障がい者週間に都合あわせをした訳ではない。たまたま市内にある支援施設の見学の機会を頂いた。その施設前に掲げられている 時代の荒波をくぐってきた風情で貫録ある看板に目が点になってしまった。
判読した内容は…
『いきいき村建設構想:夢編…いきいき村に住む人びとは 汗して働き
楽しく暮らしながら この地の土となり ここを訪れ支える人びとは
風となります。暖かな愛情に満ちた風を いっぱい受けて 土はぬくぬくと
肥え 風土を作ります。 社会福祉法人:いきいき牧場』 …とあった。
ここは 1960年代から地域の市民活動家達が一歩一歩福祉の街づくりの長い道のりを歩み 歴史を積み上げてきた いわゆる開放的な福祉牧場のその地である。
2016(H28)年4月に永眠された 秋山ちえ子さんが村長をされておりました。また 強力な応援者であった永六輔さんも8月にご逝去され…ますます心細くなってきている。
地道な活動で 清々とした日常をコツコツ刻んでいるので なかなか世間の注目度は上がらず 政策的にも優先扱いされているとは云えないだろう。支援者らの温かい愛情を頂きながらも 現実は 決して暖かな…風 とはいい難い。
理想と現実の狭間で萎縮しているより まずは 声をかけてみる…のが いまの自分に出来そうな一事と感じた。始めなければ 始まらない…のだから。 長文ご容赦 m(__)m
「寒稽古病める師匠の厳しさよ:高浜虚子」