平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

プリズンブレイク シーズン2 第11話

2007年08月07日 | テレビドラマ(海外)
第11話「ボリショイ・ブーズ」BOLSHOI BOOZE

★事件や困難を解決するのは知力だけではない。
 善行が困難を解決し、主人公を助けることもある。
 今回はそんな話。

 マイケルは悩んでいる。罪の意識にとらわれている。
 車のGPSを手に入れるために店主を殴ったマイケル。
 兄の無実を晴らすという結果のためには何をしてもいいのか?
 敵の陰謀を明らかにする正義のためなら罪を犯してもいいのか?
 サラが指摘したことも引っ掛かる。
「脱獄という目的のためにティーバッグら極悪犯が逃げた。それでいいの?」
「ふりかかる危険と頭脳ゲーム、ハイな状態を楽しんでいない?」

 ボリショイ・ブーズ。
 ニトロと引き換えにメキシコ行きの飛行機に乗せてもらえる。
 しかし資金が尽きた。ウェストモアランドの500万ドルは手に入れられず、スクレにもお金を渡した。
 結果、渡したのはニトロではなく砂糖水。
 トラブル。取引相手との戦い。
 スクレが助けに来て難を免れたが、ここでマイケルは決断を迫られる。
 戦いの中で傷ついた取引相手を放置しておくか、縄を解いて病院に行かせるか。
 放置しておけば相手は死んでしまう。スクレは報復があるから放っておこうという。
 結局、助けるマイケル。
 それが功を奏した。
 飛行機が来るのはファンリー通りではなく4号線。
 取引相手はウソを教え、マイケルが助けたために本当のことを伝えた。

 マイケルの善行が困難を好転させたのだ。
 スクレが助けに来たのも、資金がないのにスクレに逃亡資金を分け与えたせいかもしれない。
 今回の話は深い。
 仏教で言えば、因果応報。
 キリスト教で言えば、神は見ている。
 人が生きるのは知力や体力ではない。
 神など何か他の力によって生かされているのだと感じさせる。

★今回のもうひとつのドラマはサラとケラーマン。
 ケラーマンはサラの父が残したデータを追っている。
 そのデータは、大統領とリンカーンが殺したとされるステッドマンの通信データ。
 これが明るみに出れば、大統領の謀略が明らかになる。
 そこで拷問。
 サラは「誰もがあんたみたいな男にひれ伏すわけではない」と抵抗。
 ケラーマンは「(この拷問には)次のステップがある」と脅す。
 そしてケラーマンのカセ。
 ケラーマンはサラを愛している。殺したくない。
 葛藤の中、敵のボス、ビル・キムが与えた指示は「サラを殺せ」。

★相変わらずクレイジーなティーバッグ。
 腕につながれた手錠。
 迫る警察。
 やはりティーバッグは繋ぎ合わせた腕をちぎり取って脱走した。
 おまけに500万ドルの入ったバッグには発信器が仕掛けてあり、バッグを持っているロイの居場所を突きとめて、500万ドルを奪還。
 ロイを殺したという点はキャラクターイメージとしてマイナスだが、まだまだ暴れて欲しい。

★悪役交代?
 敵の実行部隊のボス、ビル・キムも本格的に始動。
 まずはマイケルに閉じこめられたマホーンとのやりとりでその存在感を出す。
キム「俺は現場に出ない。出る時は尻ぬぐいの時だ」
マホーン「DCに戻りかったら俺をここから出せ」
 次回マホーンは死ぬ覚悟でマイケルに向かう様だが、悪役は選手交代か?

★追記
 ボリショイ・ブーズとは座標のことだった。


コメント
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