のアリア』がかかっていた時からこういう展開になることは予想していました!

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花燃ゆ 第11回「突然の恋」~心を偽るなど生きていく上では当たり前のことじゃ

2015年03月16日 | 大河ドラマ・時代劇
「なぜ飢える者がいるのか?」
 国家や異敵のことばかりを論じている松下村塾で、前原一誠(佐藤隆太)は新しい問題提起。
 周囲がしらける中で、松陰(伊勢谷友介)はこの問題提起を採用した。
 こういう所、松陰はいい先生ですよね。
 抽象的な天下国家の問題も大事だが、人が飢えているという具体的な問題も重要だと考える。
 前回の吉田稔麿(瀬戸康史)の「江戸の人々の生活を知りたい」という問題意識も良しとしたし。

 前原一誠は、歩みののろい人物でもあるようだ。
 天下国家を論じている他の塾生に比べて、自分の問題意識は遅れていると劣等感を持っていた。
 しかし、前原は気づいた。
「灯りを見つけたら急くことはない。あとはゆっくり近づけばいい」

 まわりがどんどん追い越していって、時に人はあせる。
 自分は劣っているのではないかと悩む。
 でも、人には人のペースがあるのだ。
 駆け足で前を走っていった人間がつまずいたり、違った道に行ってしまうこともあるわけだし。


「心を偽るなど生きていく上では当たり前のことじゃ。皆そうして生きとる。決してまともに向き合うてはいけんことが世の中にはあるんじゃ」
 という小田村伊之助(大沢たかお)の言葉も興味深い。
 大人の意見ですよね。
 大人はそうして生きている。
 しかし、これには、いつしか自分を見失ってしまうという危険がある。
 久坂(東出昌大)もこんなことを言っていた。
「心を偽るうちに決してゆずってはいけないものを失ってしまいそうで……」
 久坂のゆずってはいけないものは、文(井上真央)であるようだが、伊之助の場合は思想・信条。
 ここをゆずってしまっては伊之助は伊之助でなくなる。
 だから椋梨(内藤剛志)の意向に逆らって、
「皆様、いま一度、お考えいただけませぬか。今、異国の申すままに通商を承諾しては日本はいずれ清国のごとく金銀と土地を収奪され、異国の侵略を許してしまうことになりまする。決して条約を認めてはなりませぬ!」
「軽挙を諫めるのも忠義!」

 青臭いですね。組織人としては失格。
 でも、あのまま自分を抑えて生きていくのと自己主張して生きていくのとでは、どちらが幸せか?
 それは人それぞれが決めていくこと。
 今回、伊之助は後者を選んだ。
「心を偽るなど生きていく上では当たり前のこと」と考える大人の伊之助が迷いに迷った末、ついに発した。

 この作品は〝曲げられぬ男たち〟の物語である。
 男たちは時に迷い、ためらい、挫折しながら、自分を貫いていく。
 そんな彼らを文がどう支えていくか?

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手裏剣戦隊ニンニンジャー 第4話~ポジティブ過ぎる兄って時に残念なんだよね~

2015年03月15日 | コミック・アニメ・特撮
★今週の風花ちゃん!(矢野優花)

 チームプレーの修行なのに個人プレーをする兄・天晴(西川俊介)に
「ポジティブ過ぎる兄って時に残念なんだよね~」
 すると、天晴。
「よせやい、照れるべ。って、どういう意味だ!?」←ノリツッコミww
 兄妹漫才は『ニンニンジャー』のお約束のようです。

 天晴が風花をおでんの具材にたとえると、〝しらたき〟になるらしい。
 〝白〟だから〝しらたき〟なんですね←安易すぎるww

 ドジっ娘ぶりも健在!
 キニンジャーとのコラボ戦闘で目がまわって「あ~れ~!」

 今週も風花ちゃんから目が離せません!

★今週の霞姉!(山谷花純)

 〝かび雷蔵〟と敵の名前を間違える天晴に、「違います。蛾眉雷蔵です」←ですますツッコミwww

 自分が犠牲になるかもしれない作戦を立てた八雲(松本岳)に「その無謀さ、天晴君に似てきましたね」

 風花ちゃんとは対照的にしっかり者の霞姉。
 それにしても、霞と八雲の関係って怪しいですよね。

★さて、<パオンマル登場>と共に今回描かれたのは<チームプレー>。

 八雲が立てたチームプレーは、①霞が水の術で敵の目をくらまし、②天晴が敵の注意を惹きつけ、③凪(中村嘉偉人)と風花と八雲が背後から攻撃するというもの。
 ううむ……、あまりすごい作戦ではないような気も……。

 天晴はおでんの具材からチームプレーを学んだ。
「いろいろな具材があるからお互いが引き立て合って、タマゴも美味くなる」
 天晴の場合、抽象的な言葉よりも、具体的なことや自分で気づかせることの方が理解に繋がるようです。

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国の債務のGDP比は戦争時の昭和19年より高い232.8%~このままじゃ、この国は滅びるわ

2015年03月14日 | 事件・出来事
 お金の話をしましょうか。

 

 上はNHKのニュースウォッチ9からの画像だが、<昭和19年 204%><今年度 232.8%>

 国の債務残高のGDP比が戦争中より高くなっている。
 今の債務状況は戦争中以上なのだ。

 なのに政治家には、補助金を受けた企業から献金。
 どうせ政治家に還流するのなら、補助金などやめたらどうか?

