街角風景～雪解の雫

　（ギリギリ駆け込み投稿・・・）春の柔らかい陽ざしで屋根の雪がどんどん融け　雫が滝のように落ちています。一粒一粒が万遍なく光を頂いてうらうら感にしっかり変換し　こちらに跳ね返してきます。雨水でやっと春めいてまいりましたが　まだ２月　お彼岸までも少し間がある。寒さ我慢ももうひと踏ん張り…と云った感じ。稚拙写真は　その雫をしっかり捉えておりません…せめて雰囲気だけでも…こういう場面に遭遇しますと　写真のレベルをもっと上げよう！と束の間の意欲が湧いてきますけど…無理せず地道にいくのがストレスがなくてよいようです。ハイ

「にぎはしき雪解け雫の伽藍かな：阿波野青畝」

街角風景～春の漂い

（月末の駆け込み投稿ながら・・・）市内を貫流する中津川の春先風景。写真向こうが下流　さらに遠くにある山塊が南昌山などの志和三山。
まだ水量は充分ではなく河原には残雪がありますが　陽射しはもう確かに春気配。そろそろ河原を散歩をする人が増えてきそうです。
厳寒によってすっかり浄化され　本格的春を待ちに待ちつつある街の風景は　新たな始まりへの希望を強く感じています。

「風光りすなはちもののみな光る：鷹羽狩行」

街角風景～おひなさま

　一刀彫のお雛様飾りで一体の大きさはリップクリームを立てたくらい。見たことのない造りなので　つい空気感を無断拝借？しました。ひな壇が格納箱兼用になっていて　時期がくればサッと仕舞え　これならお嫁に行きっぱぐるのは回避できそうで？　ほこりも被らない。
木の質感を活かした　なかなかの品モノと見てまいりました。春らしい雰囲気でいっぱい。

♪金のびょうぶにうつる灯を　かすかにゆする　春の風　すこし白酒めされたか　赤いお顔の右大臣……春の弥生のこのよき日　なにより嬉しいひな祭りィ～♪―「うれしいひなまつり」　ｻﾄｳﾊﾁﾛｳ　作詞―より

「箱を出て初雛のまゝ照りたまふ：渡辺水巴」

街角風景～雪捨て場

　市内を貫流する中津川の河原は　冬期　商店街や公共施設から持ち込まれる雪の捨て場として活用。
ビルの裏手や道路脇、駐車場など　いつまでも小さな雪山があっては活動も客足も鈍ろうというもの。持ち込みは個別でちびちびながらも引っ切り無し。ただ　春の太陽がいくら降り注いでも解けるスピードはまだまだ。いつのまにか・・・おおきな雪山が築かれていました。
いつもながらの　春の情景がまぶしい。

「雪残りつつ水ぬるむ城下町：京極杞陽」

街角風景～大揺れ再び

　一昨日は　日に何度も揺れて　あの時の恐怖感が　おそらくあの時以上の狼狽えかたで　蘇ってまいりました。
当方は　幸運にも直接被災の経験はなかったけれど　どうしてもこれまでの４年分の映像が増幅してフラッシュバックしてくる感じでした。
専門家の解説では「余震」とのことですが　強すぎて　沿岸部の方々の避難は　お気持ち的にもたいへんであっただろうなぁと　お察しします。


　昨今の世の動きは回転が速く　新しい出来事ばかりに目を奪われ準備も整わず　優先順位付けも難航し　わたわた同時進行やむなしの情況。
大事な大事な脚下照顧の姿勢を…お忘れではないのかなぁ～ニッポン。


　　
「酒飲みて眠りてあした目が覚めて夢だつたかといへたらよきに：長谷川　櫂」