平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

家売るオンナ 第7話~白洲美加は私のようになってはいけない! 自分を解放しろ!

2016年08月25日 | 職業ドラマ
「自分を解放しろ!
 白洲美加は私のようになってはいけない。
 解き放て! 解き放て!」

 両親を亡くして家を失った三軒家万智(北川景子)。
 家がないという喪失感。
 ぽっかりと空いた心の穴。
 万智は、その穴を埋めるために家を売っていた。
 しかし、その穴はいくら売っても埋まらない。
 まさに無間地獄だ。
 しかし、彼女はその地獄から解放されず、ロボットのように家を売り続ける。

 白洲美加(イモトアヤコ)もその無間地獄に落ちそうだった。
 自分の育った、思い出がいっぱいの家をなくすまいと奮闘する美加。
 彼女は、仮に家が誰かに買われて残ったとしても満足せず、今度は自分で家を買い戻そうとするだろう。
 あるいは、今のままでは、取り壊されて家がなくなったとしても、喪失した家にこだわり続けるだろう。

 過去への囚われ。
 過去を清算できないこと。
 これらは人を前に進ませない。
 未来にはさまざまな可能性が拡がっているのに、過去にこだわっていると、その可能性をつぶしてしまう。
 もちろん思い出は大事なものだが、心の片隅に置いておいて、時折思い出すくらいの方がいい。
 まして極度に囚われて無間地獄に落ちてしまったら完全な悲劇。
 荷物を重く背負いすぎたら、時には捨てて軽くしてみよう。
 荷物が軽くなれば、軽快に歩ける。
 そういう話だった。
 …………………………………………………………………………

 庭野(工藤阿須加)のお見合い相手は……(笑)
 あんな美人で、セレブのお嬢様で、料理も得意で、なぜお見合いが失敗するのか、視聴者は興味津々!
 で、庭野が実際に会ってみると、声が小さっ!(笑)
 まるで蚊が鳴くような声!
 これがお見合いが上手くいかない理由だったのかと視聴者は理解するが、一方で、声が小さいくらいで断るか、という疑問も残る。
 こんな女性をおとなしくて謙虚だととらえる人もいるだろうし、可愛いと思う人もいるだろう。
 しかし、理由は違っていた。
 お見合いを断っていたのはお嬢様の方だった。
 彼女は気難しくて、選り好みの激しい人だったのだ。
 実際、庭野はボロクソ!
 ホテルのラウンジで、コーヒーと紅茶をいっしょに頼んだ!→変な人(笑)
 住宅展示場で知ったかぶりのウンチクを語り、結局、間違っていた!→見栄っ張り、底が浅い(笑)
 注文したミルクティが来ないとウエイトレスに文句→人間が小さい、気が短い人かしら?(笑)
 万智からも、見合い相手からもボロクソに言われる庭野って可哀想すぎる……。

 それにしても、声が小さい登場人物ってドラマではじめて見た!(笑)
 音声さん、大変!
 あわよくば放送事故!
 脚本の大石静さんがずっと温めていて、どこかで登場させたいと考えていたキャラに違いない。

 

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