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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

どうする家康 第21回「長篠を救え!」~決めるのはお前だ。さあさあさあ、どうする家康!

2023年06月05日 | 大河ドラマ・時代劇
 逃げてばかりのろくでなしの強右衛門♪
 今回の主役は鳥居強右衛門(岡崎体育)だった。

 田鶴、葉、糸、阿月、万──
 ひとりの人物に着目して歴史を描いていく本作。
 特に今までスポットライトの当たらなかった人物を描いているのがいい。
 強右衛門もまさか2023年の大河ドラマで自分が注目されるとは思っていなかっただろう。

 さて、強右衛門。
 逃げてばかりのろくでなしの男ががんばった。
「来ん! 徳川様は助けに来ん! わしらは見限られた!」
 しかし、最後には自分の良心とプライドに従って──
「ウソじゃ! 徳川様はすぐに参らせる! 織田様の大軍勢といっしょじゃ!
 皆の衆、持ちこたえろ! 持ちこたえるのじゃ!」

 そして殿・奥平信昌(白洲迅)と亀姫(當真あみ)のことが好きだったのだろう。
 磔にされた最期にはこんなことも……。
「殿! 殿! 徳川の姫君様はうるわしい姫君さまじゃ!
 ようごぜえましたな。大事にしなれや!
 そりゃあ、もう本当に素晴らしい姫君様じゃ!」

 奥平信昌も亀姫も強右衛門の手を握ってくれた人だったんですね。
 三人はこんなふうに繋がっている。
 三人の思いがそれぞれに伝わって来て、いいエピソードだった。

 亀姫役の當真あみさんは上手いな。
 席を立つ信長(岡田准一)に
「お怒りをお鎮め下さいませ! 父上、亀はもうわがままを申しません。
 仲直りをして下さいませ! 亀は喜んで奥平殿のもとへ喜んで参ります!」

 當真あみさん、『オールドルーキー』『城塚翡翠』で僕が注目していた若手女優さんだ。
 ……………………………………………

 そして今回のもうひとつの見せ場。

 家康(松本潤)VS 信長。

 最初は謙虚な信長。
 織田と手を切ると家康に言われて馳せ参じ、
「徳川殿、再三の求めにも関わらず遅れた由、心よりお詫びいたす」
 どうした、信長?
 信長のくせに慎ましくしよって!笑←名セリフ!
 謙虚な信長、実に新鮮だ!

 しかし信長がそんなわけないのは明らか。
 清須以来の盟約を打ち切ると言い出し、織田家の家臣になるか、織田の敵になるかを決めろと迫る。
 そして家康VS信長。
「何たる仕打ち! これはあまりにも身勝手な仕打ちぞ!」
「決めるのはお前だ! さあさあさあ、どうする家康!」笑
「お前がちっとも助けを寄こさんから!」
「俺を脅すなど許さんぞ!」

 見応えのあるバトル。芝居合戦だった。
 いくさの合戦シーンもいいが、こういう芝居合戦もいい。

 大河ドラマは通常、録画して消してしまうのだが、
 今回は強右衛門、家康VS信長、當真あみさんの見所三本立て。
 録画を残しておこう。

コメント (2)
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