 おまけに安倍首相を始めとする閣僚たちは「知らなかったら問題ない」と言い逃れ。
 だとしたら、われわれもこの理屈を使いましょう。
 スピード違反→「この道路が制限速度40キロだとは知らなかった」
 法律違反  →「そんな法律があるとは知らなかった」

 日本の国会議員の年収は2106万円で世界最高らしい。
 アメリカ1357万円、ドイツ947万円、フランス877万円、英国802万円。
 この世界最高の給料に加えて、国会議員には政党助成金や文書交通費などの歳費が認められ、1億近い費用が支払われていると言われている。(補記1参照)
 そして、これに加えて、企業献金やパーティ券もあるから入ってくるお金たるや、すごいですよね。

ジャーナリスト・福場ひとみ氏の『国家のシロアリ』に拠れば、復興予算はこんなことにも使われたようだ。

・国会議事堂のステンドグラス代 1億2000万円
・霞ヶ関合同庁舎4号館改修費 12億円
・シーシェパード対策費 23億円
・金融庁職員の基本給 5205万円
・沖縄県の道路整備 22億円
・国際交流基金の芸術家の海外派遣など 1億2000万円

 何だ? これは?
 こんなことは一般予算でやれ。
 おまけに国土強靱化のもと、バカみたいな公共工事がおこなわれているし、パラリンピックを含めたたった一ヶ月のオリンピックのために1692億円(補記2)もかけて新国立競技場を建設している。
 そして、これらには建設費だけで終わらなくて、その後も維持管理費がかかるんですよね。(ちなみに新国立競技場は維持管理費46億/年)

 というわけで、このままだと、この国は滅びまわすわ。

 アベノミクスの推進役の日銀・黒田総裁でさえ、こう言っている。

 黒田総裁ついに白旗…国債「リスク資産化」で高まる暴落危機

 この財政破綻に加えて、原発事故が起きれば一貫の終わり。
 安倍首相は積極的に戦争に参加したいようだし、今後は軍事費だけで青息吐息。

 まあ、この国は<黒船が来る>とか<1945年の敗戦>とか、大きなことが起きないと変われない国ですからね、それも仕方ないか。
 坂口安吾ではないが、こうなったら徹底的に堕ちましょう。
 財政破綻がこの国を変える。
 3・11が変われる機会だったのになぁ。


※補記1
 国会議員~給料・賞与2106万円+文書交通費1200万+秘書3名・約2700万(平均)+立法事務費780万(会派支払い)=6780万円(年)
 これに加えて政党交付金が、およそ4000万円超(一人あたり)が党に支払われるため、コストでいうと1億を超える。

※補記2
 新国立競技場=本体整備1388億円+周辺整備237億円+解体費67億円

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相棒 「苦い水」~片山雛子は〝甘く苦い過去〟を封印して、政治という修羅の道を突き進む

2015年03月12日 | 推理・サスペンスドラマ
 衆議院議員・片山雛子(木村佳乃)はこんな女性。

・日本国と結婚する女性。
・幸不幸に価値を置かず、ただ駆け上がることのみに生きている女性。
・目的のためには手段を選ばない女性。
・公安に影響力を持ち、官房機密費を自由に使える女性。
・ウーマンライフ法という耳障りのいい法案を掲げて、海外支援部隊派遣法を通そうとしている女性。

 こんな雛子にも純情可憐な時期があった。
 しかし、高校時代、恋した饗庭丈弘(伊嵜充則)に裏切られて……。
 雛子は男のために涙を流す弱い自分を捨てた。
 政治という修羅の道に生きることを決めた。

 人に歴史あり。

 冒頭、雛子が殺人?
 という衝撃的なシーンで始まったのだが、ラストはセンチメンタルなものになってしまいましたね。
 雛子は、チョコレート・コスモスの花言葉をどう解釈したのだろうか?
 <恋の終わり><恋の思い出><移り変わらぬ気持ち>
 いずれにして、チョコレートの箱を閉じたってことは〝甘く苦い過去〟とは決別したということ。
 雛子は修羅の道を突き進む。

 最後は、伊丹(川原和久)の「警部殿も余計なマネはしない方がいいんじゃないですか」
 これってダチョウ倶楽部の上島竜平さんの「押すなよ」と同じですよね(笑)

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