平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

私立恵比寿中学の新曲「まっすぐ」が素晴らしい!~エビ中と杉山勝彦の見事なコラボ!

2016年08月26日 | アイドル
 私立恵比寿中学の新曲「まっすぐ」が素晴らしい!
 恋する気持ちを〝まっすぐ〟に歌い上げている。
 
 大人になると、まっすぐに人と向き合えないんですよね。
 ウソをつき、ゴマかして偽りの関係を続けていく。
 相手に拒まれるんじゃないかと不安になって、なかなかまっすぐに気持ちを伝えられない。

 MVでは、ハイヒールを履き、カラフルな大人の服を着たメンバーたちは笑わない。
 無表情に記号的な動きを繰り返す。
 これは、いったい何を意味するのだろう?
 おそらくは<大人になってなってしまったメンバー>たち。
 大人のさまざまな価値観に染まり、がんじがらめになって、気持ちをまっすぐに伝えられなくなってしまった。
 だから、相手を遠くから見つめたり、髪や聴く音楽を相手の好みに合わせたり、好きになった方が負けだと思ったり、染まるのも悪くないと考えてしまう。
 しかし、それは〝まっすぐ〟に気持ちを伝えることではないのだ。
 一方、純白のドレスを着たメンバーたちは、笑顔でいきいきとした顔をしている。
 歌っている他のメンバーに微笑みかけたりもする。←ぽー、可愛い!
 これはオトナになっていない<まっすぐな彼女たち>を意味するのだろう。
 そして曲の後半。
 メンバーたちはふたたび〝まっすぐ〟な姿に戻る。
 全員が純白のドレスになり、まっすぐに恋する気持ちを歌い上げる。
 記号的な振り付けにもどこか躍動感。

 作詞・作曲は杉山勝彦さん。
 乃木坂46の「制服のマネキン」や「君の名は希望」もそうだが、杉山勝彦さんのつくる曲は名曲ばかりだ。
 Aメロは、おおっ、そこから入るか! という感じ。
 Bメロは、ええっ、そういう展開!? と驚かされる。
 まさに杉山勝彦マジック!
 サビは、ともかく〝まっすぐ〟を効果的に聞かせるために構成されている。
 この〝まっすぐ〟は全部で3回あって、ぁぃぁぃ、美怜、彩ちゃんが歌っているが、それぞれの〝まっすぐ〟が聞けて感動!
 大サビも驚いた。
 何だ、この大サビは!?
 真山のソロ~全員の歌唱、歌詞の内容と相まって最高に泣ける。
 そしてラスト。
 最後のサビの後、ダメ押しとばかりに、ぁぃぁぃの伸びのある声で感動的に歌い上げる!

 MVはこちら
 私立恵比寿中学「まっすぐ」(YouTube)

 最近のエビ中は歌い上げる曲が多い。
「スーパーヒーロー」で前向きに生きることを、今回は恋愛を歌い上げた。
 それだけ、みんなの歌のレベルが上がったということだろう。
 メンバーもこういう曲を歌いたがっている感じだ。

 あと、あの記号的な振り付け。
 ちょっと頭の体操が必要だけど、ライブでファンは絶対やりますよね(笑)


※追記
 MVの最後のアカペラパート。
 ここでメンバーはカラフルな服を着ている。
 これは、大人になった彼女たちだが、それでもまっすぐに気持ちを伝えられるようになった、ということを意味しているのだろう。
 アカペラというのもポイントで、楽器やカラオケに頼らないこれこそが、究極のまっすぐに気持ちを伝える方法。


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