街角風景～サボタージュ

　寒い上に　インフルエンザの大流行と暗いニュースの多さに驚き　外出行動の意欲がすっかり削がれる昨今です。
　昨日土曜日には　かねがね狙っていた歴史系の講義（無料：一般向け）予定があった…のだけれど…どうするかなぁ～と優柔不断でズルズルとしているうちに…短絡的に　寒すぎ！を理由に　スルーしてしまった。（晴天ながら　朝の８時頃段階でも　マイナス6度はあった…言い訳！？）
　その～…つまるところが～…日毎に年齢には勝てない状況になってきているという証が顕在化…の現実を受け止めたくもあり　見栄で認めたくもなし　の逡巡する難しいお年頃…なのである。
　結果　自宅でヌクヌクと　いわゆる　すっかりサボってしまったのである。
　自分で予め決めてたスケジュールを外すのは　学生時以外は　これまでなかなか無かった（ただし！忘却はたくさん有り）ので…少々気弱になったのだけれど　誰もみな平等に時間切れはあり得ることだから　現状から新しい展開を考えるほうが得策…と　ぽっかり空いた青空を見上げ　思い直したのでした。山々は厚い雪雲。
　　　　　　「浮く雲にもっこり山の眠りけり：中川宋淵」

街角風景～亜麻仁油

　冬の乾燥肌対策の第二弾。ほぼ二シーズン前から　冬場を過ぎると少し体重が増え　お腹ポッコリ。同時に　乾燥肌の微悪化傾向。…で　WEBやTVの　それらの関連情報へ　自然に目が行くのでした。
　今シーズンのお試し案件は　亜麻仁油（オメガ3系の脂肪酸）約５ｇ毎日摂取である。WEB上での効能は　良いことばかりが羅列されていて　少々疑いはあるが　好奇心が勝り　半信半疑でお試し中なり…。（亜麻仁油で要検索・確認をされたし）
　スーパーの食用油コーナーに普通に置いていて　一ビンは一ヵ月以内の消費が望ましい　熱処理はしない　などの他はお手軽なので？継続実施中。（TVでは　ビールにも入れて飲んでいた。ただし　５グラム相当）
　目指すは乾燥肌対策…なのだが…ほぼ一ヵ月経過しても　まだ効き目は一向にない。しかし　大のほうのおトイレの日＠回数が　倍くらいに増えた。ひょっとして…ポッコリお腹が凹むか？と　毎晩お風呂で撫でてみるも…こちらも　ほぼほぼ変化なし？なのである。
　やっぱり　何事も根気と忍耐が必要…との結論に至りそうではある。
　なお　腰痛持ちゆえに　ゆるめの腹筋運動+ラジオ体操+歩行運動などと組み合わせ　日々涙ぐましい努力？を　本人はしている…つもりなのだが…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（今回に限り　写真はイメージ写真です）
　　　　　「ひびの手を合わせて拝むほとけかな：橋本鶏二」

街角風景～初霞

　先週１３日は　霞みが棚引いた。御山より上空に大気のフタがかかり雲がしばしビクともしない。風もほぼない。大陸の高気圧は強く　優位にあり放射冷却で　この日の朝はよく冷え込んだ。
　なんだか…外交における今の日本の立ち位置（サンドイッチ状態）…と　だいぶ重なるような風景にも感じられた。
　気象的には　御山の頂上付近から上にあるフタのような層を　安定した気象の層（逆転層）ではないか？と思う。とすると　いま立っている地表は…不安定層？の中で　見た目では穏やかに見えるが　実態は　あまりに短兵急でゴチャゴチャな状態かと？…きっとあの雲は　御油断召さるな！　のサインでは…と思ってしまうくらい　地上世界は混乱している気がしてならない。
　…お城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心（啄木）…的な　抒情性豊かな情況へたちもどることを　もはや「人」は諦めてしまったのだろうか…もう間に合わないのかな？と　孫たちへの責任も感じ　寂しく自問自答するのでありました。
　　「初霞山に加へし齢かな：朝倉和江」

街角風景～松の葉

　松も納め　新年会の声掛けも静かになり　少し落ち着いてきた。あとは…「どんと焼きどんどと雪の降りにけり：一茶」のごとく　豪雪模様にならぬよう…「神はいないと思いながらも寒詣：縁尽」…なのである。なんとも意気地なきことかな。
　寒空を見あげ　頭上の赤松の新葉（多分）の瑞々しさに　力強いエネルギーを感じた。
　そうだ　風雪に耐えた先には必ず春が来るだろう。その時の準備をしよう。ちょうどよい時機だ。準備の準備くらいの　気楽な気分で取り掛かろう…と思ったのであります。おっと　その前に昨年やり残しの宿題は～…考え出すとたくさんあるな～…まずは整理から…ですね。
　「松とりてまた一年を暮らすかな：龍岡　晋」

街角風景～北風

　空は青空。風は北風。空気乾燥なれど　気分は爽快。　だが…どうやっても　寒い　のである。
　こういう時は　お家で音楽聴いてヌクヌク過ごす…（これでいいのか？と思いつつ）…のが一番である。安全だし…（言い訳？）…不健康ながら　取りあえずこれが当面の策。
　北海道の旭川で　13日の最低気温マイナス29.5度！と！なんと！？厳しすぎて危険な事態だ。寒いという表現では間に合わないかもしれない状況で　それでもダイヤモンドダストを撮りに行く…という強者もいるらしく　想像を絶するのである。
　…と周辺を見渡し　人混みも苦手な自分にお似合いの環境は　居住地付近の暑さ寒さが最適？　ここで手を打ちなさい…ということなのかもしれない。
　ということで　寒さが余計身に染みるのは　懐具合のせい…とここはしておこう。決して齢のせいではないと思いたいし…。
　　　「冬の風人生誤算なからんや：飯田蛇笏」