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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

老後は年金だけでは足りず、2000万必要!?~リアルな現実なんだろうけど、だったら誰もお金を使わないよな。そして、これをゴマかす安倍

2019年06月11日 | 事件・出来事
『95歳まで生きるには年金だけでは足りず、夫婦で2000万円必要』という金融庁の発表が波紋を呼んでいる。

 まあ、年金だけでは足りないというのは確かだと思うよ。
 僕は国民年金なんだけど、おそらく足りない。
 だから、さまざまな防衛手段を講じている。
 一般庶民もそれがわかっているから、財布のひもが固い。

 金融庁は正直だ。
 これを発表した金融庁の意図は『年金だけでは足りないから投資を考えろ』ってことらしいんだけど、たいした効果はない。
 資産運用をしている人はすでにやっているだろうし、株とかにリスクを感じている人は手を出さず節約に走るだろうし、そもそも資産のない人は『投資を考えろ』と言われても、それをできない。
 金融庁は庶民の感覚がわかってないね。

 一方、不誠実なのは安倍晋三だ。
 昨日の国会でこの件の質問に答えて、
「これは、金融庁から発表された数字なんだろうと思いますが、これは不正確であり、誤解を与えるものであった」
 では正確な数字をいつ出すかと問われると、参議院選挙後←卑怯者っ!
 相変わらずのゴマかし、その場の言い逃れである。
 同時に安倍は年金の運用で、年金は44兆円増え、「公的年金の信頼性は強固なものになった」と胸を張ったが、これはすべて利確したらの話。
 株を売って利益確定をしたら年金の下支えがなくなったとして投資家は一斉に手を引くだろうし、それが株価の暴落に繋がる。
 44兆円なんて砂上の楼閣だ。

 いずれにしても将来不安は拭えないね。
 さっきも書いたけど、将来が不安だから財布のひもは固くなる。
 これが消費税10%になった日には内需はますます冷え込む。
 子供を持とうなんて思わない。
 閉塞感でいっぱいの日本。
 それでいて「オリンピックだ」「万博だ」と燃え尽きる前のロウソクの炎のようにはしゃいでいる。
 今やるべきは、一時的に盛り上がるイベントじゃなくて、この国の根本的な治療だと思うんだけどなあ。

 あと、喫緊でやるべきは、増税でなく『減税』と『給料UP』なんだけど、何度も書いてきたので、もう疲れた。
 政府は10年くらい前、「年金は100年安心」と言ったけど、もう一度、現状に基づいた年金のプランを作成したらどう?
 将来世代はどれくらい年金をもらえて、いくら負担が必要で、そのために政府は何をなすべきなのか。
 その場しのぎで国民をダマすのはやめて、正直に現状と展望を語れ。

 あとは『分断』。
 若者の中には「俺たちが年金をもらえないのは年寄りがもらい過ぎてるからだ」という意見があるようだが、怒りの矛先が年寄りに向いている。
 若者VSお年寄り
 政府はこういう分断の図式をつくって、自分たちへの批判を抑えようとしているのかね?
 それは右と左の対立も同じ。
 嫌中、嫌韓も誰かが仕掛けてる?
 すべて政府への批判をかわすためのように思える。

コメント (4)
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