平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

特上カバチ!!

2010年01月21日 | 職業ドラマ
 この作品はある意味、格闘技ですね。
 田村勝弘(櫻井翔)VS住吉美寿々(堀北真希)!
 様々な<法律技>が繰り出され、繰り広げられる攻防!
 たったひと言の失言がミスになり、形勢が逆転する!
 やはりドラマは戦っていると面白い。
 「ライアーゲーム」もそうだけど、お金が絡むと、みんな本性がむき出しになる。
 本性、本音むき出しで戦うとなお、面白い。

 キイワードは「依頼人の利益を守るってことは相手側を地獄に突き落とすってことなんだ」。
 物語の図式は、この言葉に異を唱える田村。「心を失った法律家なんてなりたくありません」。

 今期はこの物語の図式の作品が多いですね。
 「ライアーゲーム」「まっすぐな男」
 お金や勝ち負けより心。企業の論理より心。
 みんな、心の大切さを叫んでいる。
 「コード・ブルー」もそう。
 「患者の人生をいちいち引き受けていたら、頭がおかしくなっちゃうぞ」という上司・橘の合理主義に対し、主人公は心を失うまいとする。
 現在はそういう時代なんでしょうか?
 小泉さんの<新自由主義>から鳩山さんの<友愛>へと政権が変わったように。
 お金、企業、合理主義の論理のもと、切り捨てられた派遣労働者に世論がノーと言っているように。
 やはりドラマは時代を映す鏡ですね。

 ところで住吉美寿々役の堀北真希さん。
 これは彼女の新境地かもしれませんね。
 堀北さんがデキる非情な女を演じ、タバコを吸う。
 今までの清く正しい少女路線とは大きく違う。
 先入観からか、多少のぎこちなさは感じるが、そこも愛嬌、がんばってるなという感じがあるから許せてしまう。
 この役、真木よう子さんあたりがやれば、しっかりハマるのだろうが、それでは面白くない。
 逆に堀北さんが背伸びしてやるから面白くなる。
 堀北さんにはぜひ新境地としてがんばってほしいです。
 それにしても、この世代の女優さんたちは今後が楽しみですね。
 次はどんな役をやってくれるか?
 彼女らとリアルタイムで成長を見守っていけることは大きなぜいたくです。

※追記
 ところで債務などで苦しんでいる人はぜひ弁護士さんや行政書士さんに相談してみましょう。
 せっかく法律という武器を持っているのに使わないのはもったいない。
 「俺の所に相談に来れば代わりに全力で戦った」と所長の大野勇(中村雅俊)も言っていましたし。



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