平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ホタルノヒカリ 第4話

2007年08月02日 | 恋愛ドラマ
 面白いなぁ。
 キャラでドラマを作っているのがいい。
 最近は設定でドラマを作るのが大流行→「プロポーズ大作戦」「パパとムスメの七日間」「花ざかりの君たちへ」。
 これらのドラマ、登場人物は多少の特徴はあっても普通の人。
 会社員は会社員であり女子高生は女子高生だ。
 「花ざかり」の瑞希は、男に化けて男子校に行こうと思い実行してしまう所まではすごいが、あとは普通の人。
 しかし、この作品の蛍(綾瀬はるか)は違う。

★頭が混乱すると床をゴロゴロ転がる。
★デートで着ていく服には値札。
★「デート、デート、デート」と連呼していると、現場工事のおじさんに 「この間はビールありがとう」 と言われて「ビール、ビール、ビール・・・」。
 そしてデートの待ち合わせ場所でなく自宅へ。

 バカらしいけど素晴らしい!!
 キャラの面白さで引っ張っていくという点では「結婚できない男」に似ている。(そういえば国仲涼子さんも「結婚できない男」に出ていたっけ)

 螢のアホ宮ぶりは続く。
★本日はデートの相手・マコト(加藤和樹)の誕生日と聞いて、コンビニでカレーパンを買う。
★連絡をとるために携帯で電話しようと思うが、携帯は家に。次のカットでは家のドアを開けている。どうやら携帯を取りに家に戻ったらしい。(笑)

 こんなことをするうちにマコトから電話。
「僕はあなたのことが好きでした」
 デートをすっぽかされたマコトは自分が好意を寄せられていないと思ったのだ。

 ここまではギャグだが、ここから泣かせに入るのがいい。
★「初デートよかったな」と缶ビールに書かれた高野部長(藤木直人)の言葉。
★「ひと仕事終えたあとのビールはうまいぜ」と言いながら、流す螢の涙。
★カレーパンにロウソク。

 笑いから涙へ。
 また、螢のキャラでドラマを動かしているのがいい。

 そして視聴者は思うのだ。
 誇張されているが、螢は恋に無器用な自分たちの分身。
 「のだめ」ののだめはエキセントリックすぎて感情移入しにくいが、螢には出来る。
 いかに魅力的なキャラを作るか。
 これが今後のドラマの課題だ。
 ヒントは螢の様に
 『普通の人よりちょっとデフォルメしたキャラ』
 『普通の人よりちょっとズレてるキャラ』


 
コメント
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