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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

小泉元首相の<脱原発>発言~ごく当たり前のことなんですけどね。

2013年09月29日 | 原子力発電・反対
小泉元首相「首相決めれば脱原発進む」 渡辺代表に吐露(朝日新聞) - goo ニュース

小泉元首相は<脱原発>の立場。
小泉さん独特の野性の直感が「原発はヤバイ」と感じているのだろうか。
というか、何のしがらみもなければ<脱原発>を唱えるのは当たり前のこと。

福島第一原発は汚染水問題などで現在のような調子だし、非難している人は自分の家に帰れない。
経済効率を考えたって、廃炉費用までをいれれば高くつく。
安倍首相はカナダで、シェールガスの輸入を決めたらしいが、その方がよほど安くなる。
ロシアからだって天然ガスのパイプラインを引ける。
あるいは使用済み核燃料の廃棄場所も決まっていない。
核燃サイクルなんて無理だし、核のゴミが日本列島にたまっていくだけで、未来の子孫はえらい迷惑を被る。

それに、もしテロやミサイルで原発を破壊されたらどうなる?
この国はおしまいだ。住めなくなる。
現在、日本には50基の原発があるが、50個の核爆弾を抱えているようなもの。

これだけ負の材料があるのに<脱原発>に舵を切れない安倍内閣はおかしい。
安倍さんだって、人はミスをするものだって目の当たりにしたでしょう。
福一に視察に行った時に、防護服に書いてあった<安部>という間違った表記。
人はミスをするものであり、これが原発だったら大変なことに。

というわけで安部さん、小泉さんが言うとおり、安倍内閣は高い支持率があるんだから<脱原発>を宣言しましょうよ。

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朝まで生テレビ! 「激論! 雇用と若者」~強い者いじめをしよう!

2013年09月29日 | バラエティ・報道
「朝まで生テレビ!」9月27日のテーマは、ブラック企業をテーマにした「激論! 雇用と若者」。

 パネラーの堀紘一さん、松田元さん、宋文洲さんの意見は<強者の論理>ですね。
 ブラック企業に勤めて酷い目にあっているのなら辞めればいい。訴えればいい。という主張。
 正論ですが、いったん会社を辞めたら、再就職はますます難しいというのが現在の状況ではないのかな?
 面接担当者は、短期間で辞めたという履歴書を見たら、辛抱や根性のないヤツとレッテルを貼りそうだし、あとは落ちていくばかり。
 それが不安で辞められず、がんばってしまう。
 堀さんたちは、中小企業なら採取職先はいくらでもあるというが、本当か?

 一方の今野晴貴(NPO法人POSSE代表)や荻上チキさんは<弱者の論理>。
 辞めれば転落しかないという現実をわかっていて、そこから問題を解決しようとする。
 <強者の論理>の堀さんたちは「労働基本法を盾にして、会社側と戦え」と主張するが、会社で現実にそんな権利主張をしたら、たちまち干される。
 強い人は出来るかもしれないが、弱い人はなかなか出来ない。
 このあたりは学校でのいじめの構造と同じ。

 <弱者の論理>の今野晴貴さんはこんなことを言っていた。
「水銀を海に垂れ流していた水俣病事件も、民間人が声をあげたからマスコミが取り上げ、社会問題化し、政府が動いた」
 そうなんですね、こういう問題をとらえるのは政府が一番遅い。
 だから民間から声をあげていかなくてはならない。
 <ブラック企業>という言葉はネットから生じた言葉らしいが、まさにネットは民間人が声をあげる手段。
 ネットの情報は玉石混淆だが、こうした社会問題を一番敏感に反応するのがネットでもある。
 先日の経産省のキャリア官僚の「復興は不要」発言も、ネットから火がついて告発に至った。
 権力者にとって、ネットは厄介なメディアになりつつあるでしょうね。
 いつ自分が告発されるかわからないから、近い将来、きっと規制しようとしてくる。

 民主党の辻元清美さんはこんなことを言っていた。
「NPO、NGOは社会のカナリア」
 炭坑などでは、酸素が薄くなるという危機を察知するために、カナリアを連れて坑道に入るという。
 NPO、NGOも、社会におけるカナリアで、ネット同様、社会問題を敏感に察知する。
 現在、<弱者の論理>の今野晴貴さんは弁護士130人を集めて、ブラック企業を告発する態勢を作ったらしい。
 ブラック企業と思われる会社で酷いめに遭った方、遭っている方は、ぜひ、今野さんのNPO法人POSSEに連絡を。
 相手が大きな力で<弱い者いじめ>をしてくるのですから、こちらも<強い者いじめ>をするしかない。
 これでやっと両者の均衡が保たれる。

 最後にパネラーのザ・アール社長で経済同友会幹事の奥谷禮子さんとかは感度が鈍いな。
 最後の最後まで<弱者の論理>を理解出来なかった様子。
 もちろん、奥谷さんご自身は苦労をされ、自分で道を切り拓いて来られた方だから、弱者を不甲斐なく思ってしまうのだろうが、「我慢や努力が足りない」「根性がない」では、ブラック企業の経営者が言っていることと同じで、問題は解決しない。
 強者は<弱者の論理>があることに気づくべきだ。


 
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