話題のボブ・ディランの訳詞テロップ付きTV特集を 同時代的に観られるのは 幸運であったな…と思う。
若いころから現在までの その記録映像を通しで観ると 上手いのはもちろん 毅然として終始一貫していることに改めて感銘。元来 英語もチンプンカンプンなので 僭越で「おそらく」付きなのだが…詩的にも音楽的にも正確に理解し影響を受けた人々が猛烈にいて 支持するブ厚い民衆の層が存在していたからこそ 半世紀も音楽活動を積み上げられたのだろうな…と 思った。(ハーモニカを吹く時の充実感一杯の表情が最高)
まるで人間の 競争と羨望の時代終焉を予言しているかのようだ。
身近では わが故郷の青空をバックに 迷わずじっくり存在感を示し続ける 保存建造物の銅板屋根の姿に例えるしかない。文学的には…難しくて…答えは 風に聞いてみることとします。
「行く年の遠くに風の鳴つてをり:辺見じゅん」
※参考抜粋掲載
「時代は変わる」( THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN' )-1963-
♪「…前略…ラインは引かれ コースは決められる
今、遅いものも もう通り過ぎてしまう
今の移り変わりが早くなるように 秩序は瞬く間に色あせる
そして今、先頭を行くものは あとで最後尾になる
時代は変わっていく」♪